アコギ用の80/20ブロンズ弦とフォスファーブロンズ弦って何が違うの！？

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2019-04-01

アコースティックギター弦（略アコギ弦）の商品名や説明文によく見る↓の表記

80/20 Bronze

Phosphor Bronze

一体全体この2つは何が違うのでしょうか！？

まずはそれぞれの通称です。 80/20 Bronze →ブロンズ弦
Phosphor Bronze →フォスファーブロンズ弦

ちなみに色は↓↓のような色味です。ブロンズ弦は金色のような、黄色みがかった色味。フォスファーブロンズ弦は、少し赤みのかかった金色、茶褐色のような色味が特徴です。

勘の良い方はもう薄々気づいているのではないでしょうか・・・
そうです、名前の通りブロンズ弦は、素材がブロンズの弦。フォスファーブロンズ弦は、フォスファーブロンズ材を使用した弦です。

では、それぞれ一体どんな素材なのでしょうか。
ブロンズ弦に使用されるブロンズ(青銅)とは、銅を主成分とし、スズを含む合金です。
ブロンズ弦のはじめにある80/20は銅とスズのおおよその割合を示しています。配合比は異なりますが、10円硬貨もブロンズ製品の一つです。
フォスファーブロンズ弦に使用されるフォスファーブロンズ(リン青銅)とは、ブロンズ合金の中に少量のリンを含有した合金です。Wikipediaでその特徴を調べてみると・・・ばね性に優れ、強度が高く、曲げ・絞り加工性が良いといった機械的性質&電気伝導率が高いことから、各種コネクタ、リレー（継電器）端子、ベアリングフレーム、ブレード材などの工業製品の素材として広く利用されている・・・だ、そうです。

さて、こんなウンチクはさておき、どんな音の違いがあるか気になりますよね！？
音の違いはと言うと、

ブロンズ弦は、一般的なニッケルワウンドのエレキギターと比べるときらびやかなサウンド。フォスファーブロンズ弦と比較するとやや落ち着いた音色が特徴です。最も一般的なアコギ弦と言っても良いと思います。きらびやかなトーンながら、弦そのものの主張が強すぎることがなく、アコギ本体のトーンキャラクターを活かしたいという方や、しっとりとした音色を求める方におすすめです。迷ったらブロンズ弦で間違いなし！

→ アコギブロンズ弦一覧

フォスファーブロンズ弦は、とにかくきらびやかなサウンドが特徴です。今まで何の気なしにブロンズ弦を使っていた方が初めて使うと、弦の主張の強さに驚くかもしれません。
また、ブロンズ弦よりも少し長持ちする印象もあります。華やかでキラキラとした音色は、ストロークでかき鳴らしたい方や、ソロ演奏をする方の他、明るいサウンドを求めるギタリストにおすすめです！

→ アコギフォスファーブロンズ弦一覧

いかがでしたか？
アコギ弦に使用される素材の違いによって、見た目も音色もこれだけ特徴が異なってきます。
今までブロンズ弦ユーザーだった方は、フォスファーブロンズ弦を使ってみると意外な発見や、新たなプレイスタイル、アイディアが浮かんでくるかもしれません。その逆も然りです。色々な弦を試して、自分にピッタリの弦を見つけてみてはいかがでしょうか。