先日、「ちょっとそこまで」専用のお買い物車として、ダイハツのミラ(L700S)を我が家に迎え入れました。そのお値段、なんとエントリークラスのエレキギターとほぼ同額!
当然あっちこっちガタが来てまして、色んな部品をとっかえひっかえして良い感じになって来ましたが、人間慣れると欲が出る生き物です。
直って「いい感じ」になってくると、今度は「物足りなさ」と「不満」が目につき始めます。
シートの目線は高いし足回りはフワフワで私の好みとはかけ離れています。
※お買い物車です。
そうなると改造一択。運転中に体が動かない様、バケットシートを入れて目線が下がる様にローダウンのシートレールを入れて、ふにゃふにゃな足を車高調に変えて。
そんなことをしていると「シートが深くて乗り降りしにくい」「ゴツゴツしてて乗り心地が悪い」というスパルタンなお買い物車になってしまいました....
不具合を直したり、効果を期待しながらパーツを変えてみる時間が楽しいのはギターも同じですよね。ということで、無理くり話の軌道を修正して今回の本題へ。
今回は話題のPLAYTECHピックアップを取り付けて、そのサウンドを確かめてみましょう!
まずは今回の協力者はこちら。
PLAYTECH ( プレイテック ) / ST250 Maple Black エレキギター


早速ピックガードを本体から外します。
特に難しい事もなく、弦を外してピックガードを固定しているネジを緩めて、青矢印3本の配線を外すだけ。ピックアップも2本のネジで止まっているだけなので特に苦戦する
箇所はありません。
ここまで進めれば下準備はOK。肝心のピックアップを見てみましょう。
こちらが今回用意したPLAYTECHピックアップ!
Bridge、Middle、Neckをそれぞれ用意しています。


そして、気になっている方も多い あの輝く PLAYTECH ロゴ ですが、実は少し厚みのあるメッキシールになっています。つまり、剥がそうと思えば剥がせる仕様です。
ただし、剥がす際に本体へ傷がつく可能性があるほか、保証の対象にも関わってくるため、お試しになる場合は完全に自己責任でお願いいたします。
ちなみに私は、あのロゴが付いている方が「???」という遊び心があって好きだったりします。
そして実際に組み付けます。


取り付け前にテスターで導通確認をしたらピックガードに取り付け、リード線はなんでもいいのでテープ的なもので束ねてあげます。
ここをある程度束ねてあげないとギターに組み込む時に配線材がザグリに収まらずに結構な手間になってしまいます。
そしてこのままではリード線が長すぎるので、2枚目の写真の様にハンダ付け箇所まで大まかに取り回しをして長さを決めます。長すぎず、短すぎず、良い感じの長さを見つけてみましょう。


リード線を適切な長さにカットしたら、2枚目のように配線材へ予備ハンダを行います。予備ハンダする際は、あらかじめ芯線を軽くねじっておくと、ハンダが流れやすくなり作業がスムーズになります。
配線材をカットする際には、ホームセンターなどで販売されている電工ペンチを1つ持っておくと安心です。

そして元通りハンダ付けをしてあげれば取り付け完了です!
「配線よくわかんね!」という方も、今回の様なケース(ピックアップのみの交換)なら、取り付け前に元の配線の写真を撮っておき、同じように接続すればOKなので、難易度はそれほど高くありません。
ただし、ポットやセレクタースイッチにハンダゴテを長時間当て続けるのは、パーツが熱で破損する原因になるので厳禁です。
元のハンダを吸い取り線などで除去してから作業を行う方法もありますが、私はパーツになるべく熱を入れたくないため、新しいパーツに交換するか、元のハンダはそのまま手早く作業を完了させるようにしています。
そして完成した姿がこちら!


こう見るとカバーの色を合わせたくなりますね(笑)
フラットなポールピースから変わっただけでも「やった感」が出て良いですよね。
肝心のサウンドは、元のピックアップよりも輪郭がはっきりとした、よりストラトらしい音になりました。特にミックスポジションでは分離感が抜群に良くなり、シングルコイル特有の鈴鳴り感を存分に楽しむことができます!
エントリークラスのギターの多くはセラミックマグネットを採用していますが、今回使用したPLAYTECHピックアップはアルニコ5を採用しておりますので、初めてピックアップ交換をする方でも音の変化が分かりやすくておすすめです!
そして、このブログで改造を施したST250は成田ショールームで展示されておりますので、お近くにお越しになった際はぜひチェックしてみてください!

ここ数年の物価上昇の影響もあり、ピックアップの価格も全体的に上がってきている印象があります。特に初めて交換に挑戦される方にとっては、どうしてもハードルを高く感じてしまうかもしれません。
その点、PLAYTECH のピックアップは手に取りやすい価格帯でご提供しておりますので、ギターいじりの楽しさを知るきっかけとして最適だと思います。これを機に、より多くの方にカスタムの面白さを体感していただければ嬉しいです。
次回は、同じく PLAYTECH の ハムバッカー についてご紹介してみようと思います。
それではまた!








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