
Kivi(キヴィ)先生
フィンランド生まれ、カナダ育ちの英語の先生。カナダのバンド「Rush」の大ファン。前髪にはこだわりがある。

さっちゃん
日本生まれ、日本育ちの女子高生。洋楽の歌詞を調べるのがマイブーム! Kivi先生に質問に行くとたまに逃げられる。
今日のお題はコレ! 「Disturbed - Sound of Silence」
音楽は聞くもんですか?聴くもんですか?
Excuse me, Mr. Kivi. May I speak to you?
I have a meeting in 10 minutes.
長い話?
そうでもないです。この間、先生が勧めてくれた「Sound of Silence」のカバーを聴いてみました!
Disturbedのカバーバージョンですね。どうでしたか?
やっぱカッコよかった〜!
I love the singer's voice!
Yes, David Draiman has an amazing voice! And you have a question, yes?
Yes, I do.
3番目のバースの「People talking without speaking. People hearing without listening」の意味がちょっと難しいです...。
It may not be that difficult. What do you think it means?
I don't know. だって、「人は喋っていないのに喋っている、聴いていないのに聞こえている」っておかしいでしょう?
では、後半の文章から考えましょう。僕も授業でこれに近いことを言ったことがありますよ。
Really? 覚えてないな〜?
僕は「Are you listening to me?」ってよく言うでしょ。「Are you hearing me?」とは言わないでしょう。何が違う?
「Listen」は「意思を持って話を聴く」で、「hear」は単純に「耳に音や話が聞こえる」という感じですよね。
So...?
So,「話を聞こえているのに、聴いていない」ということ?要するに、相手の声は聞こえているけど、言いたいことを聴こうとしていないということでしょうか?
That's correct. では、動詞は違いますが、前半を同じような感じで考えると?
確か、先生が前にも話してましたね。「talk」は相手とのやり取りや話の意味が強いけど「speak」は、相手との話よりも「speech」みたいに「人前で話をする、人に話をする」っていう感じって。
必ずしもそうではないけど、まぁそうですね。Go on.
じゃあ、話すか話さないかというよりも「話の中身」のことですよね。
よって…。
何かを伝えたいこと、中身のあることを言っているのではなく...ただ喋っているということ?
Put it all together.
「人々は、喋ってはいるけど語ろうとはしない、聞こえてはいるけど耳を傾けてはいない」
Great! You are a Translating Machine!
I am NOT a machine!
Just kidding.
今日は英語部に遅れていくけど待っている間、今の話をみんなに教えたら?
Good idea! I'll do that!
Excellent! I'll be there at 4:30.
Okay.
先生に訊きましょう!