こんにちは!
お疲れ様です、“姿勢がみれるギタリスト”ことフジオカタクトと申します。
みなさんはギターを弾いていて手首が痛くなったことはありますか?
また手首が痛くなったときはどんなことをして対処していますか?
多くの人は手首を曲げてストレッチをしたり腕まわりの筋肉を揉んでみたりして紛らわせてきたと思います。
今回は一般の方は知らないであろう手首のマッサージ方法についてみていきたいと思います!
(「マッサージ」と書きましたが、リハビリ業界では、関節モビライゼーションと呼ばれるリハビリの手技です。「マッサージとモビライゼーションは別モンじゃ!」と勤勉なセラピストの方に怒られそうですが、わかりやすさと手軽さを優先してマッサージという言葉を選びました。なので今回行う「マッサージ」は広い意味でと受けとっていただければ幸いです。)
今回の記事はギタリストに限らず、手を使う楽器や仕事をされている方には知っていて損のない内容になっています。ぜひこのストレッチを会得してご自分の生活に役立ててください!
早速やっていきたいところですが、まずは手首の構造について簡単に知っておいてください。画像は右の手首です。画像の青っぽくなっている部分が手根骨と言います。今回はこの手根骨のマッサージをやっていきます。

手根骨とは形が異なる小さな8つの骨の総称です。 手根骨の周りには靭帯がたくさんついています。

骨や関節の名称は覚える必要はありませんが、手首の構造ってこんな風になっているのか〜となんとなくで良いので知っておいてください。
今回のマッサージでは手根骨を動かすことで手首の関節や筋肉、靭帯の柔軟性を上げることを目的とします。
では実際にやってみましょう!
手根骨の位置はだいたい腕と手の境目と思ってください。写真と自分の腕を見比べて大体の位置の目星をつけましょう。

手首のシワが多いこの辺です。この辺かな?くらいで大丈夫です。
位置が大体わかったら、反対の手で手根骨を挟み込むように持ちます。そして挟んだ指で優しく奥に押したり手前に引いたり、揺らしたりするイメージで動かしてみましょう。
この時の注意点として、ゆっくり動かすことを意識し、力を入れすぎて痛くならないように注意してください。動かす範囲も大きくする必要はありません。

コツが掴めてきたら、手根骨は複数の骨の集合体ですので、一つ一つの骨を動かしていってみてください。より効果が得られるかと思います。
回数は負担がない範囲であれば特に決める必要はないかなと思います。
手首の動きが軽く感じるまでやってみてください。
手根骨をしっかり動かした後は手首を曲げたり伸ばしたり回してみたり色々と動かしてストレッチしてみてください。
前後で比較してみると手首が柔らかくなり、動きが軽くなった感覚があるでしょうか?
一応自分でもマッサージしてみまして、前と後とでビフォーアフターを撮ってみました。
ビフォー

アフター

いかがでしょう、変化が伝わりますか? アフターの方が柔軟性が向上し、曲げる方にも逸らす方にも動く範囲が広がったと思います。 写真では微細な変化に見えるかもしれませんが、感覚としてはすごく動かしやすくなります。
ギターを弾く前や弾いた後にこのストレッチを行えば手首や周囲の筋肉などへの負担はかなり軽減されると思います。 また痛みや硬さがない人でも時々行うことで柔軟性の維持・向上につながります。ぜひご自分で試してみてください〜!
それではー!