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現役ライブPAエンジニアが語る 『モニターイヤフォンIE 100 PRO』

2021-06-18

テーマ:sound&person

「クリアなのに冷たさは感じない。むしろ温かい」

プロの現場や音に敏感なリスナーに圧倒的な支持を受けているゼンハイザーのイヤホン『IE100PRO』、ヘッドホン『HD25』、その魅力をSuchmosやクラムボン、フジロックフェスティバルなどのライブPAを担当する西川一三氏にレビューしてもらった。そのサウンドは匠の耳にどう届くのか? 
※注:再生環境はPC(Mac)。音源は各ジャンルのCD、ライブ音源、西川氏が普段から使用しているリファレンス用CD、YouTubeの配信音源などを使用。

IE 100 PRO 「自分好みのイヤホンにやっと出会えた」

実は今までイヤーモニター(イヤホン)には良い印象を持っていませんでした。仕事でいろいろと試してみても、「今はこれが普通なんだろう。僕はハマらないけれど」という感覚でした。
ところが、『IE100PRO』を試してみて驚きました。自分が30年近く愛用してきたヘッドホン『HD25』に近い音なんです。音源やリファレンスCDを聴いてみても、まったく違和感がない。自分が待ち望んでいたイヤホンにやっと出会えました。

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO クリア カナル型イヤホン

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO ブラック カナル型イヤホン

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO レッド カナル型イヤホン

実は『IE100PRO』を使ってライブハウス会場内で配信のミックスをやってみたところ、完璧なミックスができました。『HD25』はヘッドホンなので、PAで音が鳴っている時にモニターしながらローを探るのが難しいです。でも、これは耳に装着するタイプなので、その心配もありませんでした。
僕と同じように『HD25』を使っている後輩がいるんですが、彼に試してもらったところ、翌日には購入していましたよ。せっかくなので自分が担当しているアーティストさんにも聞いてもらったのですが、やはり高い評価を得ていましたね。

気になるサウンドですが、先ほど言ったように『HD25』に近く、ジャンルを問わず対応できます。音は雑味がなくて、ナチュラル。イヤーモニターにありがちな冷たさはまったくありません。温かみを感じますね。それに他のイヤホンに比べて圧倒的に本体が軽いですし、装着していても違和感がありません。これらの特徴は上位機種の『IE400PRO』『IE500PRO』にもあるのですが、自分は特に『IE100PRO』にそれを感じました。
モニタリングしやすさも特筆すべき点。自分のようなPA卓で仕事をしている人間、ステージでプレイするミュージシャンにとっては、長時間使用しても聴き疲れしないところが利点になるでしょう。それは一般の音楽ファンの方にとっても同じ。良い音を求めてスピーカーやヘッドホンを探している人にとっては、ひとつの選択肢になりますし、コストパフォーマンスの高さも大きなアドバンテージです。長い期間使うことで、ほどよくエイジングされていくことも期待できます。
私は今後、本機をポケットに入れて持ち歩こうと思っています。急にミュージシャンから音源を渡され、「これ、どう思う?」と言われたとき、すぐにモニターできるようにしたいです。それほどドンピシャの音なのです。

HD 25 「私にとっての、すべての基準」

私がゼンハイザーとはじめて出会ったのは、心斎橋クラブクアトロ(2011年に梅田に移転)というライブハウスで修行をしている時でした。ここの会場のマイクがゼンハイザーのMD421で、同機はどんな箱にでも置いてあるスタンダードなものでした。それに合わせて、同社のヘッドホン『HD25』を使用するようになりました。それ以来、約30年に渡ってこのヘッドホンを使わせていただいています。
長年使い慣れてきたせいもあり、『HD25』は自分が音をモニターするときの基準になっています。『HD25』で音を識別・判別することを学んできたと言っても過言ではありません。逆にスタジオなどで使われている他社の有名なヘッドホンなどを使うとわけがわからなくなってしまうほど。これがないと仕事になりません。

『HD25』は、どんな音楽のジャンルにも合うように設計されていると思います。一言で言えばフラットです。音の色付けや派手な装飾がない。だからといってレンジが狭いというわけでもない。しっかり奥行きがあって解像度が高く、クリアなので音が細かく判別できます。大抵、クリアに聴こえるヘッドホンはハイ上がりだったりするのですが、そういうこともない。アナログのような温かさがあります。すべての音がクリアに聴こえると”聴き疲れ”のような現象が起きますが、それもありません。私のように長時間、ヘッドホンを使用している人間にとってはありがたい限りです。
それでいて耐久性も申し分ない。今日持ってきた『HD25』は25年前に買ったドイツ製のもので、これをカバンに放り込んで全国を飛び回っているのですが、壊れたことは一度もありません。せいぜいケーブルの接触が悪くなるくらいです。そのケーブルもこの25年で5回も替えていません。これだけ耐久性のあるヘッドホンは他にはないのではないでしょうか。

西川氏愛用のHD25 (ベロアイヤーパッド&カールコード仕様)
遮音性に関して言えば、他のヘッドホンタイプと同じで普通でしょうね。そんなにがっちり遮音されているという感覚はありません。でも僕のような仕事ではそこが重要で、会場で鳴っている音を確認しながら、ヘッドホンの中のミキシングした音もしっかり聴くこともできます。
私にとっての『HD25』は、すべての基準。仕事をする上で一番大切なもの。これを触っているだけで思わず顔がほころんでしまいますね。

西川一三(にしかわ・いちぞう)

音響技師/PAエンジニア
1990年代初頭、心斎橋クラブクアトロでキャリアをスタート。全国のライブハウスはもとより、スタジアムクラスのライブ、フジロックなどのフェスなどでライブPAを担当。現在手掛けているアーティストはSuchmosやクラムボンら。ミュージシャンが望む音像を会場で再現するその職人的センスは多くのクリエイターに支持されている。直近の担当作にSuchmos『THE LIVE YOKOHAMA STADIUM 2019.09.08』(F.C.L.S./Ki/oon Music)

SENNHEISER / IE100PRO ブラック カナル型イヤホン

SENNHEISER

IE100PRO ブラック カナル型イヤホン

¥12,870(税込)

イヤホン、カナル型、20Ω、115dB、20~18,000Hz、ブラック

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SENNHEISER / IE100PRO クリア カナル型イヤホン

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IE100PRO クリア カナル型イヤホン

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イヤホン、カナル型、20Ω、115dB、20~18,000Hz、クリア

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SENNHEISER / IE100PRO レッド カナル型イヤホン

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IE100PRO レッド カナル型イヤホン

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イヤホン、カナル型、20Ω、115dB、20~18,000Hz、レッド

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