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Roger Mayer VOODOO-1を作っています。 塗装編

2025-12-09

Theme:Guitars

今回はエフェクターケースの塗装をやっていきます。
と言ってもサムネイルの写真でほとんど完成しているのが出ていますので、仕上がりはこんな感じといったところです。
ですので、今回は完成形がわかっていてどんな感じに作業したのか、という様な感じでブログの内容を進めていきます。
塗装は正直言ってあまり得意ではないんですけどね。
ですが、エフェクターを自作する際の工程の中で一番好きな作業でもありまして、それなりに頑張って作業しましたのでよろしくお願いします。


ではまず、前回穴あけ→マスキングまで終わったケースにサーフェイサーを吹いていきます。
サーフェイサーとは簡単に言うと、色のついた塗料を吹く前の下地を作る塗料です。
市販のエフェクターではほとんどの場合吹かれていませんが、吹いていた方が仕上がりが綺麗、というか後の工程が楽なので、私は塗装の際は毎回吹いています。
そして吹き上がったのが下の写真です。
多少ホコリも入っていますが、この後に研磨して面を整えるので、あまり気にしないで吹いちゃっています。

研磨は耐水ペーパーの#800を使って行っています。
写真での見た目はあまり変わりませんが、表面がきれいに整ってこれで準備完了といった感じです。

下地ができたら、いよいよ色を吹いていきます。
今回製作しているVOODOO-1の音色は歪ませ具合によりますが基本的には激しいファズディストーションなので、見た目の方は荒々しさとは逆に可愛い感じにしていこうなといった感じです。

ってことで下の写真

作業工程は、ピンク→マスキング→濃いピンク と進めています。
まぁ特に大したことはやっていないのですが、意外と難しいのがマスキングですかね。
今回ストライプ柄にしていますが、物体に対してまっすぐ貼ると言うのが意外と難易度高いんです。
目をシパシパさせて貼りました。

では、次の工程に進みます。

なんか急に進んで申し訳ないです。
作業に集中していて、つい写真を撮り忘れていました。

作業内容は次の通りです。
クリア→花のマスキング→白→ラインのマスキング→緑→文字のマスキング→茶色
初めにクリアを吹いているのはストライプの塗装でできた段差を埋めるためです。
この作業内で難易度が高かったというか、面倒だったのはマスキングですね。
花のマスキングは作るのも貼るもの面倒ですし、ラインを入れるのも角度を気にしないといけなかったりで、結構面倒なんですよ。
あと写真ではわかりにくいのですが、花は角から中心に向かって地味にグラデーションになっていまして、まぁ微妙な出来なので、吹いたときにこのままいくかやり直すか結構悩んだのですが、とりあえず今回はそのまま作業を進めました。
この辺はまた次回作業するときの課題ですね。

で、次の作業です。

ある程度塗装は形になっていますが、サイドから見てみると塗装の色分けの部分がやりっぱなしな感じでなんかカッコワルイです。
なので、ここにラインを入れて境目をくっきりさせていこうと思います。

ってことでまたまたマスキングです。

確か3mmの間隔を空けてマスキングしたと思います。
これも面倒なんですよねぇ~。
しかしやっておいた方が見た目的には格段に良いのでやるしかないです。

で、ラインを入れたのがこちら

やっぱりラインありの方が良いんじゃないかと思います。
この辺は完全に個人の感覚なんですけどね。
そして今回の作業の仕上がりはこんな感じです。

あとはトップコートを吹いて磨き作業を行えば塗装終了なのですが、ちょっとそこまで間に合いませんでしたので、また今度といったところです。


いかがでしたでしょうか。
こんな感じで塗装は結構やることが多かったり、塗料や希釈剤や洗浄剤も購入しなくてはいけませんし、廃液処理や吹く場所なんかも用意しないといけないのでなかなかに面倒なんです。
しかし、その面倒を踏まえても塗装というのは本当にとっても楽しいんですよ。
ただ準備の方に時間もお金も結構掛かりますので、みなさんもぜひ塗装をやってみてください!!とは言えませんが、エフェクターや何かしら自作した際には缶スプレーでの塗装や筆塗りなどやってみるとオリジナル感が出たり、作ったものに愛着が持てたりして良いんじゃないかと思います。
今回はせっかくブログに載せるので、もっとキラキラでブリブリに可愛い感じにしたかったのですが、まぁまだ頭で考えている事を再現できるほどの実力がないので、今後も精進していかないといけないなと思いました。
次回も頑張って作業していきますのでよろしくお願いします。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
それではまたサウンドハウススタッフブログで会いましょう。 さようなら。

keisuke noda

20歳でギタークラフトの専門学校に入学、卒業後は国内楽器メーカーに入社、国内のギター製造工場で組込み部として知識と腕を磨きました。ギター工場退社後は音楽関係とは異なる職に就きながらもミュージックスクールのサポートとして演奏や音響機器の取り扱い、イベントの設営などを行い積極的に音楽にかかわってきました。サウンドハウスでは主に出荷時の検品やピックアップ、ギター本体の配線、ネック周りの修理サポートも行っています。

 
 
 

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