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現役バンドマンが語る、~シグネチャーモデル PART4~

2021-02-26

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

傷彦 & ホーリー 傷彦 & ホーリー

さ、今日のテーマは「シグネチャーモデル」!

いわゆるアーティストモデルですが・・・もう四回目ですよ?

前回はホーリーの理想のシグネチャーモデルについてだったので。

今回は傷彦モデル再び、ですね。普通のヤツ、でしたっけ?

普通めのヤツ、かな?(笑)

普通「め」(笑)予算はもちろん・・・

無制限!

ですからね、どうぞ遠慮なく。

おう!実は完成予想図を描いてきたんだ。

お。気合はいってますね。早速見てみましょう。

どうかな?

一見普通ですが・・・注釈を読むとだいぶクセが強そうですね・・・

分かるかい・・・。実はツッコミどころ満載のギターなんだが、まずは基本スペックを聴いてくれ。

普通めちゃうんかい、といきなりツッコんでおきます(笑)とりあえず聴いていきましょうか。

まず、ボディはジャズマスターシェイプ。

ですね。意外と普通(笑)

なんだけど、テレキャスターシンラインみたいなセミホロー構造に。

セミホロー?ということは、ボディの中がくりぬいてある中空構造?ではこのFホールもペイントじゃなくて・・・

そう、本当に穴を開ける。

なるほど。

生音が大きいといいな、っていう理由と出来るだけ軽くしたい、っていう理由です。

あぁ、アコギほどではなくても多少は生音大きくなりますもんね。しかし、生音使うことあります?

生配信で大きい音出せない時、とかだね。あとは曲作りの時。

なるほど。それなら納得ですね。となるとボディ材は?

ギブソンのセミアコなんかだとラミネートメイプルみたいだから、そうしようかな。ネックはメイプル、なんだけど、

なんだけど?イラストで何か書いてますね?

そうそう。ネックというか指板には工夫があってさ。

何です?

1から11フレットまではローズ指板で、12フレット以降はメイプル指板!

そりゃまた・・・個性的な。

この仕様は見たことないでしょ。

実際作れるのかな~?

どうなんだろう・・・。昔、ベースで1,2弦の指板と3,4弦の指板が違う、なんてのは見たことあるけどね。

あ、まさにそれ。そのベース一時期使ってました!大学生の頃にメインで。

すごい!(笑)

一時期ありましたけど・・・いつの間にか無くなってましたね(苦笑)あれは、指板のキャラをそれぞれ低音側と高音側に合わせて、みたいなコンセプトだったような・・・メイプル指板の方が音の立ち上がりが良いとか言いますもんね。

うん。なのでこのギターは高い音のフレーズはギラっと、ローコードを弾く時はどっしりと・・・すると良いな。

そういう狙いですよね。でもそれだと、境目でコードやフレーズ弾くときに音のキャラがややこしくなってきません?

うっ・・・それは置いといて・・・

置いとかれた(笑)

で、ついでに指板ごとにインレイも変えて。

そこまでやりますか。この予想図だと、ローズ指板ではブロックポジション。メイプル指板では・・・

ドット、だね。あ、言い忘れたけどヘッドはリバースヘッドで。

通常とは反対側にペグが付いてるタイプですね。で、そのペグはどうしましょう?

白いプラスチック製のペグがいいな。

ちょっとした拘りですね。ボディカラーは?

ソニックブルー!

ピックガードは白ですね。さわやか。コントロール類は?

よくぞ聞いてくれました!ここにも一工夫!

というか一癖(笑)

そうそう、強めのな・・・ってオイ!

(笑)で、その強めの癖を教えてください。

ボリュームはツマミじゃなくてスライダー、というか・・・

フェーダー?ミキサーとかに付いてるようなヤツですね。

うん。それをボディサイドに。

ボディサイドに?これは珍しい・・・というか、見たことないなぁ。

ボディサイドにはさらにチューナーを。僕が持ってるアコギにはここにチューナーがあって便利なんだよね。

アコギでは一般的ですよね。エレキでは昔、山本恭司さんのシグネチャーに搭載されてた気が。あれ、憧れたなぁ。

そうだったね!YAMAHAの!

でもボディサイドは曲線だからフェーダーは載せづらいでしょ。

アコギにはVolフェーダーもEQフェーダーも載ってたりするけど、かなり小さいもんね?

ですよねえ。

でもコレはなるべく大きなフェーダーを載せたいなあ・・・

ま、ビルダーさんに相談していただいて。他のコントロールは?

1トーンツマミ、5ウェイのPUセレクタースイッチ。あ、ピックアップは通常のジャズマスター用のを二基と、センターにはEuphorealのペイズリー柄のシングルコイルを。

センターだけ柄モノですか。クセ強いなぁ(笑)

うん。それとアウトプットにも一工夫。

一癖。

く・ふ・う!

もう、無くて七癖の七癖くらいいってるから充分でしょう?(笑)

工夫だってば!(笑)アウトはふたつあって、ひとつは通常のフォンシールドが挿せる。

はい。

もうひとつはキャノンシールドが挿せる。

マイクに使うようなやつですね。

そうそう、カチッと言って外れにくいのでは、と。

そうかもしれませんけど、一般化してないということは・・・

そういうことですよね、察します(笑)

あと、さっきのチューナー搭載エレキや、フェーダー搭載や、指板切り替えも一般化してないということは・・・

察します!(笑)でも絶対便利で実用的だと思うんだよな~。

まあ、全体的にビルダーさんに相談で(笑)

叶えてみせる!だって予算は・・・?

無制限!

でもコレ、架空じゃなくて実際に知り合いのビルダーにこのイラスト見せてみようかな。

実現可能かどうか、ですね。

特に指板が。

ですね・・・でも、アルフィーの高見沢さんとか見てると出来ない事など無い気がしてきますね(笑)予算無制限だし。

いや~今回も楽しい妄想だった!次回はホーリーのシグネチャーモデルVol.3、フレットレスversionかな!?予算無制限、いや制限レスでね!

うまい!

ではまたお会いしましょう、そう、すべては?

愛ゆえに!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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傷彦 & ホーリー

一風変わったギター・ベース・エフェクターを愛する二人の現役バンドマンの対談形式でお送りしていきます。

傷彦(kizuhiko) 最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダー。
website www.thecaptains.jp
twitter https://twitter.com/captains_kizu

ホーリー(horry) ナショヲナル、らいむらいと、Sバのベーシスト。
website www.nacional.jp
twitter https://twitter.com/headless_bass

 
 
 
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