この記事では、上達度別に楽しくベースを弾き続けるための練習方法を紹介していきたいと思います。
自己流ですが、参考になればうれしいです。
1、ベースを購入したて
ベースを購入したての頃は、どうやって弾くのか、何を弾けばいいのかがさっぱり分からないと思います。そこで、YouTubeの動画などで弾き方を見てそれ通りに弾いてみるのがおすすめです。自分なりの弾き方で弾き続けると、これから先難しい曲をするときに弾き辛かったり、なにより弾いている姿がカッコ悪かったりするので、なるべく綺麗なフォームを癖にしておくと良いです。
2、なんとなく弾き方がわかったら(ベース歴1週間~1ヶ月)
この頃になるとただ弾くのではつまらなくなってしまい、ベースに飽きてしまう人も多いです。この時期におすすめの練習はとにかく1曲弾いてみることです。「もう曲を弾いてみるの?」と思う人もいると思いますが、目標を持って練習すると上達速度が段違いなのでチャレンジしてみるのがいいと思います。しかし、曲が難しすぎると挫折に繋がるので、初心者向けと言われる曲から選んだ方が良いです。ここで注意して欲しいのが、自分の好きな曲を選ぶということです。ベースをまだほとんど弾いたことがない状態で1曲完成させるのはとても難しく、もちろん選んだ曲やその人の上達速度にもよりますが、時間がかかり、苦労すると思います。その時にあまり興味がない曲だと、その曲自体が好きではなくなってしまい、そのままベースから離れていってしまうかもしれません。また、この時期に挫折する人はとても多いので、なるべくモチベーションをあげるためにも自分の好きな曲を選ぶべきだと思います。
3、何曲か簡単な曲を弾けるようになったら
簡単な曲が弾けるようになったら今度は難しい曲を弾いてみようと考えると思います。しかし、ここで焦って難しい曲を練習しても時間がかかるだけであまり効率的とは言えません。ですから、この時期におすすめするのはフォームの見直しです。ベースのフォームは何通りもありますが、この頃になると自分が弾きやすいフォームを見極めることができると思います。もう一度フォームを見直して、これから練習する曲に備えるのがいいでしょう。
4、ある程度フォームが固まったら
遂に難しめの曲に挑戦です。今までは、簡単な曲なので8ビートでルート音を引き続けるのがメインだったと思いますが、次は自分がやってみたいと思った曲や、かっこいいと思ったテクニックが入っている曲を選びましょう。この時期になると身につけたいテクニックが出てくると思います。例えば、ベースをしている人なら誰でも憧れるスラップ奏法や、テンポが速い曲、ベースソロが出てくる曲、16分で跳ねるリズムをとる曲など色々あります。「これらの曲を選んだのはいいけどどうやって弾けるようになるの?」と考えると思いますが、ほとんどの場合YouTubeやベースの本などにコツが書いてあります。それを元にひたすら反復練習をすると思ったより簡単に身につきます。最初は絶対できないと思った曲でも、諦めずに練習することで自分が思ったよりも弾けるようになります。それを実感すると、ベースが楽しくなり、練習も捗ると思います。また、これを繰り返すことで、新しい技術が身につき、気づいたときには初心者ベーシストから抜け出すことができます。
■ バンドをやるうえで注意すること
この記事を見ている人の中にはバンドを組んでいる又は、バンドを組みたいという人もいると思います。その方のためにバンドを組んで曲を決めて練習するときの注意点を紹介しようと思います。
・好きな曲ができない
バンドを組んでやる曲を決めようとすると、他のメンバーの意見も取り入れるので、ほとんどの場合全部の曲が自分の好きな曲になることはありません。前述の通り、練習曲は自分のモチベーションに繋がるので好きな曲ではないとモチベーションを保つのが難しいです。自分が好きではない曲でもバンドのためと割り切ってしっかり練習することが重要です。
・練習期間が決められる
バンドで練習した曲を合わせて完成なので、バンドで合わせる練習が始まるまでに自分で課題曲を完璧にしなければいけません。つまり、タイムリミットができるということです。これは自分で好きな曲を練習しているときにはないことなのでプレッシャーになると思いますが、余裕を持って練習に取り組むことが大切です。
・全員で合わせるのが難しい
これは特にベースの人が実感するのですが、バンドメンバー全員で曲を合わせるとなったとき、リズムが合わなかったり、自分だけで練習してきたときのように弾けないということがおきます。対策としては、原曲に合わせて練習するだけでなく、ギターの弾いてみた動画などに合わせて練習してみればいいと思います。また、いつも座って練習しているのなら、立って本番通りに練習するのもいいです。ベースはリズムとメロディを繋ぐバンドの柱となるパートなので、自信をもって自分がバンドを引っ張っていくくらいの気持ちで練習しましょう。
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自分で練習してバンドを組んで演奏するのが多くの人の目標だと思うのでそれに少しでも役にたってくれれば嬉しいです。
ご閲覧ありがとうございました。
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