【Shure】10年選手のSE215：なぜ使い続けるのか

言わずと知れた名作イヤホン

みなさんは音楽を聴くときに、何を使って聴いていますか？あるいは、楽器を弾く人、曲を作る人はどのような環境で確認していますか？特に後者ではスピーカーやヘッドホンと答える人が多い気もしますが、自分は好みの関係上イヤホンを使っています。

それが、これ。言わずと知れたShure SE215（スペシャルではない方）。モニターイヤホンと謳っているものの音のバランスは賛否が分かれていますね。しかし、発売当初から今に至るまで人気商品であり続ける背景には、それなりの理由があると思っています。そこで、今回は10年間SE215を使い続けたレビューをしたいと思います。

SHURE ( シュア ) / SE215-CL-A

SHURE / SE215 Special Edition トランスルーセントブルー SE215SPE-A

↑ちなみにスペシャルモデルは低音が強め。リスニング用途にはいいかもしれないです。最近は色違いも出ていて気分があがりますね。

SHURE / SE215 Special Edition グリーン SE215SPE-GN-A

↑グリーンもいいですね。他にパープル、レッドがラインナップされています。

なぜSE215を使うのか

リケーブルやイヤーチップの交換で使い続けられる

イヤホンが壊れたら基本的には買い替えだと思います。が、SE215などのイヤホンは本体さえ壊れていなければ、ケーブルやイヤーチップの交換で解決します。個人的にAZLAのイヤーチップが好きです。見た目もよく、付け心地も最高です。

AZLA ( アズラ ) / SednaEarfit ORIGIN Standard [ S/MS/Mサイズ各1ペア]

AZLA ( アズラ ) / SednaEarfit ORIGIN Standard [ M/ML/Lサイズ各1ペア]

AZLA ( アズラ ) / SednaEarfit ORIGIN Standard [ SS/S/MSサイズ各1ペア]

また、リケーブル（ケーブル部分のみを交換）をすることで、腐食への対応やバランス接続も可能になります。自分の場合は数年で純正のケーブルが腐食してしまったので、他のケーブルに変えながら使っています（現在3本目）。ちなみに規格が分かれているので、間違えないように気を付けましょう。SE215の場合はmmcx端子というものになります。繋げるものによってはワイヤレスイヤホン化することもできます。

SHURE ( シュア ) / AONIC215 SE21DYBL+TW2-A完全ワイヤレスイヤホン 第2世代

↑イヤホンをワイヤレス化できるTW2-Aというケーブル（？）になっています。

OYAIDE ( オヤイデ ) / HPC-MXs Silver 1.2m 交換用リケーブル

↑ケーブルで有名なオヤイデからも販売されています。

楽器を弾く方は長めのケーブルを選ぶと楽に動くことができます。正直、1.2mではオーディオインターフェースに届かず厳しいです。このケーブルでは1.5m確保できます。

SHURE ( シュア ) / EAC64CL クリア SEシリーズ用交換ケーブル

↑純正は1.6mみたいです。

こんな感じで長く使っていると、慣れもあるとは思いますが、エージングの効果も相まって自分の耳にフィットしてきます。最近ではワイヤレスイヤホンが主流ですが、自分の場合はSE215があるので、ワイヤレスは最低限の機能を持ったものを買い、基本は有線のSE215を使っています。充電が必要ないというのも大きなポイントかもしれません。あとは、やはり耐久性の高さには驚かされます。

SHURE ( シュア ) / RMCE-UNI リモート&マイク付きケーブル

↑実はマイク付きもあったりするので、通話にも使えるのはうれしいですね。

遮音性の高さ

ギターやベースを弾いていると、生音が気になることがあります。そうしたときに、SE215の遮音性が発揮されます。せっかく音作りしても生音のせいで聞こえづらいとショックですし、リアルタイム・モニタリング（弾きながら音作りされた音を聴く）も難しくなってきます。当然、フィットするイヤーチップを選ぶ必要があります。

自分はイヤーチップをシリコン製のものに変えていますが、純正のようなスポンジタイプ（耳の中で膨らませる）を選ぶことで遮音性をさらに上げることができます。ここはいろいろと試しながら好みのものを探してみましょう。

リスニングの楽しさ

SE215は完全なフラットな出音ではなく、少し低音が強調されています。そのため、普段のリスニングに加えて、ミックスや作曲、音作りなどモニタリングでも楽しみながら聴くことができます。フラットな出音の方が良いのかもしれませんが、自分の場合はずっとフラットな音を聴いていると飽きてきたり、疲れたりするので作業はほとんどSE215で行っています。ちなみに、最終的なチェックはAppleのEarbuds（有線）を使っています。音漏れがひどいですが、フラット寄りではあるので、ミックスや音作りの際に役立ちます。

他の機種と比較してみる

同価格帯では比較できるものが限られてきますが、CLASSIC PROからコスパ最高のイヤホンが最近出ました。一つは2000円代、もう一つは4000円代で買うことができます。音も1万円代のものに肉迫していると言っても過言ではないです。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPE2000 高音質カナル型イヤホン

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPE4000 高音質カナル型イヤホン

↑コスパ最高イヤホン。ぜひ一台欲しいところです。

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO クリア カナル型イヤホン

↑同価格帯では、SENNHEISERのIE100PROなども候補に挙がるかと思います。しかし、Shure掛けしたときの感覚はSE215の方がいいんですよね。

また、SE215の上位機種、SE425も候補に入れたいところです。音の細かさ（解像度）がやはり違いますし、よりフラットな出音になります。ですが、コスパを考えるとSE215に軍配が上がると思います。当然、用途にもよりますが…。

SHURE ( シュア ) / SE425-CL-A

↑本音を言えばこれが欲しい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。イヤホンは家電量販店などで試着・試聴することができることもあるので、購入前に試してみるのが一番だと思います。音の好みや付け心地も一概には言えないです。それで気に入ったものが見つかれば、数年は使っていけるでしょう。

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