どうもこんにちは。梅雨の季節がやってきましたね~。晴耕雨読という言葉があるように、雨の日は家にこもって読書するのがおすすめです。
昔から読書が好きで、色々な本を読んできました。特に好きな作家が、伊坂幸太郎さんです。とっても有名な方なので、知っている人が多いと思います。
伊坂さんの作品を読んでいるとわかるのですが、実は色々な音楽が登場していて、音楽にまつわる描写もとても多いです。とても音楽を愛してらっしゃる方なんだなあと、本を読むたびに感じます。
そんな伊坂さんの作品をいくつか紹介します。
1. アヒルと鴨のコインロッカー
![アヒルと鴨のコインロッカー](/contents/uploads/2/2019/5/20190531_2_6400.jpg)
物語は主人公が引っ越してきたアパートの隣人に、いきなり「本屋強盗」を持ちかけられるという、なかなか突拍子のない始まり方をします。
コミカルなお話かと思いきや、しっかりミステリーです。読み進めるほどに登場人物たちの過去が明らかになっていき、最後にはすべての伏線が回収され騙された!と頭を抱えました。見事です。
この物語に終始登場するのがボブ・ディランの「風に吹かれて」。主人公の椎名が唯一歌える曲、という設定も好きです。どこか哀愁漂うこの曲が、作品とマッチしてとてもいい味を出しています。
2. 死神の精度
![死神の精度](/contents/uploads/2/2019/5/20190531_2_6395.jpg)
主人公が死神、というこれまた変わった作品です。7日間の調査で、対象者の生死を決定するのが死神のお仕事。短編集の形式で、6人の人生を描きます。
とにかくこの死神のキャラクターが良い。音楽をこよなく愛していて、隙あらばCDショップに出向いて試聴しています。喫茶店などで音楽が流れた時には「ミュージック!!」と興奮。音楽に対しての執着が面白く、可愛らしいのです。
3. オーデュボンの祈り
![オーデュボンの祈り](/contents/uploads/2/2019/5/20190531_2_6396.jpg)
伊坂さんのデビュー作です。主人公がたどり着いたのは、江戸時代以来「鎖国」をしているという島。嘘しか言わない画家に喋る案山子と、不思議な世界観の中で物語が進みます。
この作品を読めば、きっと清々しい気持ちになることでしょう。1番シンプルに「音楽は素晴らしい」「音楽は大切だ」と訴えている作品だと思います。よく見ると、表紙にも楽器が描かれていますね。
4. アイネクライネナハトムジーク
![アイネクライネナハトムジーク](/contents/uploads/2/2019/5/20190531_2_6397.jpg)
実際に存在する楽曲がタイトルになっているこちらの作品。モーツァルトの非常に有名な楽曲で、アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)という意味があるそうです。素敵ですね。
物語は6編の短編から構成されていますが、それぞれが完全に独立しているわけではなく、少しずつリンクしています。読み進めるごとに話がつながっていく感覚がとても楽しく、読み応えのある1作です。
いかがでしたか?伊坂さんの音楽愛が伝わってきたのではないでしょうか。普段本をあまり読まない方も、音楽にまつわる描写を探して伊坂さんの作品を読んでみると面白いと思います。
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