
どれだけ頑張ってもオクターブチューニングが合わない……。そんな悩みや経験はありませんか。ギターという楽器は使う弦のゲージ(=太さ)やブリッジのセッティングに合わせて、サドル位置の調整を適切に行わないと、押弦したとき(=フレットを抑えたとき)にわずかにピッチ(=音程)がずれてしまいます。この調整を「オクターブチューニング」と呼びますが、これがかなりの曲者。今回は、「いくら頑張ってもオクターブチューニングが合わない」自分のような人に向けた解決方法を、いくつか紹介していきます。
ちなみに、オクターブチューニングを含めメンテナンスをする際には、精度の高いチューナーを使うのがおすすめです。ここで紹介するものは、「チューナーにしては高い……」と思うかもしれませんが、一台持っておくと録音前などシビアな場面でも使えるので便利です。
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / UniTune Clip クリップチューナー
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / PolyTune Clip クリップチューナー
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Polytune 3 ポリフォニック チューナー
↑余裕があればペダル型を持っておきたいところ
オクターブチューニングの設定方法はこちらの記事が参考になります。
⇒「ギターのオクターブチューニング方法」
オクターブチューニングとは ?
開放弦のチューニングが合っていても押弦すると音程が合わない!これはまさしくオクターブチューニングが合っていない状態です。各弦の開放の音と12フレット(オクターブ)の音を同じ音にしてあげることで改善されます。これがいわゆるオクターブ調整と言われるものです。
弦を張り替えよう
これはオクターブチューニング以外にも言えることですが、弦が古くなっていたり、錆びていたりすると、ピッチが狂いやすく弾きにくくなります。そのため、定期的な弦交換を行い、そのうえで再度セッティングをしてみましょう。意外なことに、弦交換のみで解決する場合も多いのです。弦の寿命は環境によりますが、普通の弦で1~2週間、コーティング弦で半年ほどです。自分はELIXIRのコーティング弦をアコースティックギターにも、エレキギターにも好んで使っています。ゲージは好みのものを選んで大丈夫ですが、出荷時と異なるものを使う場合には、オクターブチューニングが重要になってきます。基本的に、出荷時に使われているものよりも太いものに交換する場合は、オクターブチューニングの調整が必要になってきます。
ちなみに、弦の張り替えは自分の指を守るためにも大切な作業です。古い弦は錆が付いているために、押弦時に指が擦れてしまい過度に負荷がかかってしまいます。また、急に切れて飛んでくることもあり、酷い場合には血が出てしまうなどケガを負うリスクもあります。快適に演奏するためにも、弦交換は頻繁に行いましょう。
ELIXIR ( エリクサー ) / OPTIWEB Medium #19102
↑最近のお気に入りです。一見高く感じますが、頻繁に張り替える手間もかかりませんし、中長期的に見るとコスパはかなりいいです。
DADDARIO ( ダダリオ ) / XTE1149 Medium
PLAYTECH ( プレイテック ) / EGSC-1046 コーティング弦
ネックの反りを確認しよう
ネックが反っていると、弦の張力により押弦時にピッチが狂うことがあります。必ずしもネックの反りが原因というわけではありませんが、弾きやすさを保つためにも確認するに越したことはありません。慣れてくると、弾きやすさを確保するためにあえて反らせる場合もありますが、基本はまっすぐになるよう調整しましょう。自分で調整することに不安がある場合は、楽器店などでプロにお願いするのがおすすめです。ギター購入時には必ずと言っていいほど六角レンチが付いてきます。付属の六角レンチで反りを調整するため、なくさないよう保管しておきましょう。
ネックの確認方法はこちらの記事が参考になります。
⇒ 「ネックの調整方法 ~ギター編~」
ナットを見直そう
自分の場合はこれが原因でした。6弦だけオクターブチューニングが合わない理由。それは、6弦側だけナットの調整が合っていないためでした。具体的には、下の写真の通り、6弦側だけ浮いてしまっています。そのためにピッチが安定していなかったようです。具体的には開放弦と12フレットの押弦時で、12ctほどズレ続けていました。

やすりなどを使って、自分でナットの溝を削ることで調整することもできますが、一度削ったら(当然ながら)もとには戻せません。削りすぎた場合にはナット自体の買い替えが必要になります。なので、自分はさすがに楽器店に持ち込んでメンテナンスをお願いしようと思います。ちなみに、自分が使っているYamaha Pacifica 600番シリーズには以下のTUSQナットが適合していました。使用しているギターによって使われているナットは異なるため、事前に公式サイト等から調べるか、楽器店で相談してみましょう。
(実は2回ほどナットがネックから外れてしまったことがあります。ナットは接着剤でくっついているため、その時は自分でつけましたが、もしかしたら傾いていたのかもしれません……。)
GRAPHTECH ( グラフテック ) / PT-6041-00
最高の状態でギターを弾こう!
いかがでしたでしょうか。かなりニッチな内容になってしまったかもしれませんが、ギターライフが快適になれば嬉しいです。ぜひ、ギターを最高の状態で弾きましょう。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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