こんにちは。sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
本日は、CULT Maxon OD-820 Secede from T.S. mod.の紹介をしたいと思います。
まずはレビュー動画を作成しましたので、視聴してみてください。
このCultのMaxon OD-820は、以前紹介させていただいたCultから発売されているチューブスクリーマーと同じ田村進さん(チューブスクリーマーの開発者)がモディファイをしております。
そのせいもあり、歪みはCultから発売されているチューブスクリーマーと似た歪みを得られ、なおかつクリーンミックス回路が搭載されているためKlonのケンタウルスのような感覚も得ることが出来ます。
そのため、チューブスクリーマーとケンタウルスを足して2で割ったような印象です。
○ CULT Maxon OD-820 Secede from T.S. modの特徴
1、クリーンミックスと歪みの混ざり具合を調整出来るトリマーがついている。
このトリマーが今回最大の特徴となっております。歪みの成分は基本チューブスクリーマーなのですが、クリーンのミックスの量を増やせば、音の輪郭がはっきりし、ぼやけるということもないです。 アタックも出てきますので、チューブスクリーマーのように音が丸い、篭っているように聴こえてしまうということもないです。
2、レンジが広く、分離に優れているためチューブスクリーマーより幅広い音作りが出来る。
レンジが広いため、はっきりとコードの分離も聴き取れ、ニュアンスもチューブスクリーマーより付けやすいです。 またレンジが広いことにより、チューブスクリーマーのようにミドルに音域が偏っているわけでもなく、 様々なジャンルに使うことが出来ると思います。
チューブスクリーマーは、低音が削れられ、ミドルをフォーカスするという印象ですが、 このCultのmodは、低音が削られることもなくミドルに偏り切るということもないです。
3、レベルの出力は高い。
出力レベルは高いです。レベルが9時ぐらいで、ON、OFF時とのボリュームのバランスが同じになるような感じです。 なのでレベルを12時にして音をいきなり出すとびっくりすると思います。
○ Cultから発売されているTS808と比べてどうなのか
オーソドックスな普通の良いチューブスクリーマーを求めるのならば、TS-808を選ぶべきだと思います。
CultのOD-820については、チューブスクリーマーの進化系であり、スタンダードなTS-808のような音とはやはり違います。
歪み方はTS-808と同じなので、歪んだ音はチューブスクリーマーなのですが、伝統的な音を求めるのならば、OD-820でない方が良いです。
逆に歪み方はケンタウルスのような歪みはあまり好きでなく、チューブスクリーマーのような音が好きな人はCult OD-820を購入してみても良いかもしれないです。
どちらを買ったとしても、使えるものなので後悔することはないと思います。
また以下の動画で、Klon ケンタウルスとCult TS-808とCult OD-820の比較をしております。
○ 筆者総評
良く出来た面白いオーバードライヴだなと思いました。 歪みはチューブスクリーマー、感覚はKlon ケンタウルスのような歪みはいままでになく、そのような感覚を求めている人は買いだなと思います。 クリーンミックスのトリマーを調整するのがキモとなっており、各プレイヤーの好みや持っているギターや機材との相性の調整も出来ますのでかなり便利です。 また調整することにより、音の輪郭を際立たせたりすることも出来ますし、ブースターと単体のオーバードライヴとして使う時の使い分けが出来ます。
▼レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:
Kanji Guitar ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール
(https://twitter.com/KanjiKawabata)
エフェクター:
CULT Maxon OD-820 Secede from T.S. mod.
アンプ:
Two Rock Studio Pro Plus
Two notes Torped Live
Fender Deluxe Reverb 1965年製
空間系のエフェクトはパソコンで設定しています。
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。お気軽にご連絡ください。