
目次
1. はじめに
「宅録」「DTM」という言葉がとても身近なものになったと思います。楽器も弾けなくて、音楽理論もよくわからないという人でもDTMですごい音楽を作られていますね。PC、DAW、インターフェイス、ヘッドホン、MIDIキーボードなどがあれば、特別なレコーディングスタジオじゃなくても、自宅でレコーディングして、編集して、自分の曲を配信できる時代です。
でも・・・
「PC関係ダメです」、「レコーディングよりライブ感でしょ?」というミュージシャンが多いように感じます。
ぜひ!ミュージシャンこそ「宅録」「DTM」をやってほしいです!
その理由を3つ挙げていきます
2. ミュージシャンこそ宅録/DTMをやるべき3つの理由
① 練習になる
みなさん、メトロノームを使って、基礎練習したことがあると思います。「早く上達したいなら、メトロームを使いなさい」と先生からよく言われませんでしたか?私は、よく言われました。
すごく大切な練習ですが、もう少し発展させていくと、「どんなノリ?前ノリ?重いノリ?縦ノリ?」ということが大切です。
DTMでは、メトロノームだけじゃなくて、ドラムのビートやベースライン、キーボードなどとも合わせられるので、良いノリの練習になります。アレンジの練習にもなり、曲が出来たときに、何種類もアレンジができると思います。アレンジの幅=ミュージシャンの実力の一つだと思うので、「宅録」「DTM」で、いろんなアレンジをやってみるのは良いと思います。
レコーディングスタジオでは、そんなのんびり時間を使うことは、経済的に難しいです。
② 自分の曲を客観的に聴ける
当たり前ですが、ライブでお客さんは「客観的に」音楽を聴いていますよね?ミュージシャンも自分の音楽を客観的に聴けているでしょうか?少なくともライブでは無理じゃないでしょうか?
ミュージシャンが聴いてくれる人を理解せずに、演奏することは少し危険な気がします。上手いミュージシャンほど自分のモニターの音より、お客さんにどう音が聴こえているのかということを気にしているように思います。ミュージシャンが自分勝手に演奏することは、危険だと思いませんか? ミュージシャンが自分の音楽を客観的に聴けるのは、レコーディングだけだと思います。クオリティの高いライブレコーディングって結構コストかかります。お手軽にできる宅録/DTMでレコーディングする方が簡単です。
客観的に自分の音楽を聴くことができれば、自分の長所や短所がわかり、練習するべきことがわかると思います。
③ 認知してもらうきっかけ作り
今の時代だと曲を知っている上で、ライブに行く人が多いと思います。なかなか全然知らない人のライブに行こうと思わないでしょうね。
宅録/DTMで作った曲を、YouTubeやSNSでシェアしていくことは、音楽活動をする上で、とても大切になると思います。ファンが口コミしてくれるときに、音源やMVなどあるとすごく影響力が上がります。また、宅録/DTMで録った曲をiTunesなどで配信したり、CDにプレスして販売などが出来れば、収入源にもなりますよ。
3. まとめ
『ミュージシャンこそ宅録/DTMをやるべき3つの理由』わかっていただけたでしょうか?
宅録/DTMは奥が深いですが、簡単に始められます。みなさんもぜひ、宅録/DTMを始めてみませんか?
最後に、DTM/宅録を始める時に必要な機材のなかでおすすめのアイテムをご紹介します!
DTM/宅録を始めるには「DAWソフト」「PC」「インターフェイス」「モニターヘッドホン」が必要です。必ず必要ではないですが、「Midiキーボード」もあると良いですよ。
■ オススメのDAWソフト
いろいろグレードがあります。 例えば、Cubaseなら、「Pro」「Artist」「Elements」とありますが、機能が違っています。安いグレードは、機能や音源制限があります。 本格的に始めるのであれば、1番上のグレードをオススメします!
● STEINBERG (スタインバーグ) / Cubase Pro 10
● PRESONUS (プレソナス) / Studio One 4 Professional 日本語版(ボックス)
● AVID (アビッド) / Pro Tools 永続ライセンス版 ADD ON YOUR DAW
● Logic Pro X(App Storeのみで)
■ PC
・WindowsでもMACでも大丈夫です。
・メモリ 8GB以上
・CPU corei5以上
・HDD/SDD 256GB以上(外付けでも良いですよ)
・SDDは高いが、早くて静かなのでおすすめ
・HDDは、ファンの音をマイクで拾う可能性アリ!!
■ オススメのインターフェイス
インターフェイスは、PCに音を入出力するために必要です。録音やモニリングの音質が変わります。
a. リーズナブルな価格
● STEINBERG (スタインバーグ) / UR22mkII オーディオインターフェイス 24bit/192kHz
● PRESONUS (プレソナス) / Studio 2|6
b. ちょっと上のランク
● STEINBERG (スタインバーグ) / UR-RT2
c. もう一つ上のランク
● RME (アールエムイー) / Babyface Pro
● UNIVERSAL AUDIO (ユニバーサルオーディオ) / APOLLO TWIN MKII SOLO
■ オススメのモニターヘッドホン
モニターヘッドホンは、「音楽制作用」で音がフラットに聴きやすいヘッドホンです。「音楽鑑賞用」のヘッドホンとは聴こえ方が違いますね。
● audio technica (オーディオテクニカ) / ATH-M50x ブラック
● SONY (ソニー) / MDR-CD900ST 定番モニターヘッドホン
● SONY (ソニー) / MDR-7506 モニターヘッドホン
■ あれば便利なMidiキーボード
鍵盤を弾かない人でもMidiキーボードあると便利ですよ。メロディーやドラムの打ち込みにも使えます。 鍵盤を弾く方は、タッチ感が良いものを選んだ方が良いですね。 お持ちのキーボードがUSB接続でMidiキーボードになるかもしれません。