こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
いつもコラムを読んでくださりありがとうございます!
「ギターを弾く姿がなんだかカッコ良くない…。」
最近はギター演奏を動画で上げる方が増えてきていますがこんなことで悩むことはありませんか?
僕も録画しておいたライブ動画を見直したりすることがあるのですが、「なんか動きが硬いな」「リズムがズレてるわけじゃないけど、演奏と身体の動きが合っていない」なんて思うことがありました。上手なギタリストと比べると、演奏の見せ方にぎこちなさや違和感を感じるのです。
自分なりに日々研究しながら練習に取り組んでいるのですが、この原因は1つだと思います。それは「自分の身体を思い通りに操れていない」ことだと僕は考えます。
そこで今回は「自分の身体を思い通りに操る」とても良い練習方法を見つけたのでコラムを通してシェアしたいと思います!
それは「アイソレーション」です!
聞いたことがある方はいますでしょうか。
アイソレーションとはダンスの基礎練習のことです。この練習方法を利用して「思い通りに身体を動かすこと」を磨いていこう!というお話です。

もう少しアイソレーションについて掘り下げてみましょう。
アイソレーションとは「分離」や「独立」といった意味の単語です。体の各部分を独立させて別々に動かすことからとトレーニング方法としてこの名がついたそうです。
動かす部位は首、肩、胸、お腹、腰、上半身、下半身、脚、膝、足首など全身ですね。ダンスの基本技術とも言われるようなもので、ダンサーにとって必要不可欠な技術だそうです。
ギタリストでいうペンタトニックスケールみたいなものでしょうか。
アイソレーションを極めたものが「パントマイム」と言われる、人間の動きらしくない動きをする動作になるそうです。
しかし、ギタリストはダンサーではないのでパントマイムができるほどアイソレーションを極める必要はありません。アイソレーションを極めてもギターは上手くなりませんからね。
ただアイソレーションの「体の各部分を独立させて別々に動かすこと」=「身体をコントロールすること」を学ぼうということです。
僕が今実践していることは“首”と“肩甲骨”です。
ここはモロにギター演奏に関わってくる部分なので、まずは首と肩甲骨の動きをコントロールできるようになりたいと思いました。
知られていない方も多いのですが、首や肩周囲はたくさんの筋肉がついており、姿勢を保ったり円滑な動きをするために働いています。しかしながら、現代のデスクワークや運動量の減った日常生活では首や肩の動かす範囲や頻度は限られてくるため、徐々にこれらの筋肉は使われなくなりサビついていってしまいます。そうなると首や肩甲骨を柔らかく自分の思い通りに動かすことが難しくなってきます。
アイソレーションも首や肩の動きは比較的シンプルな動きですが、実際にやってみるとリズムに合わせて首を曲げたり、肩を動かすということがこんなに難しいとは…とある意味衝撃を受けると思います。
YouTubeで検索するとたくさんお手本動画が出て来ますので、それを見ながらやっています。見本があることで「動かし方」や「ここまでは動かせる(はず)」という基準がわかるので、ぜひ動画でお手本を見ながらやることをお勧めします。
またダンスの上手なかっこいいお兄さんやお姉さんを見れて目の保養にもなりますので、心が荒んでいる方にもお勧めです。
Youtubeでアイソレーションを検索する
本当は体幹や下肢のアイソレーションもやればいいのですが、全部を通してやろうと思うと20〜30分くらいかかってしまうので手始めに部分的にやっています。
僕はまだ続けて2週間ほどですが、なんだかギターを弾いているときに窮屈な感じが減ったというか、体でリズムが取りやすくなった感じがします。ギターを弾いているとどうしても体が固まってしまう、という方(僕です。)には良い練習になると思います!
アイソレーション、いかがでしょうか!
「思い通りに身体を動かす」ことができれば演奏の見せ方やプレイ自体にも良い変化が得られると思います。
アイソレーションは激しい運動でもないので場所や時間も気にせずチャレンジできるので練習の一部として取り入れることができるのではないでしょうか。
もし興味があれば僕と一緒にアイソレーションやっていきましょう!笑
それではまたー!
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