こんにちは。sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
本日は、Ibanez×Vemuram TSV808の紹介をしたいと思います。
まずはレビュー動画を作成しましたので、視聴してみてください。
このTSV808は昨年のNAMMで発表され、その夏に発売される予定が延期になりやっと年末に発売になりました。なんでもこのケースの作りに時間がかかったみたいです。
ですが海外ユーザーは日本ユーザーより先に持っていたりしたので、日本より先に海外で流通していたと思われます。
そのため日本で流通しているもののシリアルは3桁ぐらいからだと思われ、本体に書いてあるシリアルの桁数は0000となっているので、多くとも世界で一万台以下の生産数になりそうです。
発売になってからどの楽器店もすぐ完売したため手に入りづらいのですが、 まだ生産されるようで、もう一回ぐらいは再発売がありそうです。
○ TSV808の特徴
1、出力レベルが高い。
出力の設定が大きいので、12時でちょうど良いと思って踏むと音が大きくなりすぎてびっくりします。 環境にもよりますが、9時ぐらいで、アンプの出音とエフェクトオン時の音が同じ。
2、レンジが広く、硬質な低域の出るチューブスクリーマー
チューブスクリーマーはオンにすると低域が削られますが、TSV808は硬質な低域を残したまま歪みが加わります。感覚的にはクリーンミックス回路を持ったエフェクターと似たような感覚です。
3、歪みの質はマイルドさを残しつつ、割とザラッとしてる。
チューブスクリーマーらしさも残しつつJan Rayの感覚があります。
○ TSV808機能
1、内蔵のDIPスイッチにより、ダイオードの選択が可能。
対称、非対称を選択することが出来ます。
初期設定では、DIPスイッチが両方オンになっています。この状態で一般的な歪みエフェクターとして一番自然に使える感じです。オフにすると歪みが弱くなる印象で大人しくなります。
使い方に応じて変えていくのだと思います。歪みエフェクターとして使用するなら、DIPスイッチはオンになると思います。
ブースターとして使用するなら、オフにして使うかもしれません。
2、9Vだけでなく18Vにも対応している。
18Vで使うと、よりレンジ感が広くなり、安定している印象ではあります。コンプ感も18Vの方があります。
ですが個人的には9Vの方が好きでした、9Vの方がやはり面白いというかギターらしい音が得られます。ミドルもあり、音も太く聞こえます。
18Vで使うメリットがあまりなく、悪く言えば中途半端になる感じです。これはTSV808だけでなく、外部昇圧の他のエフェクターにも言えるかもしれません。
○ 筆者総評
Jan Rayを持って使っている人は、スルーで良いかなとは思いました。チューブスクリーマーが好きな方は買うべきです。
Jan Rayは音のトップを押さえつけてくるイメージがあり、誰でも良い音が出る印象があるのですが、TSV808はそこまでの押さえつけ感はないかなという印象です。
それでも誰が弾いても良い音にはなると思いますので、デフォルメはあります。
ビンテージのTSと比べるとビンテージは物足りなさを感じますが、私にはビンテージの方が自然で、誰が弾いても良い音にはならないので好きです。
▼レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:
Kanji Guitar ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール
(https://twitter.com/KanjiKawabata)
エフェクター:
Ibanez TSV-808
アンプ:
Two Rock Studio Pro Plus
Two Notes Torpedo Live
空間系のエフェクトはパソコンで設定しています。
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。お気軽にご連絡ください。