お疲れ様です!
姿勢がみれるギタリストこと、フジオカタクトと申します!
突然ですが、みなさんは今までやらずに後悔してきたことってありますか?
「あのとき、ああしていればなぁ」なんて思うことは人生で1つくらいあるんじゃないでしょうか。
今回は僕が「今まで直さずに後悔した姿勢」ということについてお話していきたいと思います。もちろん、ギターともめちゃめちゃ関係がある話ですよ。
では早速いってみましょう!
僕が「今まで直さずに後悔した姿勢」とはこんな感じの姿勢で椅子に座ることです。

だらしなく背もたれにもたれ、身を預けきった姿勢です。猫背をさらに悪くしたような【悪い姿勢オブザイヤー】があれば絶対受賞する最悪の姿勢です。(゚ω゚) 勉強や仕事で椅子に座る機会が多い方で、もしこんな感じの姿勢で座っている時間が長い、もしくは基本的にこのような座り方になっている方がいましたら、今すぐ姿勢を見直してください!
まぁそう言われてもピンとこないですよね。僕も「姿勢悪いよ」と注意される事があっても一度も気にした事がありませんでしたので。。。(ToT)
では次になぜ上記した姿勢が悪いのか、ということについてみていきますね。
だらしない座位姿勢にしてしまっている要素の一つに「骨盤」があります。
骨盤は体の中枢部でもあり、全てを支える幹の役割がある「体幹」の一部です。
骨盤が後ろに寝ている状態になると、体の重みが骨盤に掛からないので、体を支えるという骨盤本来の役割が発揮されず、重心は後ろへ偏り、それに伴い背骨が曲がっていきます。
この状態は「猫背」に近い姿勢ですね。こうなってしまうと背中がまるまってしまうのと同時にお腹の力(腹筋)が抜けた状態になってしまいます。
本来の正しい姿勢で座る事ができていたら、ただ座っているだけでも姿勢を保持するために腹筋には力は入っているのです。この力が抜けた状態というのは非常に不安定な姿勢でなにか支えがないと姿勢を保持する事ができません。また同時に腹筋を使わない姿勢が続く事でどんどん腹筋が弱くなってしまうのです。
腹筋を使わない姿勢を長くとると、その姿勢がだんだん癖になってきます。筋肉を使わなくてもバランスが取れるような姿勢を取ろうとしていくのです。これがまさに最初の写真のような姿勢で、背もたれに思いっきりもたれた猫背の姿勢になったりするわけです。このような姿勢が長く続くと、知らない間に自分の体を自分の力で支える事ができなくなってしまうのです。また背中側の筋肉や背骨にも圧が強くかかるので腰痛などの不調につながることも考えられます。
そんな不安定で最悪な姿勢に慣れてしまった体でギターは弾けるでしょうか?
弾けないことはありません。寝転んででも弾こうと思えば弾けますもんね。笑
しかし演奏するのに適した姿勢、体ではないのは確かです。
ただ勘違いして欲しくないのは、悪い姿勢を絶対に取ってはいけないわけではありません。ソファに座ってゆっくりまったりギターを弾きたい時もあると思います。ラフに座りたい時もあるかと思います。そういうときはダラーんとした姿勢でリラックスして座って弾けば良いと思います。
しかし、問題なのは支えがないと安定した姿勢を保つ事ができない体にあるのです!!!
これは声を大にして言いたいです。
体幹の安定性が弱くなり、支えがないと安定しない体というのは、知らない間に無駄な力が入っていたり、偏った姿勢をとっていたりと、違う場所を使ってバランスを取ろうとします。こうなるとギター演奏に必要な動きが制限されたり、柔軟な動きが発揮できなくなります。
ですので、ギターもテクニック云々の前にまずは普段の姿勢を見直してみていただきたいです。
僕自身がそうだったように、毎回椅子に座る時にはだらしなく座っていて、ギターを弾くときも猫背になっていたり、背もたれに身を預けきった姿勢をしていると、どんどん体を自分の力で支える事ができなくなっていきます。そして目に見えないところでギター演奏に大きな悪影響を与えることになっていきます。 僕と同じように、悪い姿勢に気がついてから直しても遅くはないです。でもそれはできるだけ早い段階で直した方がいいです。癖になった姿勢や動作ほど修正したり改善したりすることは難しいですからね。
では最後に。
ここまで読んでくださったあなたに、ぜひ、いや、絶対やってほしい姿勢(座り方)をお伝えします。
とっても簡単です。
坐骨と足の裏に体重が乗るように座ってください。これだけです。

坐骨というのは、お尻の下に手を入れたときに触れることのできる出っ張った骨のことです。
このことを守って座る事ができれば、体を支えるために腹筋やその他の姿勢保持に必要な筋肉が働いてくれます。
ほんのちょっとの時間でもいいです。1日1回は座り方に気をつけて、ダラーんとなっていることに気がついたときは一度座り直して姿勢を正してみてください。日々の積み重ねが体や姿勢を作っていきますよ!
この記事がギタリストにとって姿勢を気に掛けるきっかけになれば幸いです。
それでは〜!