こんにちは。営業の井上です。最近めっきり運動をしなくなり、年齢と共に体重も増加してしまい、どうしたものかと困り果てています。しかも、サウンドハウスでは社員全員で毎年マラソン大会に参加してハーフマラソンを走らなくてはなりません!!
この状況じゃ先が思いやられる・・・
ということで、
本格的に運動を始めようと思い、スポーツジムに行こう!と決心しました。ただし、苦しいだけでは長続きしないので、楽しみながら運動するためにイヤホンを購入することにしました。普通のイヤホンは持っています。でも運動するにはちょっとケーブルが邪魔くさい。
そこでこの際、
今話題沸騰中のワイヤレスイヤホンの波に乗ってみようじゃないか!
と思い、そこで選んだのがこちら。
■SHURE ( シュアー ) / SE215SPE-B-BT1-A トランスルーセントブルー
以前からSHUREのイヤホンは使用していましたがワイヤレスは初めて。SHUREでは最近ワイヤレスモデルが強化されていて、上位機種のSE425、SE535、SE846が出たばかり。
今回は運動用にと、コストパフォーマンスを重視しました。
まずはどのような付属品があるのか確認してみました。
昔からお馴染みの円形状の形をしたイヤホン用ケースに、イヤーチップが2種類。イヤホンケースは昔のSEシリーズにはちょっと固めのものがついていましたが、現在では柔らかめのものに変わっていました。ここまではこれまでの有線タイプと同じ。
しかし、ワイヤレスバージョンにはもう1つ付属品があります。それがこちら

何に使うの!?と疑問に思う方もいることでしょう。実はこれ、電波を受信する下記画像の赤丸部分にはめ込み、ケーブルと衣服を固定するクリップになります。
普段使いであれば特に必要性を感じなくとも、運動するときは結構重要!!
これがあれば、走ってもケーブルが暴れることがないのでストレスなく音楽を楽しむことができます。

イヤホン同士を接続するケーブルがない完全ワイヤレスのイヤホンと異なり、
・付属のUSBケーブルを差すだけで充電ができる
・付属のリモコンで音量調整や曲のスキップなどが簡単にできる
と優れた点もあります。また、イヤホンを片方だけ無くしてしまうという心配もご無用です。
無くすときは全部です(笑)

音質はさておき、基本性能でも気になる点がありますよね。その点も確認していきましょう。
駆動時間について
これだけ小さいイヤホンなのにバッテリー駆動時間は最大8時間。
今回スポーツジム用イヤホンとして考えていたので、個人的には大満足です。私の体力がなくなっても、このイヤホンの電池残量は余裕です。(笑)
通信距離について
メーカー公表値では10mとあります。実機で試してみたところ、15mほど離れても問題ありませんでした。
運動する際、ポケットにスマホを入れた状態で走ると、スマホが上下に動き邪魔ですが、このイヤホンであれば、ちょっと離れた場所にスマホを置いといて使用することもできます。
気になる音質についても確認していきましょう。
イヤホンには大きく分けてダイナミック型とBA型の2種類があります。
一般的にダイナミック型のほうが比較的安価なモデルに採用されていることが多く、BA型は高価なモデルに使用されることが多いです。
何故BA型に高価なモデルが多いか。様々な要因がある中の一つに、音を再生するドライバーの数があげられます。ダイナミック型はドライバー1基に対し、BA型は複数入れることができます。
※BA型でも1基のものもあります。
SHUREの上位機種SE846シリーズにはなんと4基もドライバーを搭載!!!
それぞれのドライバーで再生する音質を分けることにより、ダイナミック型では得られない分離のよい迫力のあるサウンドを実現しています。
今回のモデルSE215シリーズはダイナミック型です。ちなみにSHUREのBA型はSE315以上のモデルです。
SE215SPE-AはSE215を元にサウンドチューニングを施したモデルです。メーカーによると中低域が強化され、ロックやPOPSに最適なサウンドを目指しているとか。
私はSE425でよく音楽を聴いていましたが、明らかにサウンド傾向が違います。SE425は、モニターライクなサウンドです。低域はそこそこ、中域は濃密、高域は音源に忠実にしっかりと伸びているイメージ。それに対し、SE215SPE-Aは楽しく音楽を聴くことに特化したサウンド。力強い低域と聴き取りやすいボーカルが印象的です。高域については若干押さえられているものの、程よく長時間聴いていても耳疲れしないと思います。よくイヤホンにありがちな『サ行が耳にささる』といったことも一切ありません。
色々なジャンルの音楽を聴いてみると、やっぱりロックの相性が良いです。BULLET FOR MY VALENTINEの『Gravity』を聴いてみたところ、激しいツーバスもズシッとくる低域成分とアタック音もしっかりと再生し、全体的にエネルギッシュで歯切れのよいサウンドでした。この低域を体験すると驚きますよ。
一方、JAZZボーカルとも相性が良く、しっかりとボーカルの息遣いまで感じられ、曲の世界にどっぷりと浸ることができました。楽しく音楽を聴くならSE425よりもこちらのほうが個人的には好みです。
ワイヤレスイヤホンはこれまで使ったことがなく、正直な話、そこまで音質に期待はしていませんでした。しかし今回は、いい意味で裏切られました。ここまで良い音なら、iPhoneではイヤホン端子を廃止したこともあり、ますますワイヤレスイヤホン・ヘッドホン人気に拍車が掛かるのではないかなと感じました。
実はSHUREのワイヤレスイヤホンの端子は、これまでの有線イヤホンと同じくMMCXコネクターを採用しています。ということは、すでにSEシリーズを持っている方は別売りのRMCE-BT1を購入すれば、ワイヤレス化が簡単にできます。
逆にワイヤレスしか持っていない方も、有線用ケーブルを用意すれば有線イヤホンとして使えます。
ただし、価格面を考えるとケーブルだけ買うよりワイヤレスイヤホンごと買ったほうがお得感があります!
なので、すでにSHUREイヤホンをお持ちの方でも、新たに購入というのも全然ありです。
一度ワイヤレスを体験したらきっと離れられなくなりますよ。
ぜひお試しください。
結局スポーツジムにはまだ入会していませんが、音楽ばかりに夢中になりすぎず、頑張って体力作りと減量に励みたいと思います(笑)