先日、SUPROのエンドーサーZane Carneyのライブに行ってきました。
きっかけは、来日しているので観に来ない?とご本人からお誘いをいただき、急遽望月、土屋、井上の三人で行くことに。関東地方の記録的な大雪から日も浅く、まだ道路脇には雪の残る中、いざ会場のある下北沢へ!

場所は賑やかな繁華街の中にある「GOOD HEAVENS!」というブリティッシュパブ。到着した時には、既にたくさんのお客さんでいっぱいでした。店内は落ち着いた雰囲気ながら、店名が示すように多幸感のある装飾やポスターに彩られ、しかもお客さんの半分以上が外国の方ということもあり、何とも言えない高揚感が湧いてきます。こちらはFISH and CHIPSが名物とのことで注文してみると、その大きさにびっくり。

シンプルな味付けで、ふっくらとした白身魚のフライはとっても美味しく、あっという間に3人で完食。
周りの機材に目をやるとSUPROのアンプはもちろん、メインスピーカーにはCLASSIC PRO CSP12、ミキサーにXENYXシリーズ、マイクにはElectro-Voice(おそらくND76)と嬉しいことにサウンドハウスがメインで扱うPA機材ばかり。街中やイベント会場でこうした場面に出くわすと、頑張って仕事してきてよかった!と毎回思います。

そうこうしているうちにZane Carney本人が登場。今回のライブはエレキギターとボーカルだけのシンプルな構成でした。初めて見るZane Carneyは、普通の「若い兄ちゃんが出てきた!」という印象。しかし実際はジョン・メイヤーやアヴリル・ラヴィーンのサポートギタリストを務め、ジョン・メイヤーのライブでは堂々としたソロを披露し、注目を集めていた凄腕ギタリストです。YouTubeにもその映像がアップされているのでぜひチェックしてみてください。U2のBonoが彼のことを「N.Y最高のギタリスト」と呼んでいるのも納得です。

ボーカルとギターのみというシンプルな構成ながら、演奏が始まるとそのすごさに圧倒。技巧的なテクニックもさることながら、ピッキングとボリュームペダルで多彩な極上サウンドを生み出し、いったいどうなっているんだと驚きを隠せませんでした。
またそこまでの演奏をサポートするSUPROアンプにも改めて感心しました。時にギター本体よりも、アンプのほうがエレキギターの音を決定づけると言われていますが、SUPROはギター本来の鳴りを余すことなく表現する深みのあるサウンドなので、やっぱりギターもアンプもどっちも大事だなと改め思わせてくれました。実は今回のアンプ、1610RT CometはSUPROの中でも小さいコンボアンプです。マイクを立てずにアンプの生音を聴いていましたが音量は十分。アンプのサイズを感じさせないダイナミックで伸びのある、心地よいサウンドを奏でていました。

引き続き演奏を見ていると、フィンガーピッキングを交えたエモーショナルなプレイは、ギターとボーカルというシンプルさを感じさせず、これまでに体験したことのない不思議な感覚に陥りました。色気があり、優しく落ち着くような歌声から迫力のあるシャウトまで様々な表情を見せてくれました。
曲目については様々なジャンルのカバー曲から、自身のオリジナルナンバーまでバラエティに富んだ構成。インスト曲は多くありませんでしたが、それでも曲中で披露するギターソロやルーパーを使ったギターオーケストラでは、存分に巧者ぶりを発揮。MCではお客さんと気さくに話し、NAMMで発表されたばかりの未発売ペダルがあることを自慢気に話すお茶目な部分も。実はかなりのエフェクターマニアのようで、足元には、これでもかというほどのペダルがセッティングされていました。

スマホで簡単に撮影したムービーですが掲載の許可をいただいたのでここで紹介します。距離が近すぎて縦取りになった点と、あまり音質がよくない点はご容赦を。迫力は十分に伝わってくるので必見です。
ライブ終了後、感動を伝えに本人の元へ。そこでの写真がこちら。

とっても感じの良いフレンドリーな方でした。話をしていると、また年内に来日予定があり、サウンドハウスまで来てくれるかもしれないとのこと!その時はバッチリと撮影したいと思います。お楽しみに!
Zane Carneyのホームページでは、これまでに発表したアルバム2枚、全て無償で聴くことができます。ジョン・メイヤーやジェイソン・ムラーズ好きの方はきっと好きになると思います。もちろん購入もできます!
Zane Carneyホームページ
http://www.zanecarney.com/
iTunes
https://itunes.apple.com/us/artist/zane-carney/356057654
日本での知名度はまだ高いとは言えませんが、これからどんどん注目を集めるであろうアーティストの一人であることは言うまでもありません。本当は内緒にしておきたいくらいですが、一人でも多くの人にこの感動を伝えたく、今回はブログで紹介してみました。
昨年もここ「GOOD HEAVENS!」でライブを行っていたようなので、また来日した際は同じ会場でやるかもしれませんね。今度は仕事としてではなく、一ファンとしてライブに参加したいと思います!