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やってよかったストラトキャスターのパーツ交換

2021-09-30

Theme:sound&person

ギター歴28年のおじさんギタリストです。
この年齢になると所持してきたギターは数知れず…と言いたいところですが、実は28年間できちんと所持したエレキギターは2本だけです。
しかもどっちもストラト。

これだけ長い間同じギターを使い続けてきたので、リペア箇所やパーツ交換は相当な回数になります。
ということで今回はパーツ交換経験豊富な著者が、これまでにやってみてよかったと感じている交換箇所をご紹介します。

■ ペグ交換

安価なギターだけど思い入れがあるから長く使いたい、と考えているギターをお持ちの方に真っ先におすすめしたい交換パーツです。

最近の低価格帯ギター、特に国内メーカーのものはクオリティも高いですが、チューニングはまだまだ弱い商品が多いです。
手に入りやすい値段で提供するためにはパーツでコスト削減しないとならないので仕方ないですよね。
しかし、メインで使用するギターならチューニングの安定はゆずれません。
ギターはただでさえチューニングが安定しない楽器なので、一番影響があるペグを交換してしまいましょう。

本格的にチューニングを安定させようと思ったらフロイドローズに加工するのが一番ですが、費用もかかりますし、弦交換が大変になります。

さすがにそこまでしたくないと考えた著者が交換したペグの中で一番のお気に入りは、ゴトー社のマグナムロックというロック式ペグです。

GOTOH ( ゴトー ) / SG381-MGT-07-L3R3-Chrome

ストラトの木材を加工することなく取り付けができ、チューニングがかなり安定します。
ペグが弦をロックしてくれるおかげで狂いが激減しますし、弦をほとんど巻かなくていいので弦交換がラクチンになるという副次効果もあります。

激しいアーミングをするとさすがに少し狂いますが、これを装着してもすぐに狂うということであればブリッジなど別な場所に問題があると考えましょう。

■ ナット交換

まずプラスチックのナットがついている場合は早急に変えましょう。
寿命が短いのでギターを長く使おうと思ったら適しません。

一般的にはストラトには牛骨が使われますし、ストラト以外でも牛骨ナットは多くのギターで採用されているので無難なものを求める人は牛骨を選んでおけば間違いないでしょう。

著者も牛骨を使用してきましたが、途中でブラスナット(真鍮)に交換しました。
5円玉に使われている素材ですね。

ブラスナットはナットの中でも珍しい金属製で、サスティンが伸びたり開放弦の響きがよくなったりという利点があります。
ストラトはあまりサスティンがよくないのでもっと音が伸びて欲しいという人にはピッタリです。
金属製ナットだからといって音がキンキンすることもありません。
注意点としては金属なので加工代が少し高くつきます。
→ ブラス ナット 一覧

■ ハイパスコンデンサーを付ける

純粋にボリュームだけを上げ下げしたいなら足元のボリュームペダルを使うのが一般的です。
ギター本体のボリュームを下げると音がこもってしまうからですね。
このこもりを少なくしてくれるのがボリュームポッドに取り付けるハイパスコンデンサーです。

著者のギターには取り付けてありますが、いいことばかりではないので全員におすすめできるものではありません。

もうすでにピンときている人も多いと思いますが、ハイパスコンデンサーを付けるとボリューム操作での音質変化を楽しめなくなってしまうからです。
ピッキングの強弱や指弾きなどだけでニュアンスの変化を付けたプレイをする人にのみおすすめできます。

ちなみにこのハイパスコンデンサーですが、装着後にスイッチ付きポッドを利用して切り替え式にすることもできます。
1台のストラトでなんでもやってしまいたい人はつけておくと便利な機能ですね。
→ ハイパスコンデンサー 一覧

■ スプリングの本数と材質

ストラトサウンドを作り出している大きな要素の一つにトレモロユニットがあります。
これをあまりいじったことがない人はスプリングの調整に挑戦してみてください。

加工の必要もなく簡単、なおかつスプリングそのものが安いので気軽に本数を変えたり交換したりできます。

基本は3本がけで、ストレートにかけるか両端をハの字にかけるかでも音抜けは変わってきます。

アームを多用する人は2本でハの字にすると軽くなるので扱いやすいですが、チューニングの安定性は落ちます。
先に紹介したロック式ペグなどを併用するか、ジミヘン先生のように弾きながらチューニングしていくしかありません。

逆にあまりアーミングをしないという人は5本全て張ってユニットをボディベタ付けしてしまうという方法もアリです。
5本張る時はESP ( イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS Type-1などの5本張ることを想定した張力が弱めの商品がおすすめです。

ESP ( イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS Type-1

ちなみに著者のストラトはアームを使う3本がけと、アームを使わない5本がけにして使い分けています。
→ トレモロ スプリング 一覧

■ ピックガード

最後にピックガードの交換です。 アノダイズド素材など音質やノイズに影響するピックガード素材もありますが、なんと言っても一番の魅力は簡単にビジュアルを変更できるということです。
ギターはかっこよくなるだけで自分のモチベーションが変わりますからね。

ピックガードは素材だけでなく厚さを変えると音も変わると言われていますが、正直ほとんどの人がよく分からないでしょう。
それよりも気に入ったデザインのピックガードを選ぶ方がメリット大きいです。

ストラトはフェンダーのストラトキャスター以外にもストラトモデルが多いので、ピックガードのデザインもたくさんあり色々な柄やカラーを選ぶことができます。
自分でこだわりの塗装をしてしまう人もいるので、オンリーワンを求める人は挑戦してみてください。
→ ギター用ピックガード 一覧

■ まとめ

色んなギターを弾いてみたい気持ち、欲しくなる気持ちはわかりますが、手元にあるギターを可愛がってあげることも忘れないでください。
特にストラトはいじってなんぼの楽しい楽器です。
交換できるパーツもここで紹介した以外にたくさんあるので、興味がある人は調べてみてください。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら

Kyo

TUBEのギタリスト、春畑道哉先生を敬愛するおっさんギタリストです。 息子たちも楽器を嗜むので子育て的な観点での記事も書いていきたいと思います。
YOUTUBE https://www.youtube.com/channel/UCnOf2xDJqVutdV59aA83t5wo

ESP / TREMOLO TONE SPRINGS Type-1

ESP

TREMOLO TONE SPRINGS Type-1

¥2,200(incl. tax)

Tremolo tone spring, set of 5

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ブログ有り

在庫あり

Qty

GOTOH / SG381-MGT-07-L3R3-Chrome

GOTOH

SG381-MGT-07-L3R3-Chrome

¥9,280(incl. tax)

Guitar pegs, SG381 MG-T, 07 button, 3-to-3, gear ratio 1:16, chrome

Rating00000

ブログ有り

約3ヶ月

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