
今回はベースの歪みエフェクターの代表格のひとつBOSSのベースオーバードライブ ODB-3 をご紹介いたします。
国産の定番エフェクターブランド「ボス」から発表されたこのODB-3は、まだベース用の歪みペダルというものが多くない時期に発売され、ロックミュージシャンの定番モデルとなりました。
“誰もが一度は買う、そして手放してもう一度買う。”などとよく言われますが、ベタであり、実は奥が深い。そんなペダルだと思います。
BOSS ( ボス ) / ODB-3 ベース用オーバードライブ
どんなペダル?
1994年に発売された本器。
それまで、ベーシストは歪みエフェクターでオーバードライブサウンドを作ることはあってもギター用を流用することがほとんどでした。
しかし、ギター用にチューンされている歪みでは帯域がギター寄りであり、そのためバンドを支える低音が弱くなるのが悩みでした。
そんな中発表された本器はベースに最適化された歪みであり、歪み成分と原音成分をミックスすることで歪ませても低音を損なうことがなく、原音を残す事でラインや音程感を保つことができるということでベーシストの中で一躍人気のエフェクターとなりました。
音色の特徴としてはドンシャリ、そしてオーバードライブとは思えないほど強烈に歪み、飛び道具的な使い方が広まります。
コントロール
コントロールは
GAIN、BALANCE、EQ(LOW/HIGH)、LEVEL
の5つとなっています。
まず特徴的なのはバランス。こちらで原音と歪み音の混ぜ具合を設定します。
ベースは歪ませながらもアンサンブルの低音を支えないといけないので、このつまみはとても重要なものになります。
そしてEQセクション。
こちらは低音と高音の2バンドとなっています。
なんと実はこれは原音側にも効くので歪みをおさえて、音質補正のような使い方もできます。
また、歪みは高域のほうがわかりやすくかかるので、歪みが強すぎると感じる場合はEQでハイをカットしたり、そのような使い方もできますね。
そしてキモであるゲイン。
これは様々な場所で語られる通り強烈に歪みます。
9時頃からはもはやディストーションじゃないかというレベル。
ポップス等では控え目に、ラウド系でギターも強烈に歪んでるような場合はある程度歪ませたほうがなじむでしょう。
使用例とセッティングのコツ
■ Around the world /Red Hot Chili Peppers
ODB-3といえばこのイントロ。
多くのベーシストがODB-3を購入するきっかけにもなりました。
ほぼベースソロとして使用されているので、馴染みなどを気にする必要はありません。
ブレンドは歪み強め、歪み感もかなり強いですが、ODB-3なら12時くらいでもかなり歪みます。
そしてハイが強めのアタック感。こちらもODB-3自体がもともとドンシャリ傾向でそのままでも高域がとても強いので持ち上げるとしても少し、または少しローを削るくらいで近くなるでしょう。
もちろんベースやアンプによっても特性は変わるので、ご自身の楽器に合わせてセッティングしてみてください。
■ killer tune /ストレイテナー
当時のベーシストの定番であった サンズアンプ +ODB-3の組み合わせ。
サンズは恐らくかけっぱなしで、サビでODB-3が使用されています。
サンズ自体に歪み感そしてドンシャリの傾向があるので、ODB-3でそこまで協調せず、どちらかというと音圧を稼ぐ為にローを協調したセッティングにしたほうがバンド全体の音と馴染むでしょう。
まとめ
今回はODB-3について解説いたしました。
もはや定番すぎて改めて紹介のしようのないエフェクターのような気もしていましたが、改めて見てみるとやはり20年以上販売が続くスタンダードになるにはそれだけの魅力があるんだと気づきました。
近年ではベース用の歪みは定番であり、ブティック系ペダルとも呼ばれる高品質なものも多いですが、このODB-3ならではの粗々しさ、そしてBOSSならではの堅実感と安定感はさすがです。
あとはなんと言っても価格が安い。エフェクターも値上げが著しい現在でも13,000円前後、人気のモデルであったため中古も沢山数はあります。
はじめての歪みペダルにはもちろん、また、様々なペダルを試した方にこそ改めて触れてみて欲しいと思えるエフェクターですね。
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