自宅や外出先で、気軽にクラリネットの運指練習をしたい。そんな方に注目してほしいのが、Odisei Musicの電子クラリネット「TC1B Travel Clarinet」です。コンパクトな見た目ですが、実際の吹き心地や操作感はどうなのでしょうか?今回は、約10年間、吹奏楽でクラリネットを演奏してきた私が、Travel Clarinetを実際に吹いてみました! アコースティッククラリネットと比較しながら、手に取って感じたことをご紹介します。
持った瞬間「軽い!」
まず手に取って感じたのが、「とにかく軽い!」ということです。一般的なBbクラリネットが約800gなのに対して、Travel Clarinetは約400g。重さは約半分、なんと500mLペットボトルより軽いんです! 普段アコースティッククラリネットを演奏している方なら、このコンパクトさと軽さに驚くかもしれません。演奏中はもちろん、持ち運ぶときにも、この軽さは大きなメリット。「出先で少しでも練習したい」というときに、気軽に持っていけるのがTravel Clarinetの魅力だと感じました。

↑左は Travel Clarinet 右は PLAYTECH PTCL-200 Bbクラリネット
ケースもコンパクト!持ち運びしやすい
本体だけでなく、付属の専用ケースもコンパクトです。しっかりとした作りで、本体を入れた状態でも、リュックやトートバッグに収まりやすそうなサイズ感です。アコースティッククラリネットを持ち歩くとなると、どうしても「楽器を持って出かける」という感覚になります。Travel Clarinetなら普段の荷物にプラスして持っていきやすいと感じました。旅行や出張、学校や仕事のあとなど、ちょっとした空き時間に練習したい方にも使いやすそうです。

↑左は Travel Clarinet 付属のケース 右は PLAYTECH PTCL-200 Bbクラリネット付属のケース
組み立て不要!すぐに練習できる
実際に使ってみて便利だと感じたのが、組み立てる手間がないことです。アコースティッククラリネットは、グリスを塗って楽器を組み立てる必要があり、吹き始めるまでに準備が必要です。その点、Travel Clarinetは本体にマウスピースを取り付けるだけですぐに練習を始められます。「ちょっとだけ練習したい」というときでも、サッと取り出して演奏ができます。
標準的なBbクラリネット用のマウスピースに対応しており、使い慣れたものを取り付けることもできます。マウスピース、リガチャー、キャップ、リードが付属しているので、これらを別途そろえる必要がないのも助かります。
コンパクトなのに、本格的なキイ配置!
驚いたのが、アコースティッククラリネットのキイがしっかり再現されていることです。トリルキイも搭載されているので、通常の運指だけでなく、替え指を使った練習もできます。さらに、クラリネット特有のリングキイもそのまま再現。実際に演奏してみても操作感に大きな違いを感じることなく、練習できました。コンパクトな楽器ですが、アコースティッククラリネットに近い感覚で指を動かせるのは大きなポイント。

↑トリルキイやリングキイなどクラリネット特有のキイをしっかり再現!
口元への負担が少ない
実際に吹いてみて、個人的に一番印象に残ったのが口元への負担の少なさです。アコースティッククラリネットの場合、音を出すためにはアンブシュアを保ちながら息を入れ続ける必要があります。一方、Travel Clarinetは息を吹き込むことでセンサーが反応して発音する仕組み。吹き比べてみると、アコースティッククラリネットよりも口元への負担が少なく感じました。長時間練習すると口元が疲れてしまう方に、練習用として試してほしいポイントです。
もちろん、アコースティッククラリネットとは吹奏感が異なるため、完全な代わりになるものではありません。それでも、運指練習など日々のトレーニングを補助する楽器として考えると、かなり面白い選択肢だと思います。
練習だけじゃない!幅広い演奏が楽しめる
Travel Clarinetは、クラリネットの練習だけでなく、幅広い演奏を楽しめるのも魅力です。専用アプリ「Travel Instrument App」と接続すれば、クラリネットはもちろん、サックスやフルートなど50種類以上の音色を使用できます。いつものクラリネットの運指で、違う楽器の音を鳴らせるのはデジタル楽器ならではの面白さ!さらに、息の強さによる強弱表現に加えて、本体を上下・左右に動かすことでピッチベンドやビブラートをかけることもできます。
お気に入りの曲を流しながら演奏したり、PCやMacにつないでMIDIコントローラーとして使ったりと、活用方法はさまざま。運指の練習に加えて、普段のクラリネットとはひと味違った演奏を楽しめるのもTravel Clarinetの魅力だと感じました。
まとめ
実際にTravel Clarinetを吹いてみて感じたのは、「気軽に持ち運べて、思い立ったときにすぐ練習できる」という手軽さです。約400gという軽さに加え、コンパクトなケースで持ち運びやすく、準備もマウスピースを取り付けるだけ。アコースティッククラリネットに近いキイ配置で、運指や替え指の練習ができます。さらに、口元への負担が少なく感じられ、50種類以上の音色やピッチベンド、ビブラートなど、デジタル楽器ならではの演奏も楽しめます。
アコースティッククラリネットとは吹奏感が異なりますが、自宅や外出先での運指練習にはもちろん、いつもとは違った演奏を楽しみたい方にもおすすめしたい1本です!
Travel Clarinetの詳しい機能や使い方については、こちらの記事でも紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!







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