

平成最後の桜の季節になり、1つ2つと花が開いていくのがなんだかポップコーンが弾けるみたいだなぁ、と初めて感じたSugarです。

家でポップコーンを作るということがほとんどなかった私が、結婚して旦那さんの文化に触れたことで生まれた新しい感覚でした。


もう出来上がっているポップコーンではなく、原料豆から白く弾ける姿はとても愛おしくて、つい子供のようにずっと張り付いて眺め続けてしまいます。
白く小さな姿や、開くのを待ちわびる気持ち、ある一定の温度になると一斉に開き始める様子がふと重なりました。
よく「曲を作る時、何から作るの?」と聞かれることがあるのですが、私の場合、星のようにそれぞれ点として別々だったもの達が、星座のように線として繋がった瞬間に、何らかの発想が生まれることが多いように感じます。
日常の中に突然沸き起こった新鮮な感覚や、今までになかった組み合わせというのは、メロディや詞を作る爆発的なエネルギーになりえるのです。例えば、今回の例ならばポップコーンが弾ける音からメロディをイメージしたりもできますし、“あなたとの新しい生活”ということを軸に、ラブソングとしての詞を書いていくことができます。
さて、話題は少し変わりますが、アメリカの著名な心理カウンセラー、ゲーリー・チャップマン博士が唱える『5つの愛の言語タイプ』というものがあるそうです。

人間の愛情表現は大きく分けて、言葉タイプ・スキンシップタイプ・プレゼントタイプ・奉仕タイプ・時間タイプがあり、人によってそれぞれタイプが異なるため、自分の価値観だけで愛を伝えようとせずに、相手をよく理解し、タイプに沿う表現で愛することで、より幸せな関係を築いていけるということのようです。
自分はどのタイプなのだろうと考えてみましたが、意外と客観的に自分自身を捉えるのは難しいものですね。もう少し時間をかけて“心の針”が振れる動きを観察しなくてはと思います。
しかし、これを考えてみたことで1つわかったことがありました。
私の心が喜ぶ傾向です。
音楽をすること、パンを焼くこと、文章を書くこと、家事をすること、遊ぶこと、何気ない日々のこと...あらゆる経験の中から、一貫した何かに巡り合う時、喜びの針が振り切れているような気がするのです。
1つの側面だけでは気付けなかったことがわかるようになり、真理を掴んだという実感が伴う時、小さな成長を感じます。だから、色々なことにチャレンジすることや、曲を書くことがずっと好きでいるのかもしれません。
自分の心をゆっくり観察するのに、春はいい季節です。
皆さんも、“心の針”がどんな時に振り切れているか見つめてみるのはいかがでしょうか*

祇園 巽橋

祇園 巽橋

八幡 背割堤

伏見