みなさん!!突然ですが2020年は何の年でしょうか?
そうです。
東京事変 再生の年です。
こんにちは、商品部の西田です。閏年2O2O年1月1日に突如「再生」と銘打ち復活を遂げた東京事変。当日かなり酔っていた私が一瞬で醒めるほど衝撃的な吉報でした。
全国ツアーも閏日2月29日から始まります、ぜひ観にいきたいです。
というわけで今回はそんな東京事変の楽曲について語らせてください。
■東京事変
2003年に活動を開始したバンド。メンバーの入れ替えを境に第一期・第二期に大別されます。今回の再結成は第三期と呼ぶべきでしょうか。
シンガーソングライターの椎名林檎さんを中心に結成されたバンドですが、椎名節が炸裂する最近の楽曲とは一線を画す雰囲気が特徴です。それもそのはず、作曲・作詞・編曲のどれも全てが全て椎名さんであったわけではありません。例えば1stシングル「群青日和」は第一期キーボーディストH是都Mさんが作曲を担当しています。
東京事変 – 群青日和 『教育』
爽やかなテンポの速いロックに仕上がっています。かと言ってこのような楽曲ばかりではなく、近年の椎名さんらしさも垣間見えるスウィング調の楽曲も手がけます。
東京事変 – キラーチューン 『娯楽』
■第一期
引退をも考えていた椎名林檎さんが、活動継続のために結成したバンドである東京事変。その第一期メンバーは椎名林檎 (Vo, Gt)、亀田誠治 (Ba)、刄田綴色 (Drums)、H是都M (Key)、晝海幹音 (Gt)の5人。実はそれほど第一期の活動期間は長くなく、H是都Mさん、晝海幹音さんが2005年7月1日に脱退を発表し第二期へと移っていきます。
アルバム単位で言えば発表したのは1枚、「教育」のみでした。とはいえ遺した功績はとても大きく、2004年11月末に発売ながら2004年12月第一週にはオリコン2位を獲得する驚異的なアルバムです。
東京事変 – 遭難 『教育』
■第二期
H是都Mさん、晝海幹音さんが自身の活動に集中するとして脱退。代わりに伊澤一葉さん(Key)、浮雲さん(Gt)が加わり、第二期東京事変となりました。「修羅場」はその新たな出発点とも言える楽曲です。
東京事変 – 修羅場 『大人』
そして私の大好きな曲、「透明人間」もこの『大人』に収録されています。ベースが際立つとてもかっこいい曲です。2018年にライオン製品「NONIO」のCMに使われたのも懐かしいですね。
ところで少し話は逸れますが(ただ語りたいだけですよ)、次の曲の03:53よく聴いてみてください。どこかで聞き覚えが……?
長く短い祭 – 椎名林檎
「さようならはじめまして」
そうです、事変の曲のサビと全く同じメロディと歌詞ではありませんか!
東京事変 – 能動的三分間 『スポーツ』
こういったところからも東京事変のエッセンスを感じることのできる椎名さんの曲作りはやはり素晴らしいですね。あまり表立って言っている人がいないのは考えすぎだからでしょうか……?笑
また、椎名さんといえばこの曲ともいえる「丸の内サディスティック」。椎名林檎さんをよく知らなくてもこの曲は知っているという方も多いのではないでしょうか?特に東京事変としてライブ演奏したミュージック・ビデオ「幕ノ内サディスティック」は必聴です。
椎名林檎 – 丸の内サディスティック (東京事変 – 『珍プレー好プレー』収録)
そういえば椎名さんがマイクにこだわりを持っている、というのはファンの間では有名ですよね。先ほども載せた「長く短い祭」のPV内ではお洒落な青色が目を引くBLUEのBottleを使用していたり、
BLUE ( ブルー ) / Bottle
レコーディングなどではAKGの名機C12の復刻版マイクであるC12VRを使っていたり、そのこだわりぶりが分かりますね。
AKG ( アーカーゲー ) / C12VR 真空管コンデンサーマイク
■第三期
どんどん話が逸れていってしまいましたが、新たにスタートを踏み切った第二期東京事変は2012年2月閏日の解散公演まで次々と楽曲をリリースしていきます。
そして解散から8年後、2回目の2O2O年2月閏日に再生を始めるのです。東京事変が解散した後もメンバーはそれぞれ多方面に活躍し、パワーアップした第三期、これからの活動にとても期待したいですよね!
最後に1月1日にリリースされた新曲「選ばれざる国民」で締めたいと思います。ええもう喜んで。