
それではいつもの長~い前置きから
「楽器を売るならサウンドマート」
サウンドハウスユーザーの皆様ならもうご存じの「 サウンドマート」
買取品を募集中です。
インターネットのサイトでリユース品を買い取りし、再販する業態は決して新しいものではないですが、商品が目まぐるしく入れ替わり、はやりすたりで値段が上がったり、下ったり。自分の興味の向く商品を探しているうちに夜は更け、朝を迎えた。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
リユース品を扱う実店舗も林立しています。

企業名を列挙する事は控えますが、その中でも東証一部上場、新潟に本社を置く皆さんが知っているあのお店(以下あのお店、と表記)
誰しも一度は訪ねたりしたことがあるのではないでしょうか。
話が大きくそれますが1998年のお正月直後、2度目のアメリカ出張でNew Yorkから空路で西部Arisona州Phoenixに入り、陸路クルマでTucson、New Mexico州El Paso、北上してAlbuquerqueを回ってPhoenixに戻り、その後California SanDiego,LAと回った仕入れツアーを行った経験があります。
その時に目にした多数のリサイクルショップ、Pawn Shopの数々。リタイヤした人たちの処分品でこれだけの商材が揃い、商売として成立している様を目にして、いずれ日本もこうなるんだろうなと感じたのを思い出します。
それから数年で、件の「あの店」が出始め、日本国内もリユース全盛の時代へと突入していきます。
「あの店」の店舗が増えていくにつれて、インターネットの世界はADSLの高速化、インフラが整って、「デジマート」も規模を拡大し、ご存じ「ヤフオク」も発展を遂げていきます。そしてヤフオクの説明文を書く手間や、取引後のトラブルに嫌気がさして「フリーマーケット」形式を含む業態に変容し、複雑化していきます。
高く売りたい人と、安く買いたい人がひしめき合って、その活況は「相場」を生み、今や「こんな楽器に?こんな(高い)値段???」が付く時代になってしまったわけです。
このようないわば中古市場成熟期での「サウンドマート」は後発ではありますが、そこは水物的要素の強い中古市場です。皆様のお宝をお引き受けして、沢山売っていきたいものです。
まずは買取品の査定から!お待ちしています。
固い話を付け加えますと、環境省が発行している「リユース市場の環境省報告書」、を今回のブログでは参照しております。

出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/content/000321556.pdf)
このデータは主題ではないので、特に読み込んだ内容をここに書く事はしませんが、これは令和6年度のデータです。こうしたジャンルにご興味のある方はPDFを開いてみてください。
6750億円分の何円、という微細な金額ではありますが、この取引の数字の中から、今回のブログの主人公となる「謎のバイオリン」(が含まれているかどうかは不明ですが)がいよいよ登場するのです。
本題
どれを見ても高いなあ、と思いながら「あの店」(を含む似た業態の店舗)をぶらついて、足が向くのは、そう「ジャンクコーナー」ですね。
生れた相場は止めることはできない。けれども、そういう場から漏れたものが時々見つかったりします。こういうのを一般的には「掘り出し物」、と呼ぶわけです。
ブログ冒頭で掲載した画像

これの元画像はこちらです。

これが今回からシリーズでお伝えする主役の「謎のバイオリン」です。千葉県柏市沼南、東武野田線高柳駅に隣接する、スーパーヤオコーと一緒に入っている「あのお店」のジャンクコーナーで見つけて購入したものです。購入金額は想像にお任せしますが思いのほか安かったものです。
楽器はケースに入れらず、むき出しで棚に転がっていました。

裏板はまずまずきれいです。

特に大きな損傷は無さそうですが、これから検証をしていくわけです。
表板は埃だらけ。この状態では確かにジャンクと言われても仕方ないですね。

今回ブログタイトルに「謎のバイオリン~」と書いたのは、タイトルにこの「謎」を入れる事で注目を集める意図でそうしたに過ぎません。つられた方、大変申し訳ありません。実はさほど謎の多い楽器ではありません。何故ならラベルがちゃんと貼ってあるからです。
ラベルは低音側のF孔から見えます。

暗くて見えませんね。ライトを当てて調整して撮影

そうですこれはK.Shimora(シモーラ)です。
御茶ノ水の老舗楽器店さんのオリジナルブランドですし、個体数も多く、多く説明する必要はないでしょう。ドイツ(おそらく)の量産個体を使っての今風に言えばOEM展開だった楽器です。

当時の定価は不明ですが、今回のジャンクコーナー●●円、という値付けはちょっと楽器の本来の価値(楽器自体の素材や作り、という点で)に見合わないやや投げやりな扱いではありました。 お店のスタッフがギター小僧上がりのオヤジ様で、「俺ってギター詳しいんだぜ」タイプだった場合、バイオリンが買い取りで入ってきても「俺、そもそもバイオリン分かんないから!」とジャンクコーナーに投げ込まれたのでしょう。 そんな下らないレジ裏話はさておき、この手元にやってきたShimoraをこれから手を入れていく、というのがこれから始まるブログの内容です。
今日は前置きだけのブログになってしまいましたが次回からは
- 「緻密かつ鋭い個体検証」(真剣さを演出)
- 「こだわりの職人ぽい技」(マストの語句。でも、あくまでも「ぽい」です)
- 「余計な薀蓄」(意外と受ける。もしくは敬遠される)
- 「歴史の豊潤さを備えたヨーロッパの楽器の響き」(よく分からないけどよく聞く感じの)
を織り交ぜながらエンターテインメントにあふれ、皆様の耳学問に役立つ、有益なブログになるように頑張ります。弦楽器の専門家の方が見て新しい内容、お役立ちになる内容ではございませんので悪しからずご了承下さい。
こういうブログがサウンドマートの買取価格の高騰につながるとは考えにくいですが、今の世の中どの文言が切り取られて、AI様にお取り上げ頂いてしまうか分かったものではありません。もっと怖いのは悪意ある第三者がそうしてピックアップされた情報をさも一般的な常識のように見せかけて、買取相場の操作材料に用いる危惧も払拭できません。ですから今回の入手金額は明かさないわけです。
このブログはAIをいっさい用いていません。内容についてのAI裏取りを遮る意図はございませんが、ブログ内に誤謬の項目を含んでいた場合は筆者の勉強不足と、おゆるしを願えますと幸いです。
次回は
リサイクルショップの謎のバイオリン 直してみる シリーズ その2
「直すとこ どこ?」でお送りします。








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