もし、プロのエンジニアが、何十年にもわたってポップスやロックのレコードのトーンを決定づけたと満場一致で認めるプリアンプのスタイルがあるとすれば、それは間違いなく、由緒ある73スタイルのマイクプリでしょう。73プリアンプは、長年にわたりレコーディングやライブで大量に使用されており、現在でもプリアンプの「理想」とみなされています。Warm Audioの「WA73ファミリー」は、英国のオーディオ史に敬意を表したシングルチャンネルとデュアルチャンネル(EQ付きとEQなし)で構成されています。
私たちWarm AudioがWA273-EQをリリースすることを決めたとき、デザインとパフォーマンスの両面でヴィンテージの期待に応えることが必須でした。ヴィンテージの73マイクプリアンプが与えるトーンとスイートなキャラクターは、非常にユニークで親しみやすいものであり、私たちには、サウンド面で正確に再現したものをリリースしたいという純粋な欲求しかありませんでした。何年にもわたる研究開発、熱心なリサーチ、そして数え切れないほどの試聴を経て、WA273-EQは誕生したのです!
WA273-EQは「Desert Island」ブティック・プリアンプですが、スタジオやライブの仕事道具に分類することもできます。クラシックな73スタイルのプリアンプは、コンデンサー、ダイナミック、リボンなどあらゆる種類のマイクに対応する万能ツールとして知られています。WA273-EQは、ボーカル、アコースティック/エレキギター、ベース、ドラム、パーカッション、オーケストラ、キーボードなど、あらゆるタイプのマイクやソースで同様に輝き、部分的または完全なミックスを通すためのトーンシェーピングツールとしても使用できます。80dBのゲインと完全ディスクリートのCarnhill Transformerバランス信号経路により、WA273-EQが扱えないレコーディング、ミキシング、エンジニアリングのタスクは存在しないでしょう。
73スタイルのクラシックなブリティッシュ・プリアンプに使われている部品について、マニアは無条件に興奮し、信号トランスはよく話題になる。ヴィンテージ・ユニットでは、長年にわたってさまざまなバージョンのトランスが使用されていますが、最も切望されているのは初期バージョンのトランスです。これらは、その流動的で寛容な性質から、最も望ましい選択とみなされています。プッシュすると甘く飽和し、このトランスを通したミックスの美しさを聞いて、エンジニアが泣くこともあるそうです!
Warm Audioは、英国CambridgeshireのCarnhill Transformersと密接に協力し、これらの最も切望される初期バージョンのトランスフォーマーを忠実に再現するよう設計しました。私たちWarm Audioは、この美しいカスタムトランスを搭載したWA273-EQほど、現代の73プリアンプが甘く音楽的なサウンドを奏でるのをまだ聞いたことがありません。
頻繁に議論されることはありませんが、クラシックのブリティッシュ回路において重要なパートが、コンデンサーと出力トランジスタのスタイルが異なる点です。信号経路にはタンタル・コンデンサとポリスチレン・コンデンサを使用し、現行の1073スタイルのプリアンプで見られるものよりも、高ゲイン設定にした際にスムーズな出力トランジスタを採用することが、オリジナルの1073との完全な整合性をとるために重要だとわかりました。
素晴らしいサウンドの1073スタイルの回路は、同様に信頼性の高いものである必要があります。WA273-EQのEQセクションにある複雑なデュアル同心スイッチポテンショメータは、軍事仕様スイッチとポテンショメータを製造する、英国のBlore Edwardsによって製造されています。Blore-Edwardsコンポーネントの使用は、この価格帯の1073スタイルのプリアンプにはほとんどありません。
クラシックな73スタイルのプリアンプはハンドワイヤリングであることが多く、WA273も同様です!第一人者の主張によると、求められるクラシックなブリティッシュ・トーンの一部は、ハンドワイヤリングによる作りに起因しているとのことです。WA273-EQはハンドワイヤリングで、PCBコンポーネントを含め、すべて手作業で組み立てられています。
2023/06/29
コスパ良し!
投稿者名Reviewed by:hokuto 【宮城県】
本家のプリアンプも使っていますがブラインドテストしたら100%で当てる自信はありません(笑)
円安の影響で値段が上がっているようですが、コスパもこの機種の魅力なので爆上がりする前にと思って2chのこちらを購入しました。
欲を言えばラインインがXLR、もしくはマイクインがフロント、リアの切り替えがあればもっと使いやすかったかなと。
2021/01/13
プロ機材と混在使用も可
投稿者名Reviewed by:moogarp55 【埼玉県】
プリアンプのベッドルームも余裕があり、適正レベルではアナログ感を持あわせながら以外とクリア。しかし、突っ込んでみるといい感じに馴染みます。EQはよく効き、特にEQ-Highのシェルビングはスィートスポットを抑えており好印象。AVALON、MANLEY、FOCUSRITE-isaなどのプロ御用達機材と混在使用にも耐えうるプリアンプです。ニーヴに憧れている人にはおすすめです。
2020/12/09
凄い製品が出てきましたね、
投稿者名Reviewed by:Jizi 【東京都】
最近のローコスト NEVE 系プリアンプには FOCUSRITE ISA ONE とか Golden Age Project の Pre-73 等が
50.000 万円前後で販売されていますが、使用部品の品質に関してはそれなりの部品構成なのではないでしょうか ?
そんなローコスト・ヘッドアンプにこの WARM AUDIO がニューフェイスとして登場しましたが、
優秀な IN OUT トランスも標準装備でコンデンサー等も結構納得のゆく部品構成で、ローコスト・ヘッドアンプの中では優秀な製品の様です。
しかも 2ch で EQ も装備され、本物の NEVE 1073 そっくりの見た目で、この価格はかなり優れている様に感じます。
ただ心配されるのは耐久性が如何なものなのかがチョット不安に感じますが、
これから NEVE 系ヘッドアンプの購入を考えている方には第一候補として選ぶべきだと思います。
2021/06/20
初期不良ありました。
投稿者名Reviewed by:Twilightzone 【北海道】
片側のアウトプットインジケータのLED、-20dbの箇所が点かない状態でした。低価格設定の為、覚悟していましたが。
まあ、初期不良は今の所その一点。その程度ですし、面倒なので今の所交換依頼もしていません。
機能や音質は値段相応の音が出ています。
Auroraが入手困難で、Heritageも低域が好みではなかったのでこちらの製品に。
私はいわゆるハイファイ志向ではないので、こちらは低域がしっかりとして高音を無理していない、全体的にまろやかながら鮮明な音質、センドリターンがある事によって拡張性があり、スイッチ類も痒い所に手が届いていて気が利いている作りだと思います。
追記
結局その後修理対応してきただにました。迅速な対応ですぐに修理していただき満足しています。
2021/05/31
弊社サポートまでご連絡いただきましたので、早急にご対応いたします。
2021/04/10
”仕様の範囲内”を許容できる方のみお勧め
投稿者名Reviewed by:いち 【東京都】
・この商品は、自分の場合ですと
OUTPUTツマミ9時で2.8dB、12時で2.4dB、3時で0dB、MAXで0dB CH2の方が振幅が大きくなります。
サウンドハウスさんに一度返品し、検証してもらった結果です。
つまり、左右Chのアウトプットの音量が違います。
・特に左右Chのアウトプットノブを9時に合わせた時では、2.8dB左右Chの音量が変わります。
GAINを上げた音色にしたい時に、アウトプットノブを下げる必然性は当然出てきます。
が、その際この商品の場合は左右の音量が最大2.8dBずれて出力されます。
・サウンドハウスさんがメーカーに確認したところ
「POTの個体差によるもので仕様の範囲内であり不良品ではない」
とのことで不良品扱いはされず、交換も返品もできませんでした。
ですので
「左右Chの音量が2.8dBずれるプリアンプに17万円出せる方のみ」
購入をお勧めします。
・このレビューはあくまで不良品のレビューはなく、”商品仕様”についてのレビューとなります。
サウンドハウスさんは悪くないと思いますが、WARM AUDIOの製品は信用できなくなりました。
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商品ID:246803
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