コロナ渦における情勢もあり、自宅でできる趣味としてDTMを始めた方も多いのではないでしょうか。本日はそんな方に、自分が普段使用しているソフトウェア音源の一つをご紹介していきます。
〇Addictive Drums2について

スウェーデン発、XLNAudioがおおくりするドラム音源Addic Drums2は、サウンドクオリティーに優れ、使い易いリズムパターンを収録する人気のソフトウェア音源です。AD2本体となるソフトを持っていれば、豊富に用意された拡張音源を買い足して、好みに合わせてライブラリーの充実を図れることも魅力です。
DTM目下修行中の身である筆者もこの音源を愛用しています。数あるドラム音源の中でこの音源を選ぶその理由についてご紹介していきます。
押しポイント1.動作が軽快
いきなりその理由から始まるのかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかしながら筆者にとってこれはかなり重要なポイント。

筆者は曲作りの際、MacBook Pro のみ家のリビングに持って行きソファーに座りながらリラックスした状態で制作に取り組むことが多く、負荷のかかる容量大きめの音源を使用すると読み込み時間にストレスを感じることもしばしば。
AddictiveDrums2はメジャーなドラム音源の中でも比較的負荷が少なく読み込みやエディットがストレスフリーで行えるためとても重宝しています。
押しポイント2.とにかくプリセットが使いやすい

音色・リズムパターンのサンプルがあり、再生しながら使用するプリセットを選択できます。元から所有している音源に応じて拡張音源を買い足せば、メタル、ジャズ、R&B、エレクトロニックなど豊富なジャンルにも対応可能です。

選んだリズムパターンのプリセットに物足りなさを感じた際には、アクセントやベロシティの幅を調整できます。筆者がよく利用する機能が写真赤枠の「RANDOM」ですが、文字通りタイミングとベロシティにランダムな変化を付けることができ、より人間らしい音、フレーズに仕上げることができます。

※画像はCubasePro11エディット画面 ある程度自分で調整したパターンをmidiデータで出力することができ、細かい部分もMIDIで調整できます。
押しポイント3.各キットの音も調整しやすい

キック、タム、シンバルなどそれぞれの音も細かく調整することができます。ピッチ調整やEQ・コンプの調整も可能。またOHやROOMの混ぜ具合をキット毎に調整できるのも魅力の一つ。 筆者はイコライジングやコンプレッサーを別のプラグインにより調整することが多いのですが、AddictiveDrums2上の各パラメータはOFFにしておくこともできます。
押しポイント4.パラアウトの設定が分かりやすい

編曲やミックスの際に必要となるパラアウトですが、AddictiveDrums2の場合、各キットに対応するフェーダーの横にある「↓」からパラアウトの設定を行うことができます。

Cubase上で実際に出力を有効にすると↑のような画面になります。これにより各トラック毎にさらに細かい調整が可能になります。
今回は、筆者が個人的におススメしているソフトウェア音源の一つAddictive Drums2についてご紹介しました。サウンドハウスでも販売しております。ぜひ一度チェックしてみてください。
XLN AUDIO / Addictive Drums2 Custom 簡易パッケージ版
機会があればさらに細かい活用法や、他のプラグインソフトについてもご紹介したいと思います。それではまた次回!