業務用音響機器の設計・製造におけるリーディングカンパニーとして知られるQSCは、設立以来40年以上もの歴史を誇ります。パワーアンプをはじめ、ラウドスピーカー、DSP、デジタルミキサーなど総合的な音響機器メーカーとして全世界に販売網を持ち、設備用、移動式、映画用など多岐に渡る分野で優れた製品を提供し続けています。
PLDシリーズは、QSCの最新技術を結集した革新的、かつ画期的なDSP搭載マルチチャンネル・パワーアンプです。フロントには大型カラー液晶ディスプレイ、各chにクロスオーバー、5バンドPEQ、リミッター、ディレイを搭載。合計出力をチャンネル数に合わせて分配可能にしたFlexible Amplifier Summing TechnologyTM(FAST) により、様々なシステムに対応可能な最先端モデルです。
GXDシリーズは、PLDシリーズと同等のDSP、大型LCDディスプレイを採用し、PLDシリーズが誇る最高の音質をリーズナブルな価格で提供するために開発された最新パワーアンプです。
PLX2シリーズは、Powerlightテクノロジーを搭載した、プロユース向けのPLX2 02シリーズと、PLX2 02シリーズのサウンドを継承しつつ、必要な機能だけに絞り、コンパクト化を図ったPLX2 04シリーズをラインナップ。
軽量設計ながら驚異のハイパワーを誇るGXシリーズは、QSCオリジナルの最新鋭保護回路"GuardRail"を搭載し、すべてのパフォーマーに最高のサウンドを提供します
新しい出力デバイスを使用したカスタムパワー・ステージと、QSC 第3 世代クラスDパワーアンプ・デザインを採用し、更に、パワー・ファクター・コレクション(PFC)とパワーライト・パワー・サプライの併用により、軽量、省電力、ハイパワーを実現。
Flexible Amplifier Summing TechnologyTM(FAST) により合計出力をフレキシブルに分配し、自由にルーティングを組むことが可能。
PLD4.2 | PLD4.3 | PLD4.5 | |||||
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Peak | Continuous | Peak | Continuous | Peak | Continuous | ||
4 Independent Channels A, B, C, D |
8Ω | 500 W | 400 W | 900 W | 625 W | 1200 W | 1150 W |
4Ω | 700 W | 400 W | 1400 W | 625 W | 2000 W | 1250 W | |
2Ω | 625 W | 325 W | 1200 W | 625 W | 1600 W | 625 W | |
2 Channel BTL Bridged A+B or C+D Doubles Voltage |
8Ω | 1200 W | 800 W | 2400 W | 1250 W | 4000 W | 2250 W |
4Ω | 1500 W | 600 W | NR* | NR* | NR* | NR* | |
2Ω | NR* | NR* | NR* | NR* | NR* | NR* | |
2 Channel Parallel AB or CD Doubles Current |
8Ω | 500 W | 400 W | 1300 W | 1150 W | 1250 W | 1150 W |
4Ω | 950 W | 800 W | 2000 W | 1250 W | 2400 W | 2250 W | |
2Ω | 1200 W | 800 W | 2500 W | 1250 W | 4000 W | 2100 W | |
1 Channel 3CH Parallel ABC Triples Current |
8Ω | 500 W | 400 W | 1400 W | 1150 W | 1400 W | 1150 W |
4Ω | 950 W | 800 W | 2400 W | 2000 W | 2500 W | 2400 W | |
2Ω | 1800 W | 1200 W | 3500 W | 2500 W | 4500 W | 4100 W | |
1 Channel Bridged/Parallel AB+CD Doubles Current and Voltage |
8Ω | 1600 W | 1500 W | 3500 W | 2500 W | 4500 W | 4200 W |
4Ω | 2500 W | 1600 W | 5000 W | 2500 W | 7500 W | 4200 W | |
2Ω | NR* | NR* | NR* | NR* | NR* | NR* | |
1 Channel 4CH Parallel ABCD Quadruples Current |
8Ω | 500 W | 400 W | 1400 W | 1150 W | 1600 W | 1150 W |
4Ω | 1000 W | 800 W | 3000 W | 2500 W | 3000 W | 2300 W | |
2Ω | 1700 W | 1600 W | 5000 W | 2500 W | 5300 W | 4200 W |
For complete specifications of power output distribution (single, bridged, parallel channels and all combinations), please refer to the product’s User Manual.
NR* = Not Recommended due to excessive current draw
BOLD = Optimal configuration for the load and channel count
定番スピーカーに対応した内蔵プリセット、ユーザープリセットを使用し、短時間で容易にセットアップを完了。
内蔵プリセット | |
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QSC Audio |
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B52 |
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Cerwin-Vega (CV) |
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EV |
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JBL |
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Peavey |
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Yamaha |
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PLDシリーズに搭載された最新のDSPは、専用ソフトウェア「Amplifier Navigator」をインストールしたPCとUSB接続すれば、PCの大きな画面上からもコントロールすることができます。
ソフトウェアのダウンロードはコチラ: http://www.qsc.com/resources/software-and-firmware/amplifier-navigator/
システム構成とレベルモニタリングが可能です。
各入力チャンネルのGAINを変えることができ、アンプ側のLEDメーターより細かい目盛で確認することができます。
この画面では各出力にどの入力信号を割り当てるかを選択することができます。
ハイパスフィルター、ローパスフィルター、ディレイを設定します。下記は、ローパスフィルターが50Hz、スロープタイプは、LR24(Linkwitz?Riley 24dB/oct)が選択されています。
リミッターの各パラメーターを設定することができます。下記はインピーダンスは8Ω、オートマチック、出力スレッショルド400W、タイプはAggressiveを選択しています。
OUTPUT Aに設定されているスピーカーのプロフィールを確認できます
PLDシリーズには、予め色々なパターンのシステム構成がプリセットとして用意されています。各項目を入力してオリジナルのプリセットを作成、保存することもできます。
各スピーカーのクロスオーバー、ディレイ、リミッター、5バンド・パラメトリック・イコライザーを設定することができます。
PLD4.2 | PLD4.3 | PLD4.5 | ||
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4ch Contious | 8Ω | 400W | 625W | 1150W |
4Ω | 400W | 625W | 1250W | |
2Ω | 325W | 625W | 625W | |
2ch Contious | 8Ω | 800W | 1250W | 2250W |
4Ω | 800W | 1200W | 2250W | |
2Ω | 650W | 1200W | 2100W | |
1ch Contious | 8Ω | 1600W | 2500W | 4200W |
4Ω | 1600W | 2500W | 4200W | |
2Ω | 1600W | 2500W | 4250W | |
1Ω | 1600W | 2500W | 3700W | |
歪み | 8Ω | 0.01-0.03% | ||
4Ω | 0.03-0.06% | |||
出力回路 | クラスD | |||
ダンピングファクター | >150 | |||
入力端子 | XLR | |||
出力端子 | スピコン | |||
アンプ、負荷保護 | ショートサーキット、オープンサーキット、熱, RF保護、On/Offミュート、DC異常シャットダウン、突入電流保護、入力電流保護 | |||
電源 | AC100-240V 50/60Hz | |||
消費電力(1/8POWER) | 5.2A/8Ω、6.3A/4Ω、4.9A/2Ω | 5.3A/8Ω、5.6A/4Ω、6.3A/2Ω | 8.1A/8Ω、9.9A/4Ω、7.2A/2Ω | |
寸法 | W48.2xH8.9xD30.5 cm | W48.2xH8.9xD40.6 cm | ||
本体重量/梱包重量 | 8.4kg/10.0kg | 9.5kg/11.3kg | 10.0kg/11.8kg |
今回、QSCのPLDシリーズを使用したのは2000人規模の野外コンサート。ラック内に上下(かみしも)2台ずつ、合計4台のPLD4.5を収納。そしてメインスピーカー用で使用することに。その結果、多くの絶賛コメントが寄せられました。
信頼性についても、「QSC社のパワーアンプはこれまで30台ほど使ったが、ガリノイズ以外、壊れたことがないのでメーカーに対する信頼性は高い!」と二重丸!
現場のプロが最後に語った言葉!
「お金を出せば良いアンプはいくらでもある。でも消費電力が大きくてC型コンセントがないと使いにくいなど、電源に注意しなければいけないものが多かった。PLD4.5は消費電力を気にしなくてもよい。“史上最強の壁コンアンプ”です。」
(株)うさぎや プロフィール
昭和51年(1976年)に徳島で創業。
コンサートPAを中心に、音響と楽器レンタル、照明・映像に関する企画設計やオペレーションに至る総合サービスを展開しています。
By Walter Lutzu
暑い夏には、イベントやコンサートも多く開催されます。会場に足を運ぶのが習慣になっている編集者としては、機材をテストする絶好のチャンスです。
QSCから発表された新しいアンプPLD4.5を試し、E215とW218swサブウーファーのテストもできました。
PLD4.5アンプは市場に出てるほとんどのスピーカーに対応するよう、20個のファクトリープリセットが用意され、さらにそれらを変更保存することができる50個のユーザープリセットを用意されています。また、FAST(Flexible Amplifier Summing Technology)によりアンプ出力を1、2、3、4チャンネルに自由に分配、柔軟かつ多用途に使用できます。
EQ、クロスオーバー、リミッター、ディレイをコントロールする4つのDSPチャンネルがあり、外付けのプロセッサーユニットを必要としません。
フロントパネルにはチャンネル・セレクト・ボタン、ミュートボタン、LEDによる入出力メーター、400x240液晶スクリーン、操作ナビゲーションボタン、電源ボタンがあり、左右に一体型アルミハンドルが備えられ、すっきりとした重厚感のあるプロ仕様の外観を実現しています。
背面パネルには、XLR入力x4、並んでXLR出力x4、コンピューターに接続してソフトウェアをアップデートしたり、プリセットを保存、呼び出しをするためのUSBポート、スピコンNL4出力x4、ブリッジ用出力x2が用意されています。
出力は4種類。
2Uラック対応。質量11.8kg
新製品を試すとき、いつも気持ちが高ぶります。ところが、これらを移動しなければならないと気がついたとき、この高揚感は少し覚めてしまいます。E215の420x1125x464mm、質量49.1kgは決して小さくはありません。しかしながら、この大きさ質量には明確な理由があります。
大きさと質量はシャーシの材料(木製)と、何よりも内蔵された部品に依存します。E215は、2-wayフルレンジスピーカー。台形型エンクロージャーにアルミダイキャスト製ハウジングと3.5インチ・ムービングコイルを持ち、連続許容入力500Wの15インチ・ウーファーを2台搭載しています。特殊な周波数カット機構を採用して低域出力を最適化、HFクロスオーバーセクションにおける干渉を最小限にします。大型2.8インチ・コンプレッション・ドライバーを、75°の角度を持つDMTウェーブガイドに接続、ステージから最も離れたリスナーにもしっかりと中高域、高域を届けます。
E218swはダイレクト・ラジエーション・サブウーファーであり、構造は「beat hard」を目的として設計され、アルミ製バスケットを採用した18インチウーファーを2台搭載しています。寸法は1180x616x640mm、質量が76.4kgです。縦置き、横置きどちらでも対応でき、ライブはもちろん、大音量のダンスミュージックにもインパクトのある強い低域を出力します。
思わず笑みがこぼれるサウンドです。実際、サブウーファー単体から出る「しっかりとした」インパクトのあるサウンドは久しぶりに聴きました。パワフルでバランスが取れていて、ヘッドルームに余裕があります。
このアンプとシステムのパワー限界点を探ることはできませんでした。騒音の問題があり、広場でこれ以上ハードにシステムをドライブすることができそうもなかったからです。水平方向のカバレージは正確にコントロールされていて、QSCの公式データに記載されているように、指向角度の精度もかなり高くなっています。
機材屋である我々にとって、マイク、LEDスポットライト、ミキサーなどをテストするのはいつも楽しいのですが、このスピーカーは別次元です。大音量で聴いても全く疲れない余裕のあるヘッドルーム、マスターフェーダーから指を離すのが惜しいくらいでした。
設置手順は直感的で分かりやすく、マニュアルを開く必要はありませんでした。
アンプの操作は簡単で直感的、そしてスムーズです。メニューは全体が分かりやすくデザインされています。
製品は構造とサウンドのあらゆる面から見てもよくできています。問題としてあえて挙げるなら、スピーカーの重さとシャーシ上面にハンドルがないことくらいです。
このシステムはハイパワー、高い信頼性、そして品質を求めるユーザーに最適だと思います。倉庫からトラックに積んでイベントからイベントへ運ばれるような用途に向いています。そしてシステムのトータル価格はとても魅力的です。
By David Fuller 2016年8月23日
過去の知識や経験を無意味にしてしまう技術革新が起こるときがあります。数年前、QSCは4チャンネルDSPパワーアンプの新しいプラットフォームを発表。ライブサウンドにはPLDシリーズ、会議室などの設備用にはCXDシリーズ、映画館にはDPAシリーズなどが登場しました。
出力(W)は電圧(V)の2乗を抵抗値(R)で割り算したものです。
W=V2/R(スピーカーのインピーダンス(R)は周波数と温度により変化します)
一般的なアンプはブリッジ接続せずに、2Ωのときに最大出力が得られるように、高出力アンプを設計しています。
アンプをブリッジ接続すると、出力電圧を単純に2倍にすることができます。しかしながら、電流のリミットは変わりません。電流は低いインピーダンスのとき多く流れますが、熱が問題となり、限界があります。これにより、2倍の電圧が得られるメリットは、4Ω以上のインピーダンスを使用するときのみ有効となります。これが、2Ω負荷に対してブリッジ接続の出力が仕様書に掲載されない理由です。
QSCから発表された新しい世代のFASTを採用したアンプは、ブリッジとパラレル両方の接続に対応しています。一般的なアンプが2Ω負荷に対して最大出力が得られるように設計されているのに対して、FASTアンプでは、6Ω(4Ωと8Ωの間)のとき最大出力が得られるように設計され、FASTアンプはブリッジ接続とパラレル接続、両方に対応することができます。
ブリッジ接続とパラレル接続の違いは、電池を使って説明すると分かりやすいと思います。
2本の電池を直列に繋いで電球に接続すると、電圧が2倍になり、電球は明るく光ります。アンプのブリッジ接続も同じです。並列に繋いで電球に接続すると、明るさはそのままに、電球を2個繋ぐことができます。これはアンプのパラレル接続と同じです。アンプ出力のインピーダンスが低くなり、電圧は十分ですから、多くのスピーカーを鳴らすことができます。
FASTを使用し、アンプをブリッジ接続すると、高いインピーダンス(8-16Ω)に対して効率良く大きな出力が得られ、同時にパラレル接続のときでも、低いインピーダンス(2-4Ω)に対して大きな出力が得られます。
さらにFASTアンプは、低インピーダンス(1-2Ω)において大きい電流が得られるため、3チャンネルや4チャンネルでもパラレル接続が可能となります。大規模なシステムに対して、4チャンネルを使用したブリッジ-パラレル接続が可能となり、4-8Ωスピーカーでも8000Wのダイナミックパワーをも得ることができます。
パラレル接続でもブリッジ接続より高い出力を得ることができるなら、どうして皆が同じようにやろうとしないのでしょうか?
答えは簡単です。設計するのが本当に難しいからです。QSCは業界で屈指の技術者を擁しているからこそ、実現できたのです。
まず、すべてのケーブルはノイズの影響を受けて、オーディオシステム全体の音質を低下させる可能性があるため、アプリケーションに適したケーブルを選択することが非常に重要です。
アンバランスケーブルは、ケーブル内部の2本の導線が1つのコネクターに接続されたもので、信号線とシールド/グラウンド線で構成されています。標準的なTS(チップ、スリーブ)ギターケーブルはアンバランスケーブルです。AVコンポーネントで使用される標準的なRCA ケーブルは、2本のアンバランスケーブル(赤と白のRCAコネクター)を使用しています。
ケーブルの中央に信号線があり、その周囲をシールド/グラウンド線が取り囲んでいます。シールド/グラウンド線は、オーディオ信号の一部を伝送するのと、信号線を静電気やノイズ、電波(RF)などの外部干渉からシールドするという2つの役割を果たします。アンバランスケーブルのノイズ除去が十分ではない場合、ケーブル自体がアンテナのような役割を果たし、ノイズを拾ってしまいます。これを防ぐため、アンバランスケーブルの長さは、4-6メートルを超えないようにしてください。特にノイズの多い環境で使用する場合や、キーボード、ギター、MP3 プレーヤーなど、一般的にレベルの低い信号を使用する場合に注意が必要です。
バランス接続は、信号をシールド/グラウンド線から分離して伝送することで、この問題を解決します。バランスケーブルは、2つの信号線をシールドで囲んでいます。バランス接続は「差動入力」を使用します。つまり、回路は2本の信号線間の電圧差のみにより作用します。両方ともシールドに対する電圧差が同じであれば相殺され、回路はノイズを無視することができます。
一般的に、2つの導線上の信号は互いに対象であると考えられていますが、実際にはそうでない場合もあります。バランス出力の中には、信号を片側だけで駆動し、もう片方をグラウンドに終端して、インピーダンスを駆動側と同じにしているものがあります。
バランス接続というのは、信号の対称性ではなく、両方の信号線のグラウンドへのインピーダンスが正確に等しくなっているということです。これは、一方の側に入ってきたノイズがもう一方の側にも等しく入り、相殺されるという考え方です。さらに高性能のバランスケーブルでは、2本の信号線がツイストされていて、静電ノイズや電磁ノイズが相殺されます。
そのため、バランスケーブルは、15~30 メートルの長さのものもあります。バランス信号用に設計された標準的なバランスコネクターは、XLRとTRS(チップ・リング・スリーブ)です。
新しいテクノロジーが登場すると、ユーザーはそれまでの概念を再考し、システムの定義や設計の方法を変更することがあります。数年前、QSCは、Flexible Amplifier Summing Technology™(FAST)を備えた4チャンネルDSPパワーアンプという新しいパワーアンプのプラットフォームを導入しました。現在、このテクノロジーは、PLD、CXD、CX-Q、DPAおよびDPA-Qシリーズに搭載されています。
この画期的なFAST(Flexible-Amplifier-Summing-Technology)により、QSCアンプは従来よりも広範囲のスピーカー負荷(インピーダンス)において効率的に動作させることが可能になりました。この技術を新しいClass-D制御回路に組み込むことにより、ユーザーは、負荷の異なる複数のアンプ出力チャンネルを組み合わせることができ、それぞれの出力チャンネルへ最適な電力伝送を可能にします。
単一の負荷インピーダンス(4Ω、8Ωなど)で最高の効率(および出力)を提供するように設計された従来のアンプとは異なり、FASTを備えたQSCのアンプでは、ユーザーはスピーカーの負荷に対して最適な出力構成を選択できます。ブリッジ、パラレル、およびブリッジ-パラレルなど様々なモードでアンプの出力チャンネルを柔軟に組み合わせることができ、アンプはそれに合わせて電圧、電流の供給を最適化することができます。たとえば、2つのチャンネルをブリッジモードで使用すると、高いインピーダンス(8?16オーム)に最適化された、より大きな出力が得られます。2つのチャンネルをパラレル接続した場合も、低インピーダンス(2?4Ω)に最適化された大きな出力が得られます。それだけではありません。
QSCのFASTアンプは、3つ(または4つ)のチャンネルをパラレルモードで組み合わせて、低インピーダンス(1?2Ω)で高い電流を実現する機能も提供します。また、4つすべてのチャンネルをブリッジ-パラレル接続して、4?8Ωの負荷に最適化された8000Wの出力を実現することもできます。
アンプ駆動による温度上昇や音の歪みによるトラブルを未然に防ぎます。過大出力などの原因によりアンプに負荷がかかると、温度異常によるミュートが行われる前に音量が下がり、冷却ファンが最高速で回転します。入力信号のレベルを下げることにより、アンプは1~2 分以内に標準的なゲインに復帰します。
通常のステレオ再生をはじめ、ステレオ2ウェイ、メインとモニターなど、さまざまなシステムに柔軟に対応します。
By Golden Preciado 投稿日: 2024年8月5日
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軽量な筐体ながら、クリーンで歪みのないパワフルなサウンド、QSCならではの高い信頼性を実現
ステレオは8Ω/4Ω/2Ω、ブリッジは8Ω/4Ωに対応
PLX2 02シリーズには、2種類の低域フィルターが搭載されており、これらを組み合わせることで可能な限り最適なパフォーマンスを提供することができます。
2ウェイシステムに最適な100Hzのロー/ハイパスフィルターにより、1台でハイボックスとサブウーハー用の信号を振り分けることができます。
※ステレオ2ウェイの場合は、2台のアンプが必要です。
サブウーハーシステムに対応する33Hzローカットフィルター
33Hz以下を再生可能なサブウーハーは「Full」、サブウーハーではない場合は「33Hz」に設定することをお薦めします。
Load | Top/Full/Sub Switch | 33Hz/Full Switch |
---|---|---|
Subwoofer | Sub | Full or 33Hz |
Small Full Range (10" and smaller woofer) |
Full | 33Hz |
Large Full Range (12" and larger woofer) |
Full | Full or 33Hz |
Top Box | Top | Full |
Studio Reference | Full | Full |
軽量な筐体ながら、クリーンで歪みのないパワフルなサウンド、QSCならではの高い信頼性を実現
PLX1104 | PLX1804 | PLX1802 | PLX2502 | PLX3102 | PLX3602 | GX3 | GX5 | GX7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステレオ8Ω | 325W | 600W | 330W | 450W | 600W | 775W | 300W | 500W | 725W |
ステレオ4Ω | 550W | 900W | 575W | 750W | 1000W | 1250W | 425W | 700W | 1000W |
ステレオ2Ω | - | - | 900W | 1250W | 1550W | 1800W | - | - | - |
ブリッジ8Ω | - | - | 1200W | 1500W | 2100W | 2600W | - | - | - |
ブリッジ4Ω | - | - | 1800W | 2500W | 3100W | 3600W | - | - | - |
歪率 | <0.02% | 0.05%未満 | 0.05%未満 | 0.05%未満 | |||||
出力回路 | クラスAB | クラスH (2段階) |
クラスAB | クラスH (2段階) |
クラスH (2段階) |
クラスH (2段階) |
クラスB | クラスH | クラスH |
ダンピングファクター | 200以上 | 500以上 | 100 | 100 | 100 | ||||
入力 | XLR、TRSフォン | XLR、TRSフォン、RCA | |||||||
出力 | スピコン | スピコン、バインディングポスト | スピコン、フォン、バインディングポスト | ||||||
クロスオーバー | なし | 100Hz(TOP/FULL/SUB)、33Hz/FULL | FULL/100Hz(ch1:LF、ch2:HF) | ||||||
保護回路 | ショートサーキット、オープンサーキット、異常温度、超高周波無線周波、異常負荷、電源ON/OFFミュート、DC異常ブロック、クリップリミッター、超低周波フィルター、(-3dB@5Hz) | ショートサーキット、オープンサーキット、異常温度、無線周波、DC異常負荷保護 | |||||||
電源 | AC100V 50/60Hz | ||||||||
消費電力 (1/8出力、4Ω) |
9.0A | 10.1A | 9.7A | 9.0A | 10.6A | 13.1A | 7.6A | 7.0A | 12.2A |
奥行き | 27.9cm | 37.9cm | 25.7cm | ||||||
高さ | 2U | ||||||||
重量 | 5.9kg | 9.5kg | 12.1kg | 12.6kg | 7.7kg |
高効率クラスDアンプとユニバーサルパワーサプライを採用
20種類のプリセットを内蔵、ステレオ、モニター、サブウーハー、バイアンプ、モノと状況に合わせたシステム構築が可能
プリセット名 | 入力 | 出力 | DSP | DSP A | DSP B | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LPF | HPF | LPF | HPF | |||||
P1 | ST SAT FULLRANGE | 2ch | 2ch | ステレオ | バイパス | 20Hz | バイパス | 20Hz |
P2 | ST SAT 80Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | バイパス | 80Hz | バイパス | 80Hz |
P3 | ST SAT 90Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | バイパス | 90Hz | バイパス | 90Hz |
P4 | ST SAT 100Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | バイパス | 100Hz | バイパス | 100Hz |
P5 | ST SUB 80Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | 80Hz | 20Hz | 80Hz | 20Hz |
P6 | ST SUB 90Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | 90Hz | 20Hz | 90Hz | 20Hz |
P7 | ST SUB 100Hz | 2ch | 2ch | ステレオ | 100Hz | 20Hz | 100Hz | 20Hz |
P8 | MONITORS 60Hz | 2ch | 2ch | セパレート | バイパス | 60Hz | バイパス | 60Hz |
P9 | MONITORS 80Hz | 2ch | 2ch | セパレート | バイパス | 80Hz | バイパス | 80Hz |
P10 | MONITORS 100Hz | 2ch | 2ch | セパレート | バイパス | 100Hz | バイパス | 100Hz |
P11 | SUB SAT 80Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 80Hz | 20Hz | バイパス | 80Hz |
P12 | SUB SAT 90Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 90Hz | 20Hz | バイパス | 90Hz |
P13 | SUB SAT 100Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 100Hz | 20Hz | バイパス | 100Hz |
P14 | BIAMP 1000Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 1000Hz | 20Hz | バイパス | 1000Hz |
P15 | BIAMP 1100Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 1100Hz | 20Hz | バイパス | 1100Hz |
P16 | BIAMP 1200Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 1200Hz | 20Hz | バイパス | 1200Hz |
P17 | BIAMP 1300Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 1300Hz | 20Hz | バイパス | 1300Hz |
P18 | BIAMP 1500Hz | 1 or 2ch | 2ch | セパレート | 1500Hz | 20Hz | バイパス | 1500Hz |
P19 | MONO SATS 50Hz | 1 or 2ch | 2ch | ステレオ | バイパス | 50Hz | バイパス | 50Hz |
P20 | MONO SUB 100Hz | 1 or 2ch | 2ch | ステレオ | 100Hz | 20Hz | 100Hz | 20Hz |
PLDseries
PLD/CXDシリーズ 製品紹介
FASTについて
製品技術について
製品内部について
Preset Wizard, Speaker Wizard & Utility
Inputs/Outputs & EQ Processing
Front Panel & Navigation
Amplifier Navigator Software
PLX2series 04model
PLX2series 02model
PLX2 - Bullet Proof power amplifiers
PLX Professional Power Amplifiers Overview