
親愛なる数少ない私の読者の皆様!
今回は外出を控え、ご自宅で音楽をエンジョイしたい方のために、破天荒ながらも至福の時を楽しめるアイテムを、このブログで取り上げてみたいと思います。
今回ご紹介するのは、ずばり、ミラーボール。

コンサートによく行く方であれば、ミラーボールの演出効果に酔いしれたシーンを覚えている方も多いかと思います。
私がよく覚えているミラーボールの演出効果が冴えていたコンサートと言えば1994年のブラー2回目の来日公演。当時の最新アルバム「PARK LIFE」がリリースされた頃で、UKロック・シーンではオアシスと人気を二分にしていました。

ライブ当日、会場の川崎クラブチッタの中は超満員で、当時デーモン・アルバーンが着ていたロンズデールのTシャツ※を着た女性のオーディンスの多さからも分かるとおり、アイドル的な人気も強かったことが窺えました。
※英ボクシング用具メーカーが製造していたTシャツ。UKロック・ファンの間ではザ・ジャムをはじめ多くのアーティストがそのTシャツ着ていたことでも知られています。
黄色い声援の中、登場したブラー。一曲目にオルガン・インスト「LOT 105」を軽くこなすと、「PARK LIFE」からの曲を中心に演奏をしていきます。ライブだとCDやレコードで聴くよりも、実にロッキンな演奏だったのは今でもよく覚えています。
ライブ中盤でしょうか、初期のシングル曲「POP SCENE」の前に、最前列の観客がなにやらよく分からない缶をステージに投げていました。 拾ったデーモンは何なんだ?これはと不思議そうに眺めていましたが、何の缶か確認したデーモンたちは、それを持ちながら曲をはじめました。イントロで早くも缶のボタンを押すと、大量の紙テープが缶から飛び出していました。 まだクラブチッタ規模で楽しめたブラーのライブ。ロンドンの住宅街にあるパブのパーティーでのライブに通じる暖かい楽しさにあふれていました。
そしてライブ終盤。「PARK LIFE」からの必殺のバラード「To The End」が始まると、場内は暗転。ミラーボールが場内に満天の星空の如く輝いていました。大昔の映画で聴けるエンディングテーマ曲のようなこのナンバー。日本でも90年代は、60’sもののサントラ再発ブームだっただけに、この曲をきっかけにブラー・ファンになった方も多いかと思います。
さて、そんな思い出に浸ろうと大事にとっておいた、ブラーの「To The End」の12インチシングル。

久々にレコードを取り出したのに、ただ聴くだけでは何か物足りないと感じました。
そこで、単身赴任で社宅の部屋を自由に使えるという特権を利用し、ミラーボールの設置を決意!
ミラーボールというと、店の設営のプロでないとできないとか、高額なのではないかというイメージが強いかも知れませんが、いざやってみると簡単&ナイスプライスでした!
まずはミラーボール
私が選んだのは、AMERICAN DJ / MB20
直径:20cmと、LPレコードよりも幅を取らないコンパクトサイズです。
そしてそれを回すモーター
AMERICAN DJ / M1RPM
商品ページにある「ミラーボールをゆっくりと回転させ」というキーワードはまさに「To The End」そのものではないですか!
さて、それでは設置してみましょう。
まずは、ミラーボールとモーターをつなげまして….
モーターを天井にとりつけたいのですが….
私が住んでいる社宅はマンションなので、直接釘を打つわけにはいかないという事実に直面。
しかしあきらめないでアイディアを絞り、100円ショップのつっぱり棒を2本、天井の端の狭い部分にしっかりと固定。同じく100円ショップで購入したカーテン用クリップを吊り下げ、モーターの穴に引っ掛けて見事設営成功!

さて、お次はミラーボールを照らす照明機器も必要です。
そこで購入したのが
AMERICAN DJ / PINSPOT LEDII LEDピンスポット
こちらはミラーボールの反対側にあるカーテン・レールの上に、書類用の大きめなクリップ(これも100円ショップで購入)を使い挟んで設置。
さて全てそろったところでコンセントに電源を入れ明かりを暗くすると….

まさに、あのライブの思い出が部屋の中で蘇ります!90’sフォーエヴァーと叫びたくなるブリット・ポップの日々。これこそ、レコードのもう一つの楽しみ方といえるでしょう。
社内のレコード仲間の方々にもこの効果は好評の様です。

実際このミラーボールを用いて、定期的にレコード会をやる等、この部屋が重宝されるようになりました。
さて、このレコード、「To The End」が終わるとお次にはじまった曲が最強の90’sディスコナンバー「Girls And Boys」のリミックス。ミラーボールの効果も手伝ってこれアガります!

単身赴任の音楽ファンの皆様も、家族と一緒の家ではなかなか出来ない、ブッ飛んだ音楽鑑賞をしてみてはいかがでしょうか?
ブラー以外にもミラーボールと一緒に楽しみたいレコードがたくさんありますので、いくつかご紹介してこのブログのペンを置きたいと思います。
1、David Bowie / Lady Stardust

説明不要のロック名盤にしてデビッド・ボウイの代表作、「ジギー・スターダスト」のB面のオープニングナンバー。きらびやかなピアノの音色とボウイの歌声はまさに空から振り落ちる星の様!ミラーボールを回しながら聴くと病みつきです。
2、The Velvet Underground / I’ll Be Your Mirror

アンディ・ウォーホルによるジャケットも有名な、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバムから。
タイトルからしてそのまんまの曲ですが、アルバムの他の曲もミラーボール映えする曲だと思います。ジャケット裏にはメンバーのそれぞれの顔にミラーボールの光が照らされていますね。

3、Dan Hartman - Instant Replay

ミラーボールと言えばディスコ。ミラーボールとよく似合うディスコナンバーは数多いですが、中でもアガるこの曲は大音量でかけるのがおすすめ。セックス・ピストルズ初来日時のクラブチッタ公演で開演前に流れていた「Y.M.C.A.」を彷彿させるスリリングさに溢れています!ぜひお試しを。
