皆様いかがお過ごしでしょうか。昨今では、自宅でできる趣味ということで、新たにDTMでの楽曲制作を始めた方も多くなってきました。そんな中、私の知人の中にこのような悩みを抱えている方がいました。「メロディーはなんとなく作れるけどコード進行ってどう作ったら良いのか分からない。」
そのような方にぜひオススメしたいのが、既存楽曲のコード進行とメロディーを打ち込んでみることです!難しい理論本をひたすら読むよりも素直に曲の仕組みを感じ取ることができると私は考えています。実際に自分の好きな楽曲のコード進行を調べ、それを打ち込んでみたり、楽器を演奏できる方は自分で弾いて歌って見るのが良いと思います。それでも題材に困っているという方に向け今回の記事では、個人的にコピーしてみて欲しい楽曲を3つご紹介したいと思います!
■ スピッツ/空も飛べるはず
~シンプルな中にも工夫が~
基本的にはダイアトニックコードが使用されているシンプルな楽曲です。サビの部分では通称王道進行と呼ばれる邦楽では大定番の進行を使用しています。作曲を始めたばかりの人は、この楽曲の各パートのコード進行で自身の楽曲を作ってみることをオススメします。しかしシンプルな中にも一部、本来の調とは異なる音やコードを忍ばせています。実際に打ち込んでみると違和感に気が付くことができるはずです。ぜひトライしてみてください。
■ Superfly/愛をこめて花束を
~ラスサビでの定番の転調~
Superflyの言わずと知れたミディアムバラードです。注目すべきはラスサビにかけての転調でしょう。最後の大サビで全音や半音上に転調する手法はもはや定番中の定番です。自分でもコピーして、その効果を感じられたら楽曲制作のときに取り入れてみるのも良いでしょう。
■ 斉藤和義/歌うたいのバラッド
~ギタリストならでは?ベースラインの綺麗さに注目~
結婚式などでもよく歌われるこの曲は、とにかくオンコードやパッシングディミニッシュなどを活用し、ベースラインが滑らかに動く楽曲となっております。特にギタリストの方はコードを弾いてみると指の動きの少なさに気が付くでしょう。その他にもサブドミナントマイナーが上手く使われていて、とても自然に他の調の音が入ってきます。とにかく打ち込んで自身で聴いてみてください。楽曲の至るところに凝らされた工夫が見えてくるはずです。
今回は作曲に興味を持っている方へ向けて、打ち込みの練習に役立つであろう名曲たちをご紹介してみました。機会があれば、音楽理論などについてもそのうち触れてみたいと思っています。そもそも作曲の環境がないよという方もいるかもしれません。そんなときは、ぜひサウンドハウスDTM・DAWカテゴリーページをチェックしてみてください!ぜひ一緒にDTMを楽しみましょう!