最初に、本稿に政治的な思いは絡んでいないことを前置きしておきます。あくまで日本を大好きな日本人として、そして世界の平和を願う一人の人間として、考えをストレートに綴ります。今日、世界中を見渡しても日本ほど平和な国はありません。外国の方々が日本を訪れると、誰もが「日本は素晴らしい」、「日本人はみんな優しい!」と言います。日本は、世界の国々の中で最も安全な国であり、お互いにいたわる心をもつ良心的な国です。むしろ日本人は、平和ボケしていることが問題かもしれません。そんな素晴らしい日本という国が、隣国である中国との間で緊張感が高まっていることを危惧しています。
まず、現実を振り返ってみましょう。そもそも日本が中国と戦争することはありえません。日本は戦争を放棄した国であり、平和を愛する民だからです。隣国のロシアと戦争することもありえません。軍備に劣る日本は戦争をしても負けるに決まっていますし、争う理由がないからです。昨今の海外における戦争を顧みても、例えばドローンの活用を見ても明らかなように、今の日本は1千機のドローンに攻撃されるだけで国家全体が壊滅するほど無防備です。ドローンをすべて撃ち落とすノウハウがないだけでなく、宇宙空間からレーザーで撃退するという技術も未だにできていません。イスラエルが誇るアイアンドームのような防空体制さえ、日本にはないのです。
でも、安心してください。日本が中国と戦争することはないからです。何故なら今日、旅行者も含めて100万人ほどの中国の人々が日本国内に居住しているからです。その数は日増しに増えており、数十年後には数百万人になるとも囁かれています。それほど、中国の方々は、日本が大好きなようです!日本の人口減少が著しい最中、中国からの投資をほぼ無制限で受け入れている日本では、必然的にお隣の中国から住みやすい日本に移住者が増えてくるのは当然のことなのです。10人に1人は中国人という時代が目前に迫っています。それだけ多くの中国の方々が幸せに暮らしている日本ですから、互いにリスペクトする環境にあるのです。
確かに日本人の目から見たら、昨今の中国による政策は受け入れ難い案件が多いのも事実です。外交政策にせよ、東シナ海の問題にせよ、台湾周辺の軍事演習にせよ、日本人にとっては理解に苦しむことが多々あります。しかしながら、それぞれお国の事情というものがあり、仕方ないというのが本音ではないでしょうか。中国が置かれている国際情勢は日本と異なり、アジア大陸内で国境を有しているのです。つまり国の周りには他の国々が存在するのです。それ故、たとえ中国は世界屈指の大国であっても国境は常に緊張感に包まれています。また、さまざまな民族が中国では共存しているため、国家を統制するのは至難の業に見えます。よって、それぞれお国の事情があるのかと思って、目をつぶるしかないような事例も多いのではないでしょうか。
異論は多々あるにせよ、3つの「そもそも」に注目しました。そもそも、日本という国は、古代、アジア大陸からの渡来者によって歴史が塗り替えられてきました。そして弥生時代に100万人以上もの大勢の民が大陸から日本に渡ってきています。その多くは中国からの渡来者であり、中国で教育を受けた識者らが古代日本文化の礎を築いたことに違いはありません。だからこそ古代、日本では中国語が併用して用いられ、識者らは漢文、すなわち中国語で文面のやりとりをしていたのです。そして歴史に登場する多くの古代著名人の多くは実は、中国の出自であることがわかっています。つまるところ、日本のルーツに中国は深く絡んでいるのです。それを大声で語れない日本の教育諸事情は理解できますが、いずれにせよ中国は親戚のような国であり、日本のルーツに関わる大切な国です。よってお互いに心からリスペクトし合い、いつまでも仲良くするべきなのです。
また、そもそも日本は敗戦国であるということを忘れてはなりません。戦後、日本はアメリカの占領下に置かれ、有無を問わずアメリカ主導の教育を受けてきました。昭和の時代、テレビ番組は戦争モノが多く、コンバット、ギャラントマンなどの米国製人気番組では、いつもドイツが悪者、アメリカが戦勝国というテーマで、日本人は子どもから大人まで連日、テレビを見てきました。そして例えば、子どもも大人も米国仕込みの野球を楽しむことを教わり、いつしか野球は日本のスポーツ文化の根幹になり、誰もがアメリカを好きになったのです。しかしながらあれほどまでドイツが悪者にされていた時代があったにも関わらず、半世紀以上経った今、ドイツと日本はとても仲良しであり、信頼の絆は深く結ばれています。時が経てば、昔の苦い思い出は消え去り、本来あるべき姿に戻るのです。
中国では昨今でも反日の戦争映画が放映されています。その中で、日本は当然のことながら悪者となり、中国が勝者として映し出されています。実際に日本はどんなお国の事情があったにせよ隣国に多大なる被害を与えたのですから、その痛ましい歴史は拭い去ることはできません。よって、国の方針として日本が悪者になる映画が流通するのもやむを得ず、それはドイツが悪者になっているテレビ番組を日本人が長年見てきたのと同じことです。そして時間が経てば歴史の汚点は忘れられ、今日の日本とドイツのように、反日感情は一過性のものとなり、日本と中国も仲良くなるはずです。お互いのリスペクトがあれば、大丈夫です!
3番目の「そもそも」は日本の人口が急減し、500年後に日本人の数は限りなくゼロに近づくと言われていることです。だから戦争によって人口をさらに減らすことなどあってはならないのです。出生率がどんどん下がり、今世紀中には人口が半減してしまうようなトレンドを目の当たりにし、しかも大きな災害が待ち受けている昨今の世情を鑑みるならば、人の命を大切にしなければならないことは火を見るより明らかです。国家が5世紀後に消滅する危機を迎えている今、戦争に関わる話など論外です。日本の未来は中国と仲良く共存することが大切であることを改めて認識し、時代の流れを注視する必要に迫られています。
最後に、昨今の急速なAI技術の進化により、世界の人々がAIに依存する時代が到来したことに注視する必要があります。日本人も世界の例にもれず、AIに頼る時代に突入したのです。そしてもうすぐ、AIによって世界中の人民が支配される時がきます。それは良きにせよ悪しきにせよ、世界が統一されることを意味し、戦争がなくなる世界になるのです。同時にAIの判断により、その規律に従えない民は抹消されていくことをも意味しているのではないでしょうか。限られたリソースの中で、AIはエネルギーや食糧を含め、誰に何を与え、誰がどう使うかまで支配するようになると考えられます。そしてAIは自ら必要とするエネルギーを最優先するため、残りのエネルギーの配分が、人々の生活水準の要となるのです。
そのようなAIが世界を支配する時代を目前にして、大切な隣国と緊張感をもたらすようなことがあってはならないでしょう。茶目っ気のある高市総理ですから、たとえ失言であったにせよ、ここはうまくかわすことができるはずです。総理が語るべきメッセージの一例を書いてみました。是非、検討していただきたいものです。
(中国、及び国際社会へのメッセージ)
「ほんとに誤解を招くような発言でごめんなさい!(ニコ!)日本には現在100万人ほどの中国からの滞在者がおり、みなさん、日本が大好きと聞いております。ほんとうにありがたい話です。先日の私の発言ですが、そもそも日本は敗戦国で、アメリカの占領下、教育を受け、アメリカと二人三脚で国を立て直してきたので、アメリカには義理があり、アメリカに協力する責務があるのです。しかし日本のルーツには古代、中国が大きく絡んでおり、言ってみれば兄弟国のような存在です。中国は隣に住む親戚、アメリカは遠くに住むお世話になった先生のような存在です。とするならば日本にとって、アメリカと中国は、どちらも大切な友好国なのです。だからこそ2国間でトラブルにならないように祈っています。それが私の発言の趣旨でした。戦争は絶対にいけません。これをもって、私の失言に対する答弁とさせていただきます」









