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日本では意外とマイナー?ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とは!?

2020-11-27

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

オーケストラといわれると、どの楽団を思い浮かべますか?
例えば、誰もが知る世界的オーケストラの「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」や、専門家によるランキングで第一位を獲得している「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」など言い出すとたくさん出てきます。今日はそんな中でもとっても素晴らしいのに、日本ではちょっとマイナーな楽団「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」にスポットを当てたいと思います。
この知識があれば、皆さんもクラシック通ぶれるかもしれませんよ?

1、どこを拠点にしてる?

「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」(以下コンセルトヘボウ管と略)はオランダを本拠地としている楽団です。本拠は首都アムステルダムに置いていす。
そのため旧名称は「アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団」であります。

2、その歴史をサクッと見てみよう!

1888年の創立から約120年の歴史があるため、本当に少しだけですが抜粋してご紹介します。1888年、コンセルトヘボウというホールがオープンしたのと時を同じくして、その専属オーケストラとして「アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団」が成立しました。ちなみにコンセルトヘボウとはオランダ語で「コンサートホール」という意味を持つ単語で、戦前からそのままの姿を残すホールとしてコンセルトヘボウ管のメインステージとして、現在でも愛されています。有名どころでは、リヒャルト・シュトラウス作曲の「英雄の生涯」を初演しています。
この時代の常任指揮者であったメンゲルベルクによってコンセルトヘボウ管は一躍世界のスターダムにのし上がります。またグスタフ・マーラーもたびたび指揮台に立ち、その伝統はその弟子まで続いていき、世界で初めて「マーラー音楽祭」が開催されたことで、コンセルトヘボウ管×マーラーというセットが確立されました。
現在でもコンセルトヘボウ管の十八番は、マーラーの交響曲と知られています。1988年、創立100周年を迎えて女王に「ロイヤル」という称号を与えられたため、現在の名前である「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」に改称され今に至ります。

3、どんなオーケストラなの?

一言でいうと「すごすぎる」オーケストラです。そのサウンドは、昔から批評家たちからの称賛を集めています。
すべてのパートが国際的な評価を得ているが、特に金管セクションは「黄金の響き」や「黄金の金管」と称されるほどです。世界中の音楽紙でのオーケストラランキングでも常にベスト3を外さないなど、本当に支持の厚いオーケストラであるといえると思います。
日本にはベルリンフィルやウィーンフィルほど招かれる機会が少ないですが、そのサウンドと技術力によって、ドイツ音楽を中心に様々な楽曲を公演しています。マーラーのほかにもベートーヴェンを得意とし、ライブで交響曲全曲を完結させています。

いかがでしたでしょうか?
少しでもコンセルトヘボウ管というものが共有できたらうれしいです。 本当は歴代指揮者についてや、現在この楽団でご活躍されている日本人のことについてなども触れたかったのですが、そんなことをするとあまりにも長すぎるのでこの辺りにしておきます。
やはり音楽は自分で聴いてみないとわかりません。ぜひここで興味をもったならば、自分の耳で確認してみてください。その素晴らしさに圧倒されると思います。 ありがとうございました。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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緑のふうせん

3歳からピアノをはじめ、中学より学校の吹奏楽団にてトロンボーンを始める。高校生になり、バストロンボーンに転身。その他、打楽器、ユーフォニアムなど様々な楽器を学ぶ。

 
 
 
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