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地元滋賀のすごいブランドを紹介する―竿編―

2021-10-29

Theme:sound&person

最近はコラボ記事に登場することはあれどあまり書くことがなかったのですが、良いものは良いと紹介したいと思い今回の記事を書く気になりました。勝手に布教します。

「自分だけの楽器が欲しい!けどフルオーダーはちょっとハードルが高い。」
そんな方に激推しのブランドです。

おそらく人並み以上にギター、ベースの本体を買っては売ってを繰り返してきました。以前2本に分けて記事を投稿していますが、この後も何本か入れ替えています。止まらぬ物欲。

⇒ 過去記事 社会人ベーシストのメインベース探し前編
⇒ 過去記事 社会人ベーシストのメインベース探し後編

これらの記事を書きながら自分でも「ちょっとこいつどうかしてるな」と感じたところでした。結論に至る過程でなぜ竿に愛着が持てなかったのかを考えたところ、結局は「自分だけの楽器が欲しい」というところかなと。

しかしながら、フルオーダーとなるとそれほど細かい知識もないしこだわりもない、金額も30万40万・・・とかなりハードルが高くなる。となるとある程度は限定されても価格を抑え、でもいい材料を使い、かつ欲しいスペックをすべて満たせる至れり尽くせりブランドがないものか。

それが地元滋賀にありました。その名も『Kanade SOUND DESIGN』。 Altero Custom Guitars様のブランドになります。

https://kanadesounddesign.com/

本当に素晴らしいブランドです。何に関しても抽象的な感想しか言えない私なので細かいことは言葉にできませんが、すごいです。良い音がします。かっこいいです。高級感あります。

一部外注で仕様を限定することでコストダウンしているそうですが、使用される木材はAlteroオーダーと同様の高いグレードの木材を使用しているとのこと。組み込みや塗装などはAlteroで行っているため、その完成度は文句なしです。仕様が限定されているとはいえボディ材は3種類から、指板も2種類から選択可能、カラーや塗装仕上げも指定できます(補足:個人オーダーでなくショップオーダーの形になります)。個人的にはピックアップがKariya-Pickupsなのが好きです。渋い。

それなのに、なぜか10万円台から手に入れることができます。すごくないですか?量産機と変わらない価格ですよねこれ。ちょっとよくわからない。お二人でされている工房なので人件費もかからないとのことですが、お身体大丈夫なのでしょうか・・・笑

面白いのが、販売されている竿がそれぞれショップオーダーになっているので、オーソドックスなものからかなり個性的なものまでいろいろあります。そのお店の方が『こりゃあかっこいいぜ・・・やべえ・・・』って思いながらオーダーしておられると思うので、わりと自分好みの竿がそのままポンと売られていることがわりとあります。私のギターはそうして見つけた1本になります。自分でオーダーしたんか?って感じ。

とまあ要するに、「比較的気楽に、自分だけのいい竿が欲しい」私のような人にはドンピシャのブランドだったため、増えすぎた竿を何本か手放してベースもギターも今ではKanadeを使用しています。仕様に縛りがあるので、ベースのオーダーはすべてメールで完結してしまいました。さみしい気もしますが、楽といえば楽です。一応最後に所有機を紹介しようかと思います。

最近は自社エフェクターも販売されている工房なので、Kanadeもちょくちょく話題に上がるようなブランドになってきたように感じています。良いものなのでどんどん広まればいいんじゃないかなと思いますので、ぜひ一度触れてみてください。工房のお二人もツイッターでちょくちょくやり取りさせてもらってますが、気さくに対応いただけるのでぜひ絡んでみてはいかがでしょうか。笑

余談ですが、そうしたブランドを探していくなかではSago New Material Guitars様の「Stem」も非常に気になったブランドです。こちらも同じような方法でコストダウンされています。若干Kanadeよりは価格帯が上の印象ですが、かなり魅力的なブランドです。Sagoといえばオリジナルのラップ塗装の印象が強いですね。かっこいい・・・いや、今は買いませんよ。さらに余談ですが、下位ブランドの「Seed」は2本、Tabuchi Mk-ⅡとKanderbirdを所有していますが、雑な感じは一切なく十分良いベースだなと感じています。お値段以上です。それの上位ブランドとなると・・・いや、今は買いませんよ。

https://sago-nmg.com/brandcat/stem/


【ベース】KPJ-SERIES

https://kanadesounddesign.com/kpj-as-kpj-al/

≪指定仕様≫
ボディ:ライトアッシュ
指板:ローズウッド
カラー:British Green
仕上げ:マット
その他:2volから1vol,バランサーに変更。フロントは言うまでもないですが、リアに全振りしても細くて使えないなんてことはなく、非常に良い音が出ます。


【ギター】Amico-HTB

https://kanadesounddesign.com/amico/

≪仕様≫(ショップ様オーダー)
ボディ:アルダー
指板:ローズウッド
仕上げ:マット
その他:軽いです。かわいいです。過去のギターより握りこみやすく、指が痛くなりません。黒にこのピックアップの組み合わせ、最高じゃないですか。
ギターのモチベが復活しました。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Eru

就職後に新しい趣味が欲しくなり、2018年にベースを始めました。独学でコツコツ勉強しながら続けています。スリーピースバンド『4/3号線』ベーシスト。といっても現状はただの練習のためのコピバンですので、オリジナル楽曲制作が当分の目標です。最近ギターとドラムも始めました。
twitter https://twitter.com/L_bass0213

 
 
 

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