こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
先日、小学生ぶりに床屋さんにいったらお願いした3倍くらい髪を切られてしまいました。 イメージを伝えることの難しさを再認識…。コラムを書かせていただくときも読んでくだ さっている方に少しでも内容が伝わるように努力していきます。
さて、以前に「巻き肩」についてのコラムを書かせていただきました。 今回はそのコラムの続きで巻き肩を改善していくストレッチを紹介していきたいと思いま す!(巻き肩については以前のコラムをご参照ください)
肩甲骨を柔らかくすることで巻き肩を改善し、疲れにくい姿勢を作っていくことが今回の目標となります。
実際にストレッチをしていく前に今一度、肩甲骨が柔らかく動かせるメリットについておさらいしておきましょう。
1. 疲れにくくなる
前回のコラムで書きましたが、ざっくりいうと筋肉が硬い=疲労しやすい状態なのです。特に肩甲骨周囲は筋肉がたくさん付いていますので、これらをほぐしていくことで疲れにくい体になっていきます。
2. 腕、手指の安定性が向上する
肩甲骨は筋肉でぶら下がるように体幹についている、いわば不安定な土台です。肩甲骨周囲の筋肉が硬くバランスが崩れた状態だと、これに連なっている腕や手指はモロに影響を受けてしまいます。逆に肩甲骨がどっしりどんな動きにも対応できるくらい柔軟に動かせれば、その分手先の操作性も向上するのです。
3. リズム感が良くなる(かも?)
これは練習次第ですが、体の柔軟性が高い方が柔軟にリズムに乗りやすくなります。
音楽人かそうでないかは関係なく、肩甲骨が柔らかいということはメリットしかないですよね。
現代人、特にミュージシャンは肩甲骨周りの硬い、「巻き肩」の人がとても多いように思います。
人によって身体の状態は違いますので一概には言えませんが、ポイントを抑えてしっかり肩甲骨を動かせれば、肩甲骨を柔らかい状態に保つことは可能です。
それではやっていきます!
まずは「背中で握手」をやってみて肩甲骨の柔軟性を確認してみましょう!

僕もなんとか手は届きますが、まだまだ硬いですね…。笑
特に右側…。精進します。(>_<)
「背中で手繋ぎ」ができる人はこれをやるだけでも肩甲骨周りの良い運動になりますので 是非ストレッチがてらやってみてください!

これができない方は毎日ちょっとずつ肩甲骨を動かす練習を続けていきましょう。「巻き肩を治したい!」「柔らかくしたい!」という気持ちがあれば確実に身体は変わっていきます。大切なのは“継続”することです。上手く自分を盛り上げてモチベーションを キープしていきましょう!
とりあえず今日はサルでもできる(?!)巻き肩改善のためのめっちゃ簡単なストレッチ を2つを紹介いたします。是非この機会に覚えてみていただければ嬉しいです! 1つ目はこんな感じ。
- 腰から後ろに手を回して手を組みます。
- 胸を張り開いていく。それと同時に肩甲骨を背骨に寄せていきます。この時に肘が伸び て手が腰から離れていくようにできるとグッドです。

後ろ向きに伸びをするような感覚です。

もし上記した方法でできなければ、こちらの方法でもOKです!

- 脇を閉じた状態で肘を曲げ、手を外側へ開きます。
- 胸を張り、肩甲骨が背骨に近寄っていくようなイメージを持てるとグッドです。
注意点は力任せにやるのではなく、「骨や筋肉が動いている感覚」を感じながらやることです。
2つ目はこんな感じ。

- 両手をバンザイする
- 斜め後ろに手を回しながら下ろしていく。
これだけです。
大切なポイントは1つ目のストレッチと同じで、「胸はしっかり開く」「肩甲骨を背骨に 寄せる」この2つが守れていればバッチリです。大きく動かすことを意識してみてください。

あくまでストレッチなので力を入れすぎず行ってみてくださいね。
いかがでしたでしょうか! 大切なポイントは「しっかり胸を張ること」「肩甲骨が動いている感覚を感じる」この2点です。
痛みが出る時は無理せず、動かしていて痛気持ちいい程度の範囲で行うようにしてみてくださいね!
これのストレッチが習慣化した暁には、巻き肩とはおさらばできている(はず!)ので、ぜひトライしてみてください。
またギターを弾く前や弾いた後、日々の身体のメンテナンスとして取り組んでいただけると嬉しいです!
もしギターや音楽にまつわる身体の不調や姿勢のことでお悩みのことがありましたら、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご相談いただければ可能な範囲でお答えさせていただきます!お気軽にご連絡ください( ^ω^ )
それではー!
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