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バスドラムのシェル修理してみた

2021-04-01

テーマ:ドラム・パーカッション

コロナウイルス流行の昨今、外出することが難しくなりましたね。
おうち時間が長くなった今、楽器の整備や整理をされている方が多いのではないでしょうか。
私は今まで、休みの日には買い物や趣味の音楽をするために必ず外出していたので、家でゆっくり楽器をイジることがありませんでした。緊急事態宣言が発令され家に籠らざるをえないこの機会に以前壊れて使えなくなっていたバスドラムを修理してみましたので、皆様に様子を少しお見せします。

割れたシェル
バスドラムが使えない原因はこの割れたシェルです。7plyのシェルなのですが、画像のように見事に割れ、裂けています。画像では少し分かりにくいですが、割れた木片が衝撃でシェル奥に入り込んでしまい、破れた部分だけシェルが膨らんでしまっています。
まずはピンセットを使って割れた破片を除外していき、元のシェルの厚みになるようにします。

破損部の接着
次に、割れた部分を接着していきます。
今回はD I Yでも使われている強力接着剤を使用します。
破れた部分に流し込むように接着剤を付けていくのですが、この時に破れた木片を混ぜながら破損部分を埋めていくようにしました。接着後はシェルがふくらんでしまうことがないように洗濯バサミで挟みました。

接着剤を硬化させる
接着剤の硬化は最低でも5日かけるようにと注意書きに記載がありましたが、1週間かけて十分に硬化させます。

断面を整える
接着剤を部分的に除去し、シェルの形に整えます。今回は電動ヤスリも使用して作業を行いました。 ヘッドが当たる部分は特に丁寧に作業し、断面が平になるようヤスリで削っていきます。

右の写真はヘッドを張ってみたところです。
ちょっと分かりにくいですが、破損していた部分もしっかりとヘッドに密着しています。
チューニングも違和感なくでき、一安心です。

別の場所にも破損発見
作業完了!!と思いきや、、、作業中に気付いてしまいました。
長く使っていたためか、タムホルダーの付け外しが原因で木が部分的に割れてささくれになっていました。
ついでにここもヤスリで削っておきました。

今度こそ!最後に組み上げて完成です。

いかがでしたでしょうか。
コロナウイルスが落ち着いて音楽活動ができるようになったらまた以前のように活躍してもらおうと思います。
皆さんも家に眠っている楽器がありましたら、今のうちに整備してみてくださいね。

営業部 / 西野 仁志

高校の吹奏楽でパーカッションを始め、マーチングにハマったことがきっかけで音楽の世界に飛び込みました。現在は休日に楽団でドラムを叩くなど趣味で活動しています。乾燥肌だが緊張すると手汗をかく残念な体質のため、ドラムスティックにこだわりを持っており、塗装が薄い持ちやすいスティックを日々探しています。Steve Gaddという神様を崇めると共に、LUDWIGの魅力に憑りつかれてしまい、スネアを買い漁っています。 幼稚園の先生や介護施設の管理といった異色の経歴を持つ、身長155cmの九州男児!!

 
 
 
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