この記事を目にしているということは、どのようなジャンルかはさておき、音楽を聴く機会があるのだと思います。
意識的に聴こうとしなくとも、テレビやラジオ、映画、そして電車に乗ることがあれば駅のホームでも自然と音楽を耳にします。
私はクラシック音楽を好んで聴きます。自己紹介などでそのことを言うと、大抵の人からは「癒しだね」と返ってきます(癒しだけがクラシック音楽ではないですが……)。
そしてたまに「〇〇のCMで使ってる曲とか分かるの?」と言われることがあります。
実はCMで使用されている曲はクラシック音楽の中でも有名な曲が多いのです。
そんなクラシック曲、何のCMで何が流れているんだろうと思った方へ!
CMで使用されているクラシック曲を集めてみました!
実際に聴いてみましょう。
Chopin Prelude Op. 28 No. 7 in A major
この曲は耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
こちらの曲は「太田胃散」でお馴染みの曲です。あまりにもCMの雰囲気にマッチしていて、CMのために書き下ろされた曲だと思われる方もいますが、実は違います。
これはショパンの「前奏曲」第7番です。ショパン自身ピアノ演奏に長け、優れたピアノ作品を多く残しています。
Prokofiev Romeo and Juliet Dance of the Knights
続いて、プロコフィエフのバレエ曲、ロミオとジュリエットから「騎士たちの踊り」です。こちらは「ソフトバンク」のCMで使用された曲です。
プロコフィエフというとクラシック音楽を聴かない人には耳なじみのない名前かもしれませんが、オペラや交響曲、映画音楽と幅広く活躍しました。
Mariinsky - The Nutcracker - Dance of the Mirlitons - Ovation
これもバレエ曲です。もしかしたらソフトバンクさんは、バレエが好きな方がいるのかもしれませんね。
チャイコフスキーのくるみ割り人形から「葦笛の踊り」です。
チャイコフスキーのバレエ曲は有名なものが多く、白鳥の湖の「情景」、眠れる森の美女の「ワルツ」は聴いたことがあるかもしれません。
Vivaldi The four seasons - Winter - Julia Fischer
ヴィヴァルディの協奏曲「四季」と言えば『春』を思い浮かべる方が多いですが、これもヴィヴァルディの四季なんです。ただし掲載している曲は『春』ではなく『冬』ですが。
そんな「四季」を春夏秋冬、全ての楽章を聴くと、彼にとって『夏』は爽やかなものではなく、暑くてじめじめして憂鬱な風景が目に浮かびます。
この楽曲はダイハツ ムーヴのCMで使われていましたね。
今回取り上げたもの以外にもコマーシャルで使われるクラシック音楽はたくさんあります。それらはコマーシャルで取り上げられると、意外とインパクトが大きく、キャッチーな曲で自然と頭に残ります。
CMなどの身近なところからクラシック音楽に興味を持って頂けると嬉しいです。
ホールで聴く生音は格別なので、ぜひ、クラシック音楽の演奏会にも足を運んでみてください。