こんにちは
sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
本日はT-rexから発売されているREPLICAと言うディレイを紹介いたします。
今回もYoutubeでトーク動画を作成しました。チャンネル登録いただけますと、嬉しいです。
ここのところ立て続けにディレイの紹介をしております。今回のディレイはデジタルディレイですが、非常に柔らかいディレイ音が得られるものです。
この T-rexはデンマークのメーカーで、REPLICAは当時カルロス・サンタナが使用しているということで注目を集めたディレイです。
現在は残念ながら代理店が日本にはないそうですが、当時日本では7万円ぐらいで発売されていたと記憶しております。
またREPLICAはいくつかバージョンがあり、今回紹介するのは電源コードが直で付いている初期のものとなります。
近年の物になりますと、電源コードが本体についているわけでなく、電源アダプターが別にあります。
音も違うようで、初期物になると音の太さが違うようです。
○ REPLICAを使う利点
- とにかくディレイ音が温かく、柔らかいサウンド。
柔らかいサウンドというのが個人的にすごい好きなポイントで、鋭利にディレイ音が重なってこないため原音との混じりが自然で、プレイも柔らかい表現をすることが可能です。
鋭利な入り方をしてくるディレイだと、どうしても原音と混じりにくいせいか、わざとらしく感じてしまったり、ディレイをかけることに強調しすぎてしまう傾向があります。
もちろん、自身がやりたい音楽や表現したい音楽がありますので、それが悪いと言っているわけではないです。 - BROWNスイッチ
機能的にはハイカットフィルターに当たるもので、テープエコーのようなシミュレーションをすることが出来ます。
スイッチを入れるとディレイのリピート音が段々曇っていき自然に消えていきます。
これもかなり使える機能で、REPLICAの特徴である柔らかいサウンドがより一層強調されます。
ただこのスイッチが無くても、十分にクリアで柔らかいディレイを得ることが出来ます。 - SUBDIVISION
このスイッチが TAPテンポを押したときに、ディレイ音をTriplet(三連符)に設定することが出来ます。
通常は、TAPスイッチを四分音符に足で踏めば、四分音符が設定されるのですが、SUBDIVISIONをオンにすると四分音符で踏んだ場合、設定されるディレイがTriplet(三連符)になります。
○ 前回のBOSS DD-2と比較した場合
DD-2はデジタルディレイの中で、特にBOSS製品の中ではデジタルディレイの割には温かくクリアで太いディレイ音がします。
ディレイ音のシャープさという意味ではBOSS DD-2の方がシャープですが、やはりスムーズさ、柔らかさという意味では圧倒的にREPLICAの方が良いです。
もちろん、使い方やプレイする音楽により選択する必要があります。
DD-2にはDD-2の良さがあり、REPLICAにはREPLICAの良さがあります。
○ 筆者総評
歪みは系統の違う歪みを何種類か持つ必要があることは、よく言われていることですが、ディレイも同じでやる音楽、自分の表現したいプレイに合わせて選択する必要があります。
一つだけを選択し使用し続けることも、もちろんそのエフェクターを知るうえで非常に大切なことかもしれませんが、レコーディングするときや、さらに追求していくと何個も持つ必要があります。
なぜなら、ディレイ音一つでフレーズの聴こえ方や楽曲に対するなじみ方が変わるからです。
クッキリしたディレイ、ライヴで使うのに便利なディレイ、これでしか出せないような音を持つディレイなど、何種類も持っておくと非常に面白い音楽ライフが待ってます。
▼レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:Kanji Guitar ストラトタイプ、レスポールタイプ (https://twitter.com/KanjiKawabata)
エフェクター:T-rex REPLICA
アンプ:Two Rock Studio Pro Plus
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。
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