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ギター&ベースの“緩みやすい部分”完全ガイド

2026-01-16

Theme:sound&person, sound

ギターやベースには、様々なネジやナットが使われています。普段何気なく弾いている中でも、弦振動や温度・湿度の変化、演奏時の手の動きなどによって、ネジやナットが少しずつ緩んでいきます。新品の状態であっても、数ヶ月使っていればどこかしらが緩んでいることはよくあります。
しかし、こうした緩みは放置してしまうとノイズが出る・パーツが外れる・配線が切れるなど、思わぬトラブルにつながることがあります。

今回は、特に緩みやすい箇所を項目ごとに解説しながら、チェックのポイントやメンテナンスの注意点を詳しく紹介していきます。日々の点検や弦交換のタイミングで気軽に確認できる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ジャック(アウトプットジャック)

個人的に、最も緩みやすいと感じるのが“ジャック”です。気づけばグラついていたという経験をしたことのある方も多いでしょう。

緩む主な原因

  • 弦振動による微細な揺れ
  • シールドの抜き差し

ジャックが緩んでしまうと、接点不良によるガリが出たり、最悪の場合は断線等で音が出ない状態になることもあります。

締める際の注意点

ジャックのナットを締める際は、裏側からジャック本体をしっかり押さえるようにしましょう。
外側のナットだけを回してしまうと、ジャックの本体が一緒に回ってしまい、内部の配線がねじれて断線する可能性があります。

2. ボリューム/トーンポット

コントロールノブが取り付けられたポットも、演奏中に手で触れる機会が多いため、意外と緩みやすいパーツです。

緩むとどんな問題が起きる?

  • ノブがガタついて使いにくくなる
  • ポッド本体が内部で動き、配線が断線する

メンテナンス時の注意

ジャックと同じく、ポットのナットを締める際も裏側からポット本体を押さえることが重要です。内部配線は非常にデリケートなので、配線を引っ張らないよう慎重に作業しましょう。

3. ストラップピン

ストラップピンは、ギター・ベースの重さを支えるパーツです。そのため、ストラップの使用頻度が高いほど緩みやすくなります。

緩む要因

  • 楽器本体の自重
  • ストラップの摩擦

ストラップピンが緩んだまま使用すると、最悪の場合、演奏中に楽器が落下します。ボディにダメージが入るだけでなく、ネックの折れなど致命的なトラブルにつながることもあります。

メンテナンス時の注意

ネジを締める際は力を入れすぎないようにしましょう。力を入れすぎるとネジが空回りする可能性があります。
電動ドライバーなどを使うとトルクがかかりすぎるので、手締めするのが安全です。

ロックピンユーザーはストラップ側も注意

ロックピンを使用している場合、ストラップ側のナットも緩みやすいため、こちらも忘れずにチェックしましょう。
緩み対策が施されたロックピンも発売されているのでこういったモノを使うもオススメです。

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4. ペグ

ペグの緩みは、チューニングの安定性に直結します。ヘッド側は振動を受けやすいため、徐々に緩んでいくことがあります。

緩みやすい部分

  • ペグ本体を固定するナット
  • ペグの裏側にある小さなビス

これらが緩んでいると、ペグ全体が微妙に動いてしまい、チューニングの安定性に影響が出ます。

チェックのタイミング

弦交換の際にナットやビスが浮いていないか確認する習慣をつけると良いでしょう。

5. ピックアップ(PU)の高さ調整ネジ

ピックアップがピックガードやエスカッションに取り付けられている場合、演奏中の振動によって徐々に高さが変わっていくことがあります。
PUが下がってしまうと、弦との距離が広がり、出力が落ちて音抜けが悪くなるだけでなく、極端な場合はPUが外れるリスクもあります。

普段とサウンド面で何か違うなと感じたらチェックしてみてください。

参考コラム↓
「ピックアップ高調整のススメ:音色と弾き心地は数mmで変わる」

定期的に確認しておきたい箇所(ボルトオンジョイント)

ボルトオン構造のギターを使用している場合、ネックとボディを固定するジョイント部のネジも定期的にチェックすべきポイントです。

ここが緩むとどうなる?

  • ネック角度が微妙にズレて弦高が変化
  • ハイ起きが発生しやすくなる(特に4点式の上部2本)

長年使用していると、演奏中の振動や湿度変化によってネジが少しずつ緩むことは珍しくありません。「しっかり締めたつもり」でも、半年〜1年経つと意外と緩んでいることがよくあります。

メンテナンス時の注意

メンテナンスでネックを外した場合、ジョイント部のネジを締める際は、対角線上にネジを締めていきましょう。
また、いきなり本締めするのではなく、仮締めしてから本締めするようにしましょう。
こちらのネジも締める際はオーバートルクを避けたいので、手締めがオススメです。

まとめ

ギター・ベースに使われているネジやナットはどれも小さなパーツですが、緩むことで様々なトラブルに発展する場合があります。
ネジやナットは緩むものだと意識し、定期的に確認するだけで楽器のトラブルは大幅に減らせます。
あなたの大切な楽器を長く、そして安心して使い続けるために、ぜひ今回紹介したポイントを日々のメンテナンスに役立ててください。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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kouhei

千葉県出身。ギタリスト兼ベーシストとしてロックを中心に様々なジャンルを演奏するマルチプレイヤー。またDTMにも精通しており、ドラムプログラミングやBGM制作、カラオケ音源制作なども手掛ける。
Twitter https://twitter.com/ike_kohei
Instagram https://www.instagram.com/ike_kohei_gt/
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