

紅葉狩りに行って、まるで”プラネタリウム“にいるような感覚になったのは今年が初めてのSugarです。

この季節、京都ではお寺の夜間拝観というのがたくさん開かれています。
強い照明に照らされたモミジの葉が星型に輝くのを見ていると、満天の星空の下で胸がいっぱいになるような、あるいは絵本の世界に迷い込んだような、幻想的、神秘的な空間に包まれます。

(醍醐寺の夜間拝観)
...と、ここまでたくさんの例えをして、どんな気持ちだったかお伝えしようと言葉を書いては消し書いては消し努力してみましたが、実際に見た時私の中に起きた驚きと感動を伝えきれている感じがどうもしません。
言葉を模索する中で、そういえば”夜桜“という言葉があるのに対して”夜紅葉“という言葉が使われないことに気付いたり、“ライトアップ”というカタカナの表現ではなにか物足りなさを感じたりと、「筆舌に尽くしがたい」という言葉はこういう気持ちの時に使うのかなと思ったりしました。
きっとこんな時こそが音楽の出番なんですね。コードの重なり合いで思いの色合いを、メロディーの動きでその思いを語るときの口調を、テンポの具合で胸の高鳴りの度合いを、楽器の音色でその思いの空気感を...というように、たくさんの選択の先で、筆舌に尽くしがたかった本当の臨場感や腑に落ちる説得力を叶えてくれるのが音楽なのだなぁと思うのでした。なんだか曲を書きたくなってきました。

さて、「筆舌に尽くしがたい」臨場感を伝えてくれる”写真“という大きな味方を通じて、私が見た今年の京都の紅葉の素晴らしさをお届けしたいと思います。

嵯峨野エリア、小倉山の麓の大河内山荘にて


大河内山荘のお庭を登りきると、ダイナミックな景色に出会えます。


こちらは同じく嵯峨野の、天龍寺より


阪急嵐山駅周辺

宇治 平等院前のスターバックスも紅葉でいい雰囲気

夕暮れる宇治川沿いの道

東福寺の塔頭である盛光院にて、今年も特別拝観のお茶席のお手伝いをしてきました。


東福寺の少し北にある永観堂は、拝観料を払う列が長すぎて、入り口だけパチリ

この燃えるような赤は、南禅寺に入ってすぐの紅葉

皆さん、秋の京都を楽しんで頂けましたでしょうか?Sugarの見た紅葉でした*