指板やフレットを綺麗にした前回「ギターを綺麗に保とう」に続き、今回はボディのクリーニングです!
愛用のギターを綺麗にして、スタジオ練やライブに向けてモチベーションを上げて行きましょう!
ボディクリーニングに使用するのは前回もご紹介したLizard Spitからこの2アイテム!

VIP (Vintage Instrument Polish)
長年に亘り表面に付着した汗や汚れ、タバコのヤニなどはもちろん、トラブル の原因になっていた表面のオールドワックスも取り除くことのできる、高純度のリアルカルナバワックスです。

まずはこのVIPから塗布してボディを磨いていきます。 磨き始める前のボディがこちら!!

全然光沢がないですね 笑
長年使い続けたことによって塗装の表面がくすんでしまっており、普通のポリッシュではもはや蘇らなくなってしまっています。
早速VIPでボディを磨き上げたところ、ボディに付着した汚れがみるみる落ちていくのが見に見えてわかります。
拭いていたクロスにもこの通り汚れが。。。

ギターの塗装タイプや状態によって一概には言えることではありませんが、このタイプのポリッシュだとギターの肘が当たるエルボーの部分など擦れて薄くなってしまっている箇所の塗膜が剥がれてしまう事があります。しかし、VIPと今回のギターでは入念に磨き上げても塗装へのダメージはありませんでした。
このレベルで使いやすいポリッシュは、ありそうでなかなかなく、使い始めると感動していつまででも拭いていられるような感覚に陥りました。いくら良いからと言って、磨きすぎには注意してくださいね。
そしてVIPで磨き上げたボディがこちら。

表面のくすみがなくなり、光沢が戻ったのがおわかりいただけると思います!
写真だとこの光沢の凄さをすべてお伝えするのは難しいですが、VIPだけでも十分満足してしまう仕上がりまで綺麗にできました。
ただこれで完了ではありません。 次に使うのがこちら!

同じくLizard SpitのGuitar Polishです。 今までポリッシュの成分まで強く意識したことはありませ
んでしたが、このGuitar Polishはカルナバが配合された水性であり、塗装へのダメージが少なくギターを選ばす使用することができます。
文章だとなんとも実感できませんので早速先程のVIPで磨いたボディに使用し、磨き上げてみてみました!

今までどんなに磨いても実現できなかったぐらいのツヤツヤ具合です!! わかりやすい写真も用意しました!

低音弦側がVIP、Guitar Polishを使用して磨き上げた面、高音弦側が何もしていない状態です。
磨いた側のツヤが戻っている事がおわかりいただけると思います!
更にわかりやすく左右それぞれ拡大でご用意しました。

特に専門的な知識も必要なく、塗膜の状態をチェックしながら磨くだけで大事なギターがここまで綺麗に復活!皆様もぜひお試しいただきこの感動を味わってほしいです!
そして、この手のポリッシュはラッカー塗装のギターへ推奨されているのはよく見ますが、ポリ塗装ギターへの効果についてはあまり語られていないため、どの程度の効果があるのか試しに使ってみました。
40年前のポリ塗装のネックで長年使っていることもあり、弾いていると少しネック裏にザラつきを感じられるようになってしまっていた。しかし、上記と同様の手順で磨いたところ、新品と見違えるようなピカピカのネックに!

Lizard Spitのポリッシュたちはギターの塗装を選ばず、塗装の状態を新品状態に近づけ塗装を保護するという用途において、とても優れており、間違いなく1本持っていれば便利なこと間違いなしです。皆様も楽器をきれいにして、より快適な音楽ライフをお過ごしください。