

最近ネットニュースで見たんだけど、近い将来、世界的に木材が不足してギターベース作りにも影響が出るらしいよ…。
自分もチラッと見ました。ちょっと気になるニュースですよね。
という訳で、木材にとってかわるマテリアルを想像してみよう!
なるほど…1番に思いつくのはカーボングラファイトですかね、スタインバーガーにも使われていた。
木材代用の筆頭だね!
はい。スタインバーガーも最初期はボディもグラファイトのモデルが出てましたけど、その後はネックだけグラファイトになり、今では全部木材になってますね。
うん。僕の持ってるスタインバーガーはネックもボディも木材だね。
(写真左:傷彦所有スタインバーガー・写真右:ホーリー所有スタインバーガー)
やはりコスト高になるのかな?グラファイト製のネックは他ブランドでも出てますね。あとは…アルミとか?
うん、アルミ製のボディーやネックは時々見るね、サビないし、実績あるしでこの素材も有力!
…くらいですかね?
僕もいくつか考えてきたよ。まずは樹脂!
そうか、樹木そのものはNGでも樹脂ならいい…のか?
いや、天然の樹脂はやはり希少になってくるので、人工の樹脂、つまり強化プラスチックのようなものだね。
なるほど。鳴りはどうなんでしょうね?やはり木材以外の素材となると、気になるのは楽器の鳴り、ですね。
そうだね。あとは…岩?
岩?ロックギターって訳ですか?(笑)
そうそう、奏でまするはギターロック!
はいはい。(始まったよ…)
たしかコンクリート製のギターもあったし、石の種類もいろいろと選べて、きっとそれによって音色も変わるね!
恐らくそうでしょうね。岩をそのまま使うと欠けたり割れたりするでしょうから、何かしらの加工が必要にはなってくるでしょうけど…とにかく重そうだなぁ。
オールローズならぬ、オールダイヤモンドとか。
それ、強固過ぎてパーツの取り付けに苦労しそう(笑)
オパールトップ、エメラルドバック、ルビー指板、とか。
すげえコスト高。それに、そもそも大量生産に向かない(笑)最早楽器屋ではなく宝石商ですね。
あとは…なんだろ。段ボールとか?
いきなりに安価になりましたね…って駄目でしょ!だって紙の原料は?
木!
そう。でもまぁリサイクル資材として見れば可能…なのか?(笑)
あとは…布?
どーゆーこっちゃ。
ペルシャ絨毯のような厚手の生地を何枚も重ねてさ…
ん?
いや、いっそテンピュールにしよう。身体に当たる部分が低反発だ!
さぞかし安眠出来そう…いやいや、無理でしょ(笑)
あとは?陶器とか?
陶器?割れるのは心配ですが、工芸品としてアリ…なのかな?
萩焼とかね、質感と色は抜群だよね!
なんか嬉しいなぁ。なんかありがとうございます(笑)
ご当地ギターも作れる!大理石とかも使えるのかな?代理だけに?
うまいうまい(笑)
あとはー、蝋とか?
お前も蝋ギターにしてやろうか?照明の熱で融けそう。
駄目かー。南極から氷持ってくる、とかは?
融けますって(笑)うーん、既にありますけど、アクリルとはどうでしょ?
なるほど、昔アンペグがボディーに採用してたね。
自分もアクリルボディーのベース持ってましたが、あれは重くて重くて…ツアー一回…三か月くらいかな?で引退させました。腰がもたなかった(苦笑)
うーん…だよね。まぁ不可能ではない、と。あとはガラスとか?ゴムとか?シリコンとか?軽いのだとビニールとかは?
え?浮き輪みたいな?そりゃ軽いでしょうけど。
でもそこまでいっちゃうと、材質に左右されないピックアップ載せよう!みたいな話になりそうで、それはそれでちょっと寂しい。
そうですね。最初に出てたスタインバーガーのLモデルとかは、ボディが小さくて鳴りにほとんど影響は無さそうですもんね。
ピックアップの個性がそのまま出るというのは、それはそれで利点なのかも知れないけどね。
今後木材以外の素材を追及する際には、ボディの鳴りを無いものとして開発が進むかも知れませんね。実際、ほとんどボディの無いモデルとかたまにありますもんね。ヘッドレスならぬ、ボディレス(苦笑)
そうだね。それ以外だと…動物性の、ツノとかキバとかホネとか甲羅とかは?
希少品としてなら可能かも知れませんが…大量生産となると、動物愛護の観点から全部NGです(笑)
皮革も…
駄目。だいたい柔らかくてしなやかなのは向いてないですよ。
じゃあ硬めのやつね…フランスパンと鏡餅!
そうそうそう、歯欠けるぐらいに硬ーいヤツ、ありますよね。ってオイ!
じゃあ金銀銅。
メダルか!
独占!
はいはい、おめでとうございます(棒)
そういえば、先日ちょっと面白いネット記事を見つけたんだけど…えっと、コレかな?LEGOブロックでベースを作ったって記事。
スゲー!バカっぽくていい!褒めてますよ?(笑)
凄いよね。確かに弦が振動さえすればいいだろうから、これも一つの可能性…
まぁ無しではないでしょうけど…ということはアリなのかな?(笑)
ヨシ、かなり種類出たね。
そう…ですね。ほとんどネタみたいなもんですけど(笑)
とにかく、自然環境に配慮して、音楽を楽しんでいければいいな、と思います!
はい!科学技術の今後の進歩にも期待したいですね。先程話したように、ピックアップだったりエフェクター等で、木材以外の楽器の鳴りをカバーするというか…また違った視点での新しい機材が出てくるのも楽しみですね。
そうだね。今は当たり前の様に存在するけど、昔はアンプをシュミレートするなんて発想は無かっただろうし。いずれは木材の鳴りシミュレート素材とか?
そうなってくると、木材の不足は心配ですけど、楽しみにもなってきますね。
だね。今後に期待しよう。そう、すべては?
二人で・愛ゆえに!
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