
長いギター人生の中で、TS系と呼ばれる歪みペダルを何度売って何度買い直したか分からない。
あの緑色の魔性の箱は、ギタリストにとって一種の宿命のような存在だ。
魂の叫びを咽び泣くチョーキングにするため、ヘヴィメタルの壁の隙間を埋めるため、さらにはベースの倍音付加にまで使われるなど、今やなくてはならないエフェクターの一つ。
今回試したWARM AUDIOのTube Squealerは、そうしたTSマニアの拘りやバリエーションを1台で網羅する夢の仕様を備えている。
ピックアップ・ボイシング・セレクターは非常に実用的。
今回はシングルモードで使用したが、このスイッチ一つで音色変化はかなり大きい。
電圧ブーストONではヘッドルームに余裕が生まれ、一段階ジェントルで高級な質感に変化。
さらにクリーンミックスの効きが非常に綺麗。
TS特有のクリーンブレンド感を細かくコントロールできるのは、最近の歪み選びではかなり重要なポイントだと感じている。
今回は普段の仕事でもお世話になっているレコーディングスタジオ「ガンボスタジオ」にて試奏を行い3つのボイシングを分けて収録した。
セッティング
Fenderストラトキャスター(センターPU)→ Tube Squealer → Fender Twin Reverb。
ピックアップ・ボイシングはシングルモード、電圧ブーストON、Drive1時/Level12時/Tone12時/Clean Mix9時で収録した。


TS808
ヴィンテージライクで少し不揃いな感じも含めて魅力的。
TS9
最も耳馴染みがあり、多くの人がイメージするTS。
TS10
優等生で、各ツマミの恩恵を最も受けやすい印象。
とはいえギタリストの拘りというのは恐ろしく、この沼は、リスナーからして大きな変化とは感じないであろうことも事実である。
特にこの3種のモードの違いは耳よりも引き手の指先に作用する。
何を弾くか、どう弾くか、それらにとても作用するペダルだと思う。
総評
TSの歴史的魅力と、現代的な実用性の両立。
歪みのファーストチョイスに値する、最新にして究極系のTSだと感じた。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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