1965年、ヤードバーズを脱退した エリック・クラプトン の代わりに登場したギタリストが "ジェフ・ベック"。
ヤードバーズ時代はWalker Brothersのギタリスト ジョン・マウス から譲り受けたという、中古の54年製Fender エスクワイヤーを抱えている姿が有名です。このエスクワイヤーは、スチールブリッジサドルをブラスに交換するなど、自身でカスタマイズを行ったようです。
1965年に発表された「Having a Rave Up」のアルバムから数多くの名曲がこのギターで演奏されています。
当時の映像「Heart Full of Soul」の動画で確認することができます。
話は反れますが、Walker Brothersってご存知ですか?『ダンス天国』は聞いたことがあるかもしれません。
その後、ベック・グループではレスポール・スタンダード、第2期ではストラトキャスターへと変遷していきますが、1975年のアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」に収録されている名曲「哀しみの恋人達」では、ギブソンのハムバッカーPUを2基搭載したテレキャスター(通称「テレギブ」)を使用していたことでも有名です。
テレギブを使用している映像も以外と少なく、1981年にクラプトンと共演した
Secret Policemans Concert の映像で確認できます。
セイモア・ダンカンによって改造されたテレギブをエスクワイヤーと交換したけど、後悔していると(笑)
そのインタビューの様子はこちら
そんなベックお気に入りのエスクワイヤーが2007年に世界限定で150本製作されました。ジェフ・ベック エスクワイヤーは、アビゲイルさんが手掛けたスペシャルPUを搭載しています。
フェンダーカスタムショップのクラフトマンたちにより綿密に細部まで再現され、ベック自身も危うく騙されるところだったという。『俺のオリジナルが帰ってきた!』と思ったそうな。
FENDER公式 ジェフベックインタビュー
FENDER / Jeff Beck Tribute Esquire
現行ジェフベックモデル