こんにちは
sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
今日は、初心者の方向けに歪みエフェクターの基本的な使い方や、各コントロールの説明をしてみました。
Youtube動画も作成してますので、ご覧いただけると嬉しいです。
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○ 歪みエフェクターについて
1、歪みエフェクターの歪みとは
昔ながらの真空管のアンプは音量を上げていくと、綺麗なクリーンの澄んだ音がどんどん濁っていく(音が割れていくようなイメージ)ことになるかと思います。
この濁っていく音が割れたようなサウンドが歪みです。
オーディオの世界では嫌われるものですが、ギターの世界では非常にカッコ良く音楽的に聴こえ、同時にギタリストの個性を決定してしまうほど重要なファクターの一つです。
ゆえに、歪みエフェクターは、ギタリストが一番こだわると言っても過言ではなく、エフェクターボードに2、3個繋げて使用していたり、異なる性質を持つ歪みエフェクターを10個以上所有しているなどよくあることです。
2、歪みエフェクターの使い方
使い方は、大きく分けると二つあります。
一つ目が、歪みとして単体で使用すること
二つ目が、アンプの歪みや、他の歪みエフェクターのブースターとして使うことです。
(Youtube動画では単体の歪みとして使うことを前提に話をしています。)
初心者の方は、十分に歪むギターアンプを持ってないと思いますので、歪みとして単体で使用することが一番多いのではないでしょうか。
またスタジオにあるアンプも、アンプ自体の歪みが少ないジャズコーラス(Roland JC-120)が多いですので、歪み単体として使用する方法から覚えておけば良いと思います。
歪みエフェクターの使用に慣れてきたら、もう一個歪みエフェクターを買い、ブースターとして設定して、歪みや音量を増やしたり、音の補正として使用しても良いと思います。
○ 初心者オススメのエフェクター
今回使用しているのは、Bossから出ているSD-1という歪みエフェクターです。
初心者にオススメできる一台です。
分類としては、名前の通りオーバードライブという分類になります。
ディストーションが、ハードロック並に歪むエフェクターと考えると、そこまで激しくは歪まないという印象です。
なぜこのエフェクターがオススメかと言うと、無難で特に何か際立った特徴も無いですが、いろんな場面で使いやすいからです。また、初心者だけでなく、プロも使うことが多いオーバードライブです。
歪み単体としても使うことができ、アンプや他の歪みエフェクターのブースターとしても応用が効きます。
なおかつ比較的安価で新品でも5,500円、程度によりますが中古だと3,000円ぐらいで手に入ります。
最近は同じBoss製品でもBD-2(ブルースドライバー)を使用するギタリストも多いですが、BD-2は少し癖があるため、SD-1の方が素直でより扱いやすいイメージです。
○ 基本的なコントロールについて
ツマミは3つあり、左からレベル、真ん中がトーン、右がドライブです。
スイッチは、ゴムの黒い部分を踏むとオンになり、チェックと書かれたランプも赤に点灯します。
レベル→音量を決定
トーン→音の明るさ、右に回すと高音域が目立つようになります。
ドライブ→歪みの量
○ 歪みエフェクターの基本の設定について
個性的なクセのあるエフェクターを除き、ツマミの位置は全て12時から試します。例外もありますが、特にボス製品など日本メーカーのエフェクターは12時が基本と考えて良いと思います。
しかし、エフェクターによっては、良い音や使いやすい音が出るポイントが限られており、全てのエフェクターが12時から試すというのが正解とは限りません。
○ 初心者にありがちな設定で気をつける点
1、ドライブの上げすぎに注意
演奏する音楽にもよりますが、初心者にありがちなのが演奏が楽に弾けてしまうため、過剰にドライブを多めに設定してしまうことです。
これはなるべくやめましょう。
理由は、音の抜けが悪くなり、バンドサウンドの中で埋もれてしまい、何を演奏しているのかわからなくなってしまうことがあるからです。
初めのうちは、自分が演奏しやすいと考えている歪みの適量から少し絞った位が良いかもしれません。
バンドで演奏する際に、歪みが少ないなと感じれば、歪みを足していく(ドライブを上げる)イメージです。
2、トーンの上げすぎに注意
これも初心者にありがちなのが、トーンを上げすぎで耳に痛い音になってしまうことがあるので気をつけた方が良いです。
実は初心者のうちはなぜかトーンを上げすぎてしまうことが多いようです。
それは、ドライブと同じで雑に弾いても弾けたような気になってしまったり、楽に弾ける感覚があるからです。
スタジオに置いてあるアンプや、自分のアンプに合わせて設定しましょう。
3、レベルの基本はエフェクターをオン時とオフ時の音量を一定にする。
基本は、エフェクターのオン時とオフ時の音量が同じになるように設定します。
なぜなら、クリーントーンも歪みも両方のサウンドを使う場合、音量差が極端にあると演奏しづらいからです。
ですが歪みを目立たせたり、迫力を出したい時に、狙ってレベルを上げ目にしたりすることがあります。レベルを上げ目にした方がギターのアンプから出てくる音にハリが出てきたり、音のレンジ感が増してくることがあるからです。
逆に、レベルを絞りすぎてしまうとギターの音が細く、しょぼい感じになり、立体感もなくなりバンドサウンドに埋れてしまうことがあります。
最終的には、レベルも好みとなると思います。
○ 総評
歪みエフェクターは、一個買ったらおしまいとは普通はならないものです。
筆者がSD-1が良いと、オススメだからと言って買う必要もないです。
楽器屋さんで店員さんと会話をし、自分自身に向いてそうな歪みを選ぶのが、一番です。きっと、自分のこれからのギター人生が面白くなります。
その際、自分が好きなバンドの話をしたりすれば、オススメの物をいくつか持ってきてくれるかと思います。
ここで気をつけた方が良いのは、予算で選んでしまうことです。
予算は設けないで、店員さんにオススメのものを価格関係なく出してもらうことも大切です。
なぜなら最初から好みの音が出るものを選んだ方が良いですし、自分の好みを知ることが自分の勉強にもなるからです。
結果的に、予算の関係で安いものを選ぶのは仕方がないのですが、良いものがあることを知っておくことも大事です。
良いものや、好きなものを選ぶのもギターを弾くことを長続きさせる秘訣でもあります。
▼レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:
Kanji Guitar STタイプ、TLタイプ
(https://twitter.com/KanjiKawabata)
エフェクター:
Boss SD-1
アンプ:
Marshall 1974x
Two notes Torped Live
空間系のエフェクトはパソコンで設定してます。
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。