

今日はね、ホーリーに質問したいことがあってさ。
ん?藪から棒に何です?
ベーシストってさ、DI持ち込みでーす!とか言うでしょ。
ああ、ありますね。
ザ・キャプテンズのテッドもライブ会場に毎回持ち込むんだけどさ。
テッドさん、そうですね。
あれ、何?
何?って…テッドさん長年使ってるのに知らないのですか?
うむ。教えておくれ!
何故ちょっと偉そうなんですか(笑)ちょっと長くなりますよ?DIっていうのはですね…。
あ!ちょっと待った!当てたい!
え?当てたい?
そう、クイズ形式!これは多分、DとIが何らかの頭文字なんでしょ?
お!意外と鋭い…まぁ頭文字ではありますね。
ピキーン!閃いた!
では、どうぞ。
DIだから…ドリーム・インストルメンツ!
そうそう、夢の楽器、理想の楽器な…ってちゃうわ!
ブブーッ!外したか…。じゃあ、デラックス・伊勢エビ!
そうそうそう、たまには贅沢に…ってちゃうわ!デラックスな伊勢エビってなんやねん!
ブブーッ!えー、伊勢エビダメ??お伊勢参り行きたい?!
ああ、神社は良いですね(棒)はい、次。
じゃあ、次はデビル・インサイド
そうそう、自分の内なる悪魔が囁いて…ヒッヒッヒ…
楽器屋さんに行くとよく誘惑してくるよね!じゃあ次。電気・アイスクリーム!
当てる気ないでしょ(笑)
ありますぅ?!けっこう自信あるよ、電気・アイスクリーム!
(仕方ない…)えっと……アイスクリーム食べるとビリビリ?て!知覚過敏か!
ピキーン!じゃあ次の自信作!
自信作って…大喜利やってる訳じゃないんですけど…(笑)
(違うのか…)ディスティニー・一蓮托生!
なんかキレイにまとまってますけど…個人的には嫌いじゃないです(笑)
よし、歌おう!
は?
惚れて惚れて惚れぬいて?♪
惚れたつもりが惚れられて?♪
ディスティニーなのさあ?♪
さあ?♪っておい!
怒られた!
傷彦さんがプロデュースしてる演歌歌手の持ち歌ですね。ちょいちょい宣伝挟むのやめてもらえます?(笑)
ご、ごめーん。
はいはい、じゃーそろそろ正解を発表しましょうか。
え!やだー!当てたい?!
(仕方ない…)じゃあラストチャンスですよ?
よーし!で、何だっけ?
おいっ!DIです!
弟子・犬!
そうそう、昔の師匠は厳しくてね、弟子は飼い犬扱い?
駄目・色男!
そうそう、色男に限ってだめんずなんですよね?
どんでん返し・インタビュアー!
あるある。順調に話を引き出したのに最後にちゃぶ台返しするインタビュアー(笑)
土曜日の・井戸!
なんですか、唐突に(笑)
だけど、井戸!
韻踏んでも駄目(笑)
禁止!じゃあ、Don't 井戸!
こら!井戸ネタは内輪受けだから駄目ですよ!
厳し?!もう、思いつかないぞ。ヒントちょうだい!
(仕方ない…)最初のDは「ダイレクト」です
あ!分かった!ダイレクト・井戸!
やると思った(笑)もうええわ。
ありがとうございましたー!
ってオイ!サウンドハウスのコラムなんですから、ちゃんとやらないと!
教えて!ホーリー!
今回は導入でかなり尺取りましたね…(苦笑)ではいきますよ。まず「DI」とは、所謂DI BOXのことです。で、「DI」はダイレクト・インジェクションの略です。
だいれくといんじぇくしょん…。
機材の詳しい説明はサウンドハウスさんの別コーナー?にありますので、そちらを参照してもらって…
関連記事『DI(ダイレクトボックス)とは』
DI(ダイレクトボックス)とは|サウンドハウス - Sound House - エレキギター、ベース、キーボードなどの楽器を直接ミキサーやインターフェイスに接続するためのインピーダンス変換器です。ダイレクト・インジェクション・ボックスを略して「DI(ディーアイ)」、または「ダイレクトボックス」と呼ばれます。
ここでは、ライブハウスでの「DI」について説明しましょうか。DIってアコギやキーボードとかでも使いますけど、ここではベースにしぼって説明しますね。まず、その前にギターですけど…ライブにおけるギターの音って、基本的に、アンプ前にマイク立ててそれで音拾いますよね。で、マイクで拾った音をPA卓を経由してライブハウスのスピーカーから出す、と。
ギターはそうだね!
じゃあベースも同じ様にすればいいじゃん、となるかもしれませんが、ベースの音って結構下のほう…物凄い低音も含まれているので、それをマイクで綺麗に拾うのは厳しいんですよね。マイクの音だけだと、おそらくですけど、もの凄いローでベースのフレーズが判りにくくなるんちゃうかな?
そーだローね!
(無視して)なので、DI BOXを使って、ベースのライン音(アンプを通さない素の音)を直接PA卓に届けて、ライブハウスのスピーカーから出している訳です。ベースの音をダイレクトにPA卓へ届けるので「ダイレクト・インジェクション」と。まぁ実際にはベースアンプ前にもマイクを立てて、マイクからの音とライン音を混ぜて出してる場合が多いですね。
なるほどー、その辺がギタリストにはピンと来ないんだよね。アンプで音作りして、ハイよろしく!って感じだからさ。
勿論、ベーシストもアンプで音作りしますよ?PAさんは、そのアンプの音も参考にするでしょうからね。とはいえ、中にはDI BOXを使わないハコもありますし、反対にマイクを立てずにDI BOXのライン音だけのハコもあります。更に言えば、ライン音とマイク音のバランスはそれぞれですよね。ハコやPAさんによってそのバランスは変わってくるとは思います。
色んな要素があるもんだねえ。
因みにですけど、接続順はベース→DI BOX→アンプです。で、DI BOXからPA卓へも信号が流れてるので、実際にはアンプを通さない音がライブハウスのスピーカーから流れてる訳ですね。
ふむふむ。
ベーシストって足元でしっかりと音作りするイメージないですか?ギタリストだとアンプに拘る人が結構いますけど、ベーシストはアンプよりも足元重視なイメージないですかね?それは、上記の様な事情もあるんじゃないかな?と思ってます。故に、これだけベース用プリアンプが開発されてきた、と。ギター用プリアンプってあまり一般的ではないですよね。
そーだね、ベーシストだとアンプ持ち込みでーす、よりD I持ち込みでーす、の方が多いイメージ。それにベーシストの足元も一昔前より随分充実してるよね。ギター用のプリアンプについては詳しくないけど、ベース用の方が印象的かもね。
中には、そのプリアンプがDI的な用途も兼ねてるものもあります。プリアンプから直接PA卓に信号が送られるようになってるヤツとかね。
その辺がまたややこしい!…ややこしさを解消するための機能なんだろうけど。
で、反対に?DI自体が音作りを左右するというか…元々DI BOXって信号を分岐する機材くらいの印象しか持ってませんでしたけど、最近では色々なタイプも出てて、その「DIの音」が明確になってるものも増えてきましたね。
音が良い、悪いや、音が作り込める、音が自然、なんて評価も聞こえて来るね。
そうですね。素直なタイプからクセのあるタイプまで…テッドさんが使ってるAVALONも、基本的には、DIなんでしょうけど、プリアンプ的要素もあって結構しっかりとAVALONならではの音しますよね。因みに、自分も持ってますよ。レコーディングでは必ず持っていきます。ライブでは…結構重いので、ね(苦笑)
筋トレになるね!
(無視して)ベースのライン音の最終的な受け口と考えると、そこに拘る人がいるのも当然で…説明してるうちにちょっと色々と試してみたくなってきましたね。
試そう!だいれくといんじぇくしょん!
サウンドハウスさんでも沢山用意してあるみたいですしね。
→ DI (ダイレクトボックス) 一覧
ホントだ?。どんどん試してみようよ。
確かに手頃な値段のヤツもあるにはあるのですが…気になるのは結構なお値段のものばかり…エフェクターほど気軽には試せないんですよね(苦笑)
そうか…ライブハウスに置いてあるDIは色々だから、まずはそれを気にするところから、だね。そう、すべては?D???
ん…?(あっ!)
二人で・愛ゆえに!
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