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意外と違うテールピース

2016-08-16

Theme:Guitars

FENDER/ストラトキャスターと並びエレキギターの王道とされるGIBSONのレスポール。
発売は1952年、ピックアップ等のハードパーツの仕様変更から、大幅なボディシェイプの変更等、様々な歴史を刻みながら60年以上愛され続けているモデルです。
ギターのパーツと言えばピックアップを出力の異なるモデルへ交換したり、ペグをロックモデルに交換したり等、ブリッジを交換するという事はマニアなユーザーでない限りあまりポピュラーでは有りませんでした。
今回はそんな意外と注目されていないテールピースについてお話します。

テールピースについてと言われても様々なメーカーがある、形もそんなに変わらないし、何が違うのかと思われる方も多いかと思います。実はこんな違いがあります。
現行のシリーズや80-90年台のリイシューモデル、スタンダードモデルには亜鉛をダイキャストで仕上げ、重量が重めのテールピースが広く使われています。
この下のモデルがそうですね。

GIBSON / PTTP-015

一方ビンテージや近年のCustom Shop製Historic Collectionにはアルミを用いた重量の軽いテールピースが採用されています。

GIBSON / PTTP-060

それぞれの材質の利点については、亜鉛ダイキャストはサスティーンが長くなり、安定したニュアンスを得やすく、低域の効いたサウンドになります。
ピッキングのニュアンスがまとまりやすく、刻むようなピッキングが多いロックな演奏をするギタリストにはこちらの亜鉛ダイキャストの方がお勧めかもしれません。
アルミは自然な長さのサスティーンで音のメリハリがよく、サウンドにニュアンスがつけやすく感じます。
特にプレーン弦の艶のあるキラキラした高音弦のサウンドはこのアルミ材質特有の音で、まさにブルースやジャズへぴったりなサウンドでしょう。
さらにテールピースを支えるスタッドボルトも年代によりスチールとブラス等異なる材質が使われており、テールピースと合わせて交換するのも効果的で自分好みのサウンドを見つける良いきっかけになるかもしれません。

Iwaya

バンド活動でドラムを叩きながら、ESPミュージカルアカデミーでギタークラフトを学び、卒業後サンドハウスへ入社、ギターからドラムまで楽器の事なら幅広く話ができます。気になるパーツや機材はとりあえず買って試してみるタイプ、気が付けば某オークションサイトやフリマサイトを物色しています。GIBSONのSGとnature soundのエフェクターが大好きです。

GIBSON / PTTP-015

GIBSON

PTTP-015

¥6,980(incl. tax)

ストップバーアッセンブリー、ニッケル

ブログ有り

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