こんにちは。こちらに投稿させていただいておりますYoshitakaです。
昨年はコロナ禍の巣籠り需要で、自宅用音楽機材に人気が集まったと聞いております。そんな中、世界的に人気となった、Positive Grid Sparkアンプを入手したので参考までに使い勝手等を書いてみたいと思います。
1、Positive Grid Spark アンプの特徴
このアンプ、最新技術が搭載されていて以下のような特徴があります。
- スマホ、タブレットと連携して以下のようなことができる。
・Youtube等の音楽動画からコードを解析し表示する(著作権で保護されているものは不可)。
・膨大な数のバーチャルエフェクトを適用することができる(プリセットで10000以上)。 - USBインターフェース、Bluetoothスピーカー機能を備えている。
- エレキギターのみならず、アコースティックギター、ベースまで使用可能
詳細はサウンドハウスさんの製品ページ等で確認できます。
■ Positive Grid ( ポジティブ グリッド ) / Spark
2、実際に使ってみた感じ
- 音量、音質
個人的には音量、音質ともにとても良いと思います。ただ、プリセット段階でエフェクトがかかっているので素の音がどういうものかはアプリで弄らないとわからないです。一般的と思われるプリセット1でもリヴァーブ、ディレイが軽くかかっています。スマホから変更はもちろん可能ですが少し手間かもしれません。音量/音圧的には近いサイズのphiljones BG-75 ベースアンプ以上にあるかもしれません(スタジオにSparkをまだ持ち込んでいないので正確にはわからないので感覚的なものですが)。
音質的にクセのある音ではないとも感じていますが、空間系エフェクトを使用した場合、床置きでは広がりを感じづらく、ヌケが悪いと感じるかもしれません。少し高さを取れば印象は違うと思います。 Bluetoothスピーカーとしても音は良いのではないでしょうか。
※アンプやオーディオマニアではない者の感想ですのでその点ご了承ください。 - エフェクト
全てを試すには膨大すぎるので、ある程度絞り込んで調整した方が良いと思います。都度アプリ操作は面倒なのでお気に入り4つ作ってハードプリセットに登録する方が使いやすいと感じます。 - コード解析
コード解析は「解析依頼」してからのようで時間がかかり、またメジャー、マイナーといった基本的な部分は解析されているようですが、テンションコード等はさすがに難しいようです。純粋にコード解析機能だけで考えた場合、YAMAHAの無償アプリ Chord Trackerの方が9thなども解析し、処理も速いのでこちらも使ってはどうかとも思います(※Spark解析だとテンポ変更等他の機能が使えるのですが)。
ただしChord Trackerの場合、動画ではなく音声が対象なのでその点も注意が必要かと思います。 - 拡張性
LINEOUTがあれば嬉しいですが、外部出力はオーディオインターフェースのみだと思います。自宅練習(必要に応じてDAW音源作り)に特化したアンプという認識ではないでしょうか。
3、Sparkに関する個人的な小ネタ
- SparkアプリのBluetooth接続
iPadは即認識したのですが、AndroidスマホはなぜかSpark Ampと一発では繋がりませんでした。少し試行錯誤した結果、SparkはBluetoothスピーカーとSpark Amp としての2つのデバイスがあることがわかったので、先にBluetoothスピーカーとして認識させ(アプリ不要)、そのあとSpark Ampを認識させる(アプリ必須)ことで上手く接続できました。IT機器のBluetooth接続不良については様々な原因があるかと思いますが、Spark Ampは自動ペアリングなのでペアリングスイッチがありません。Bluetoothスピーカーはハードプリセット4がペアリングスイッチになるので、もしAmpで接続がうまくいかなかった場合、こちらを先に認識させてBluetooth接続可能かどうかを確認することをお勧めします(個人の勝手な経験で恐縮ですが)。 - 購入にあたって
Sparkは当初メーカー直販が中心だったと思います。2020年10月頃からサウンドハウスさんはじめ日本の大手楽器店さんで購入可能となりました。メーカー直販モデルにしかなかった専用バッグも流通し始めましたので日本での使用にあたっては日本の楽器店さんで購入の方が良いかと思います。私はコロナ禍中、最初メーカー直販で注文したのですが、世界中から注文が殺到したこともあって納期が未定になったので、キャンセルしました(メーカーも超多忙だったのは重々理解していましたが、英文メールでの問い合わせ等は少し大変でした。)。日本の楽器店さんの購入だとマニュアルも日本語(メーカー直販も日本語マニュアルがあるかも確認していません)ですし、在庫や納期情報も正確かと思います。
4、まとめ
どうしてもこのような多機能製品は搭載されている内容全てを試してみたい気がしますが、普通に音の 良い様々な楽器に使えるアンプとして使っていきたいと思います。実はコード表示機能などはあまり使ってなくて、宅録用アンプとして各パートの音源作ってBluetoothスピーカーとして鳴らしたりベースアンプとして音を出したりという一般的な?使用で結構満足できる機種だと思っています。
以上
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら