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原始神母による『原子心母』 全曲再演! PINK FLOYD TRIPS 2021 狂喜のライブレポート第三部 2021年4月3日

2021-10-20

テーマ:ギター, イベント・ライブ情報, ショーレポート

プロフェッショナルなミュージシャン達によるピンク・フロイドのカバーバンド、その名も原始神母。4/3に行われたライブ「PINK FLOYD TRIPS 2021」は怒涛の3部構成でした。
第二部はフロイドの名作のひとつ『原子心母』を、チェロ、コーラス、ブラス隊を入れての全曲再演というとんでもないもの。興奮と恍惚が行き交うような名演でした。

そして第3部。これもまたUKロック・ファンからディープなフロイド・ファンまで、この場に居合わせたオーディエンスの心をときめかせる演奏と選曲で大いに沸かせた内容でした。
このブログではライブレポートの最終回として、第三部、そして意表を突いたアンコールの模様をお伝えします。

秋から開催される新たなツアーの日程が決定している今、これから原始神母を初めて見に行こうと思っている方にも、予習として楽しんでいただけたら筆者としては幸いです。

Photo by 畔柳ユキ

1、Shine On You Crazy Diamond

フロイドのアルバム『炎~あなたがここにいてほしい』のオープニング・ナンバー。ライブ・アルバム『光~PERFECT LIVE!』や、『P·U·L·S·E』、そして、ギルモアのアコースティック・ライブのDVDのオープニングもこの曲だったこともあって、また新たにライブが始まるという高揚感に浸れます。何度聴いてもスリリングなイントロ。UKモダンポップなシンセの演奏が始まった瞬間、一気に70'Sな世界にトリップしていきます。そして、哀愁のギターメロディー。ただリアルに再現するのではなくUKロック独特のカッコよさを表現するギタープレイは、やはりギルモア愛にあふれた木暮"shake"武彦さんならではです。今こうして書きながら思い出すだけでも鳥肌が立ちそうです。
この曲でのケネス・アンドリューさんのボーカルはロジャー・ウォーターズの雰囲気もあり、ロジャーのソロアルバムも好んで聴いていた私としては実に嬉しいパフォーマンス。そういう耳で聞いていたせいか、ラヴリー・レイナさんと冨田麗香さんのコーラスも少しソウルフルに聴こえます。
そして曲の中盤には先ほど「原子心母」で指揮をしていたYOKANさんが登場してサックス・ソロを披露。フロイド・ファン至福の時です。

Photo by Koichi Morishima Photography

Photo by 四海尚子

Photo by 四海尚子

Photo by Koichi Morishima Photography

2、Wish You Were Here

前曲と同じくアルバム『炎』のナンバーから。木暮"shake"武彦さんと扇田裕太郎さんによるアコースティック・ギター・アンサンブルの息が実に合っていて、こういうところからも一時のイベントだけで集まっているトリビュートバンドとは一線を画すバンドであると感じます。思わず『炎』の日本製レコードジャケットに貼ってあったステッカーの「魂をこの大地へ呼び戻す、ああ、あなたがここにいてほしい」というキャッチフレーズを思い出しました。
演奏が素晴らしいだけに、できればみんなで大合唱して楽しみたかった!

Photo by Koichi Morishima Photography

Photo by 畔柳ユキ

3、Another Brick In The Wall part2

いよいよアルバム『ザ・ウォール』からのナンバーも飛び出してきました。 ここではライブ・アルバム『P•U•L•S•E』をモチーフとしたオープニングになっていて、効果音とともに「Another Brick In The Wall」のPart 1のギターリフから始まるアレンジです。『P•U•L•S•E』の時に来日公演が実現しなかっただけに、日本のファンには大きなプレゼントと言えるでしょう。アルバム『ザ・ウォール』でこの曲を聴くとプロデューサーが取り入れたディスコ・ミュージック的なテイストが印象的ですが、原始神母による演奏はヘヴィなギター・サウンドになっていて、柏原克己さんのよりロックなドラムも相まって、ストレートなロックという佇まいなのが楽しいです。また、ハモンド・ソロは亡きリチャード・ライトへのリスペクトを感じる三國義貴さんと大久保治信さんのオルガン&キーボードバトル。フロイド版ライブでは味わえないスリリングさと言えるでしょう。
しかし……これもみんなで大合唱したかった、本当に!!

Photo by Koichi Morishima Photography

Photo by 畔柳ユキ

4、Comfortably Numb

続いて『ザ・ウォール』からのシングル曲が登場。第一音から興奮するこの曲。ボーカルAメロを扇田裕太郎さん、Bメロをケネス・アンドリューさんが担当。こちらのアレンジはライブ・アルバムではなく、オリジナル・アルバムの雰囲気を感じます。あの独特の浮遊感をストリングスサウンドのシンセやコーラスの声により見事に表現。扇田裕太郎さんが歌う部分は、ロジャー・ウォーターズの雰囲気に加えて、少しボブ・ゲルドフの声も表現している感じがして、『ザ・ウォール』好きな私には鳥肌ものでした(※)
そしてギター・ソロの音色は、後半になるにつれて同アルバムの「ヤング・ラスト」が思い出されて実にたまりません!
(※ ピンク・フロイドが制作した映画『ザ・ウォール』はボブ・ゲルドフが主演しています。)

Photo by 畔柳ユキ

5、Run Like Hell

そしてまたまた『ザ・ウォール』から、とどめのフロア・キラー・ナンバーを放って本編が終了。バンド全体でこの曲の楽しさを余すことなく再現。申し訳ないのですが、『ザ・ウォール』好きなので、興奮のあまり細かい部分を見失ったまま時が過ぎてしまいました。この曲をたまにかけるクラブで踊り狂ったかつての日々を思い出す程でした。
と、ここで私が思った事があります。原始神母というバンドは、フロイドのトリビュートを通して独特のグルーヴを放つ事で、コピー・バンドにはない愉しさを追求しているグループなのではないかという事でした。その思いは次のアンコール曲でさらに強くなりました。

さて本編が終わり「アンコールは何だろう」というお馴染みの話題になります。
私も、一緒にきた会社の上司も原始神母のライブは初体験です。
「やはり定番の代表曲をやるのでしょうか」
「もし定番なら「狂気日食」で終りですかね……」
「それともマニアックなファンも多い事でしょうから、意外な選曲になるんでしょうか」
「『ウマグマ』とか『神秘』とか……』
「超サプライズで『モア』や『雲も影』からなんて、ガハハハハ」
「やるわけないだろ!笑」
なんていう会話をしていたらなんと!

Encore:Nile Song

冗談でいっていたつもりが、まさかの選曲!フロイドが手掛けたサウンドトラック盤『モア』からの激しい演奏が印象的なアッパー・ナンバー。確かにライブで盛り上がる曲ですが、この曲をラストに持ってくるなんて、さすがディープなファン心を解っているバンドです!!
ケネス・アンドリューさんの、これでもかと言わんばかりの激しいボーカルを聴いていると、「ヤング・ラスト」も聴きたくなります。また途中のラヴリー・レイナさんと冨田麗香さんのコーラス。サントラの曲という事を意識した歌い方なのでしょうか、とてもモンドチックに聴こえてきます。1990年代に渋谷系ブームの波にのって再評価された、60年代のサントラ・アルバムたちを聴いていた頃を思い出してしまいました。実は、原始神母のライブでは、この曲をいつも最後にやっているという事を木暮"shake"武彦さんがステージで言っていましたが、まさにフロイド・ファンのフロイド・ファンによる、フロイド・ファンのためのライブを体感した一日でありました。

Photo by畔柳ユキ

原始神母。独特の演出と演奏による、言葉では言い尽くせない程の多幸感あふれるライブを展開しておりますが、11月には『原始神母 ~PINK FLOYD TRIPS~ 2021 秋 “おせっかい/Meddle” ~50 years anniversary tour~』と題したツアーを予定しています。ツアー名の通りアルバム『おせっかい』を全曲再演するという、これまた見逃せないもの。
特に期待したいのがアルバム収録曲「エコーズ」。ギルモアのソロ・コンサートで演奏されるも、来日公演をしてくれない悔しさをDVDで満たしている私の様な後追い世代のファンにとっては、今から手に汗を握るくらいの期待値です。
もうこうなったらアルバム『永遠』の50周年ライブの時まで原始神母を追っかけていきます!

Photo by Koichi Morishima Photography

PINK FLOYD TRIPS 第三部 2021年4月3日川崎クラブチッタ
原始神母 メンバー(敬省略)
木暮"shake"武彦(Guitar)
三國義貴(Keyboards)
大久保治信(Keyboards)
扇田裕太郎(Bass, Guitar, Vocals)
柏原克己(Drums)
ケネス・アンドリュー(Lead Vocals)
ラヴリー・レイナ(Chorus)
冨田麗香(Chorus)

原始神母ライブ情報
『“おせっかい/Meddle” 〜 50years anniversary tour 〜』
11/4(木)長野 LIVE HOUSE J
11/5(金)名古屋 Electric Lady Land
11/11(木)神戸 CHICKEN GEORGE
11/12(金)神戸 CHICKEN GEORGE 
(東京&大阪公演決定!)
“おせっかい/Meddle”+”原子心母/Atom Heart Mother” 全曲再現2本立て 〜 50years anniversary tour 〜
12/24(金)大阪BIG CAT
12/30(木)六本木 EX THEATER

詳細は原始神母の公式サイトツアー情報を!!
http://pinkfloydtrips.com/tour/

■ 原始神母「原子心母」オーケストラ入り再演ライブ動画

原始神母ホームページ
 http://pinkfloydtrips.com
Facebook @pinkfloydtrips

Twitter @genshi_shinbo

Instagram @genshi_shinbo

最後に!サウンドハウスで取り扱っているフロイド心をくすぐるアイテムをひとつ!

GHS ( ジーエイチエス ) / GB-DGF DAVID GILMOUR SIGNATURE Blue

『The Wall』の時代からGHS Boomersを愛用するデヴィッド・ギルモアのシグネチャー弦セットです。
明るく張りのあるパワフルなサウンドが魅力の定番エレキギター弦GHS/Boomersシリーズ。ラウンドコアに、ニッケルメッキスチールをタイトに巻きつけ作成された弦です。音のヌケも良く、耐久性にも定評があります。「Comfortably Numb」を弾きたい。

営業部 / 市原 雅之

45歳にしてオヤジバンドにベーシストとして参加。バンドでサウンド・ハウスの存在を知りその勢いで入社。 趣味は英国ロックのレコードコレクション。ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイとP.I.L.を愛する永遠の29歳。

GHS / GB-DGF DAVID GILMOUR SIGNATURE Blue

GHS

GB-DGF DAVID GILMOUR SIGNATURE Blue

¥650(税込)

エレキギター弦、デヴィッド・ギルモアモデル、010、012、016、028、038、048

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