今年の夏も本当に暑いですね。
用事が無ければ、できるだけ外に出たくないですよね。
でも、日本には、そんな「暑さ」も「熱さ」に変えて楽しむ「お祭り」というイベントがあります!
これまで、屋外で開催するイベントに何度か機材協力という形で参加させていただきました。
幸いこれまでのところ、高温による保護回路の動作でスピーカーが落ちるという経験は無いのですが、晴れた日は、日中、スピーカーの背面を触った時に「これ大丈夫か?」と思うほどの熱を帯びていることは何度も経験してきました。
今年は、8月16日に宮城県女川町で開催される「NEO盆踊り」にJBLとQSCのコラムスピーカー計6本を機材協力という形で挑むのですが、なんとしても大きなトラブル無く、遂行したい!!と、考え抜いた結果、、
「そうだ、日除けを作ろう」
でした。
PAスピーカーの基本カラーは、とにかくブラック。
炎天下で直射日光を浴びようものなら、そりゃ一瞬でかなりの高温になります。
流行りのAIにも相談してみたところ、
- そもそも日陰に設置
- スピーカー用にテントを用意
- タープを垂らす など
という回答が多く、コストがかかるものばかり。
そこで思いついたのが、カー用品のフロントガラス用サンシェードでした。
これを流用すればいける!と。
パワーアンプやDSPなどの電子回路は、サブウーファー部に内蔵されているため、まずはこの部分をなんとかして直射日光から守ろうと考えました。
ポイントは
- 直射日光はとにかくブロック
- 通気のため、シェードと本体の間に隙間を用意
- コストは最小限に
というわけで、製作開始です。
1. こちらが、今回用意したコラムスピーカーです。

2. 用意したもの
左からプラ段、発泡スチロールシート(なにかの緩衝材だったもの)、アルミシェード(DCM、78x140cm、498円)、アルミシェード(DAISO、78x140cm、330円)、ハサミ、カッター、テープ

3. まず、なにも考えずに載せてみました。
長さ的には、KC12だけ、ちょっと足りないかなぁと思いましたが、ちょうど良いサイズ。奥行きも長いっちゃ長いですが、その分日除けにはなるのでOKとしました。

4. センターを取ったら、指でコラムポールを差し込む穴の中央をグッと押してマーキング。
この時に、穴の枠を指でギュギュっと押さえて、大体の対角線の目星をつけます。

5. カッターで対角線に切り込みを入れます。
この時、学んだのは、「穴の直径<コラムポールの直径」なので、気持ち長めに切り込みを入れました。

ちょっと見づらいですが、テープを表面と裏面から3重に貼って切り込み部分の強度を少し上げています。

6. こんな感じで思ったよりもキレイに通りました。

7. 次は、「アルミシェードと本体の間に隙間を作る」です。
用意したのは発泡スチロールシート。こんな感じでカットして、テープでL字に固定しました。

8. L字パーツの角の位置をペンで目印をつけて、アルミシェードにテープで固定しました。

9. 前面の両サイドに垂れてる部分がしわしわしていたので、ここで使ったのがプラ段。
細長くカットして、シェードの内側にテープで固定。テープ使いまくりです。


10. どうでしょう。左がプラ段前、右がプラ段後です。
色々ツッコミたいところはあると思いますが、見た目もだいぶスッキリしました。

11. というわけで外に持って行ってみました。


12. 今回用意したコラムスピーカーは、3モデルとも充電もできるUSB端子が付いています。
こんな感じで、CLASSIC PRO /CPF10、CPF20みたいなUSB扇風機をONにしておけば、日除けしながら、本体周辺の空気を流すことができて、熱がこもりにくくなる効果も期待できそうです。
ただ、ここにも落とし穴がありました。
QSC/KC12だけはType-Cなので、Type-Cからの電源供給を受けられるUSB扇風機じゃないと使えません。なので、KC12用扇風機は、USB電源アダプターでと考えています。

あと、背面側のたるみですね。
ここは、荷造りバンドとかでぐるっと固定するか、養生テープでサブウーファーの側面に固定しちゃおうかと思っています!
すんごいハショりますが、同じ手順で、PRX ONE用(DAISO製)、KC12用(DCM製)も製作してみました。

DCM製は両面とも銀色の反射シートですが、DAISO製の内側は発泡スチロールシートみたいな感じで、DCM製より、ちょっとペラペラな感じでした。ですが、L字パーツつけて、プラ段つけたら、同じようにシュッとしたのでOKです。
7月20日、成田市の気温は35℃。
11時からコラムスピーカーを屋外に設置し、実際に日除けの効果を検証してみました!


前面側のスピーカーグリルに直射日光が当たる部分があったため、コラムポールを通す切り込みを少し延長し、シェード全体を前方へスライドできるように加工しました。
設置場所や太陽の向きによって日差しの当たり方は変わるため、このように位置を調整できるようにしておくと便利そうです。
■ EON ONE Mk2


レーザーポインター付きの放射温度計で各部の表面温度を測定しました。
- 背面: 約36.8℃
- 前面(日陰部分): 約33.3℃
- 前面(直射日光が当たる、かつ地面に近い部分): 約51.4℃
- 地面: 約46.6℃
スピーカー前面でも、日陰と日向では約18℃もの温度差がありました。
改めて、直射日光が機材の温度上昇に大きく影響することを実感しました。
■ PRX ONE


こちらも同様に日陰と日向の温度を計ってみました。
- 背面: 約38.3℃
- 前面(日陰部分): 約33.1℃
- 前面(直射日光が当たる、かつ地面に近い部分): 約45.1℃
日中検証の結果
- とにかく直射日光を避けることが重要。
- 前面スピーカーグリルも日陰になるよう、切り込み位置を調整できる構造にするとさらに効果的。
- スピーカー本体の天面や側面、また、シェードと本体の隙間は、DCM製・DAISO製ともに大きな温度上昇は見られなかった。
- 背面はある程度、温度が上がるものの、シェードによって直射日光を遮る効果は十分感じられた。
- 今回は無音状態での検証であり、実際のイベントのように大音量で長時間運用した条件ではないため、厳密な比較ではない。しかし、直射日光を遮ることによる温度上昇の抑制効果は確認できた。
作ってみての感想
- 所要時間は、2つで大体30分くらい
- コラムポールが差し込まれているので、十字の穴が破れなければ、位置がずれることはないので安定感はある。
- 太陽の位置によっては前後させる必要がある。
- アルミシェードは、コストを極限までカットするならDAISO、ちょっとクオリティを考えるならDCM
- 十字の穴が広がりやすい材質なのはDAISO
- 夏休みの工作みたいで楽しかった
これが、本番のイベントでどうなるかは、来月のブログを楽しみに待っていてください!!
何も対策しないよりは効果が期待できそう!!
うまくいったら、CLASSIC PROで製品化を考えます(笑)






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