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世界中で愛され続けているパーカッション!?

2020-10-16

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

パーカッショニストのSatoshi Sammy Saitoです。
今回は世界中で愛され続け、パーカッションをやりたい・触ってみたいと思わせてくれる打楽器を紹介します。

世界中で愛されているアフリカ発祥の打楽器と言えば、こちら!

ジャンベ(Djembe)

アフリカ音楽には決められたルールやフレーズがあり、そのルールに則って、複数のジェンベを同時に叩くアンサンブルジャンベ・ジュンジュン・ベルなどの複数の打楽器を叩くアンサンブルが存在し、ジャンベはアフリカ音楽の必要不可欠な楽器として君臨し続けています。更に、他のパーカッションと違い、とても音量が出るパーカッションです。というのも、もともとエンターテイメントとしての要素よりも生活に必要な要素の方が大きかったからです。昔は、現在の大都市のように家と家が隣接してなく、隣の家までの距離がありました。そんな中、携帯電話のような電子機器はないので、緊急事態の時はジャンベなどの打楽器が連絡手段だったのです。現在は、音色・音質・デザインともに素晴らしい伝統的な民族打楽器として世界中で広く使われるようになりました。

民族楽器だからこそ生じる問題点!?

・材質により起こりうる問題

民族楽器であるジャンベはボディ部分が木材(バラフォン・レンケ・イロコ・トゥエネボア…etc)・ヘッド部分が動物の皮(ヤギ・牛など)でできています。この木材と皮がなかなかに問題なのです。海外で気に入ったジャンベがあったとしても、それを国内に持ち帰ることが大変 or できないという問題が発生します。国によって持ち出し禁止の皮や木が存在し持ち帰ることができなかったり、ボディ部分の木が重く空輸する場合に高額の輸送費がかかってしまったり、気圧や気温の劇的な変化にヘッド部分が耐えられないためにバラバラにして持ち運ばなければならなかったり等・・・色々と手間がかかるのです。

・気候によるメンテナス問題

アフリカはとても乾燥した気候の国です。乾燥した気候はパーカッションには最高な環境で、音の鳴りが良くチューニングはしやすくメンテナンスが楽なのです。
逆に日本のように湿気が多く・四季がある為、年に四回も気候変化が起こる国は頻繁にメンテナンスが必要で、とても大変なのです。

持ち運び&メンテナンスが簡単なジャンベ!?

先ほど述べた、問題点を解決してくれるジャンベがRemo社によって開発されました。そのジャンベがこちら

REMO ( レモ ) / LREMDJ0014-BE

メーカー:REMO
商品名:LREMDJ0014-BE(EARTH BLACK)
付属品:チューニングキー

Remo社が開発したジャンベはサイズ・色・形状と様々なタイプのジャンベがあります。ボディーはリサイクルファイバー素材を樹脂で加工した「アコースティコン®」・ヘッドは合成ポリエステルフィルムからできています。湿気や気候の変化でダメージを負うことがない構造になっており、激しい衝撃を与えない限り壊れない丈夫な作りになっています。
素晴らしい点はチューニングです。ドラムと同じチューニングボルトが施されており、チューニングキーで簡単に自分好みのチューニングをすることが可能で、チューニング後は気温・湿気などで変化してしまうチューニングのズレが起きにくいのです。夏の野外フェスでよく起きるリハーサルでチューニングを完璧にしても本番前にはチューニングがズレている現象が起きにくいのです。
近年は多くのバンドマンやミュージシャンが海外で演奏する機会が増えています。国内でも国外でも当然、自前の楽器を運搬しないといけません(パーカッショニストは大変です・・・)。そこで問題になるのが、前述した木材と皮でできた楽器です。多くのパーカッションは木材・皮からできていてジャンベもそのうちの一つです。しかし、このRemo社のジャンベなら問題ありません。規制される素材を使っておらず・飛行機移動の際に生じる急激な気圧の変化での破裂や損傷が起きないからです。実際に何度も海外遠征でこのRemo社のジャンベを飛行機で運搬していますが、問題なく運搬できました。

がしかし!

一度だけ、問題が発生しました・・・前述した通り、激しい衝撃を与えない限りは大丈夫なのですが、過去に1度激しい衝撃を与えられてジャンベが損傷するという事案がありました。しかしその問題も簡単に解決できるのがRemo社のジャンベの素晴らしい部分でもあります!

詳しくはこちらの動画でチェック!

音質はどうなの?

Remo社のジャンベの音質はどっしりとした低音輪郭がはっきりとした高音音色の切り替え(オープン・スラップ)にもしっかりと反応するなど限りなく皮のジャンベに近い音を奏でることができ、合成ポリエステルフィルムのヘッドだからこそできる奏法音色を奏でることもできます。ただ、ヘッド部分が前述した合成ポリエステルフィルムということもあり少しキンキンした音が鳴りますが、それでも十分すぎる程の高い音質を奏でてくれるジャンベです。さらに【皮の独特な温かみのある音・高音を鳴らしても耳に刺さらない柔らかな音・深く重く包み込むような低音】を追求したい方は、皮製のジャンベをオススメします。

皮製ジャンベ・Remo製ジャンベそれぞれにメリット・デメリットがありますが、自分自身が何を求めているか?など、いろいろ考えて・試して自分に合う楽器選びをしてくださいね!

Satoshi Sammy Saito

15年間続けた子役を引退し、音楽に魅了され単身カナダへ。カナダにてサポートミュージシャン兼アーティストとして年間300以上のShow・TV出演をこなし、帰国後も国内にて多数のアーティストと共演。現在はCajon/Djembe/Conga/Wavedrums/Didgeridoo等を駆使し、ライブサポート・レコーディング・ワークショップ等で活動中。
Website https://www.otosato.com
Youtube https://youtu.be/b3MrZUtPdOo

REMO / LREMDJ0014-BE ジャンベ

REMO

LREMDJ0014-BE ジャンベ

¥59,800(税込)

ジャンベ、キーチューン、14"x25"、ブラックアース

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