こんにちは!
“姿勢がみれるギタリスト”ことフジオカタクトと申します。
めっきり寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
寒くなってくるとギターを弾く手が痛くてたまりません…。何か良い対処法はないでしょうか( ; ; )冬は好きな季節ですが、これからますます寒くなるのが憂鬱です。
さて今回はタイトル通りです!
ギタリストならば、一度は憧れるヘッドバンキング、略してヘドバン!
演奏中やライブに参戦した時、気分が高揚して気が付けば頭を振っていた、なんて経験あるのではないでしょうか?音楽性によることは当たり前ですが、ロック系パフォーマンスとしてなくてはならない動作だと個人的には思います。
しかし、勢いでやってしまうと、、、首筋を痛めたり、気分が悪くなったりと体の健康を損なう可能性のある危険な行為です。笑
そんな中、ヘドバンを体への負担を抑えて行えているギタリストは誰だろう?と考えてみました。
自分の知る限りバンドのライブ映像を見まくり、そして見つけました。
AC/DCのギタリスト、アンガス・ヤングです。圧倒的個人的見解でしたが、後々調べてみる、なんとアンガス・ヤングはヘドバンの創始者とも言われているそうです。凄い!
是非YouTubeで検索してみてください。 YouTubeでアンガス・ヤングを検索する
彼のヘドバンは他のギタリストのそれとは違い、激しい動きにもかかわらず、ステージを縦横無尽に駆け巡りながら、なおかつギターソロをバンバン弾きながら行っています。
常人には真似できない部分もあるかと思いますが、そこには必ず秘密がある!と思いますので、姿勢分析をしていってみましょう!!
(この記事はあくまで姿勢分析です。ヘドバン等の行為を推奨するものではありません。体への影響を考えて無理はしないでくださいね。)
ヘドバンをする際にもっとも気をつけたいのが首の動かし方です。
アンガス・ヤング先生のヘドバンをみてみると、頭を振っているのにも関わらず妙に姿勢がいいんです。よく見ると頭の付け根から頭部が動いていることがわかります。この動作を行うには僕のコラムでは何度も登場している、環椎後頭関節の動きが大切になってきます。
赤いところと後頭部の境目が環椎後頭関節(AO関節)です。

環椎後頭関節は首の屈曲・伸展(曲げ伸ばし)の動きを50%も担っている、と言われています。
しかし、この事実を知らない人は首を動かすと、肩の付け根〜首の中心くらいを中心に動かそうとして、環椎後頭関節の動きが発揮されていないことが多いです。環椎後頭関節の動きなしに頭部を動かすと、体幹がブレてしまいます。つまり環椎後頭部関節の役割を首や肩、胸周りについている筋肉や関節が代わりをしようとし、本来かかる以上の負担が体にはかかってしまいます。
環椎後頭関節を正しく使うことにより、ヘドバンという激しい動きをしながらも体への負担や姿勢の崩れは最小限に抑えられ、ヘドバンの動作が演奏に悪影響を及ぼさないのだと思います。あんなに激しいのにミストーンなんて当たり前のようにないですもんね。凄すぎます。
AC/DCのカヴァーをするときはまず環椎後頭関節の動きをマスターするといいかもですね!笑
普段から動かせるように意識してみると肩こりの予防にもなっておすすめです。
アンガス・ヤングもおそらくここまで関節の動きを考えてステージングはしていないでしょう。彼が今まで経験してきた体の動かし方や姿勢がヘドバンの動作とうまくマッチしたのだと思います。姿勢や動作って奥深いですね。
今回のこの記事があなたにとって姿勢の大切さに気付くきっかけになっていただけたら幸いです。
もし「こういう姿勢ってどうなの?」と疑問に思う点や姿勢を分析してほしいギタリストがいたり、ご質問がございましたら、是非僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡ください!できる限りお答えさせていただきます( ^ω^ )
それではー!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら